ついにやってのけた。信じられない! 私は正式にランプ騎士団の騎士になった! これから私は信奉者として、私なりの方法で魔術師ギルドに奉仕することになる。もちろん、父は私が教室の達人たちと一緒にいることを望んだだろうけど、私はいつも魔術より剣のほうが理解しやすいと思っていた。
もう最初の任務を受け取った。達人の小さなグループに付き添って、明日の夜明けにアイレイドの遺跡へ行く。特別なことは起きないだろう。彼らは建物の入口付近でルーンを調査するだけだ。そんなに危険だとは思えない。
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どうやらギルドはまだ、私だけで達人たちを守れると信じてくれてはいないようだ。今回の旅にはもう一人信奉者が来る。ラーレンというダークエルフだ。彼は私と比べてそれほど経験豊かなわけではなく、私より一つ階級が上な程度だ。広い目で見れば、私たちは二人ともまだひよっこだろう。
少なくとも、彼はこのグループの魔術師たちより話しやすい相手だ。私が以前は彼らの仲間だったせいかもしれないが、魔術師は私たちの存在を余分だと感じているのがわかる。魔術があれば十分だと。確かに、何かがあれば彼らの大半は自分の身を守れるだろうけど、マジカは枯渇する。私は剣を振る力さえ残っていれば戦える。
目的地が近いようだ。達人たちが活気づき始めているし、足の痛みからするともうかなり道を進んできたはずだ。魔術師たちがルーンか何かを調べている間に、少し休息を取れるといいけど。
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