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書籍

ネレタイのメモ

急いでこれを記し、この混乱がもっと落ち着いてから、個人的なメモに書き写さなければ。だから記録のため、またこれを見ている何者かのために言っておくと、これはネレタイの論文よ。取り除いたり、置き間違えたりしないこと。

ゾリンとの最初の遠征の間、彼について特筆すべきことはほとんどなかった。彼の種族からすれば標準的な姿。私より少し背が低いかもしれないけど、今見たものに比べれば注目すべきことは何もない。我々の野営地に彼が襲撃してきた時、前回会った時に比べて彼の体格が倍になっていることに気づいた。原因は何だろう? 彼が他にも名のある強力な物品を収集しているのは間違いない。そうした物品に身をさらしたことで、彼は肥大化した自分のエゴにも匹敵するほど背を伸ばしたのかもしれない。
それ以外に理由があるとすれば、アルケインの結び目を手に入れるための要塞遠征に何度も失敗する合間に、ゾリンは結び目の力によって歪められ、結果的に大きくなったのだろうか。私はルーセント・クリスタル自体の影響かと思ったけど、あれはファーグレイブで一般的に使われているし、あそこのデイドラが法外に巨大化したという話は聞いていない。

この事態の展開を書き記し、ケシャルゴの野営地の者が要塞に入った時より大きくなって出てくるかどうか確かめたい。生還して旅を続けられる者がいれば。今でさえ、彼らは怯えて不平を述べている。大混乱よ。負傷者の誰かが力尽きるまで待つ間、無のアルカの様子を見に行こう。ゾリンの戦いが私のプロトタイプを破壊したら、私は彼を探しに行くことになるかもしれない。

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