モルワの呪い

タリア… タリア？ お前か？ ひどく… めまいが…

族長は重体です。恐らく、もうすぐトゥワッカが彼を迎えにくるでしょう

よそ者よ、ここではあなたは歓迎されない。我々のキャンプを訪れてもいいが、族長のテントの近くに留まるな

犬、そして… 犬の子供！ ジャッカルと友！ 剣を高く上げて！ 来い、兄弟よ！ 来て、それから…

私は大丈夫… ただ疲れているだけ。ほかの人の様子を見てきて

立ち上がり、武器を抜くことさえできれば…
オンシのまばゆい刀剣にかけて、私はこのままではなく… 戦って死を迎えたい

ゼェトの涙よ。我らの死者や聖水が… あの〈ウィサード・ハンド〉の犬どもに汚されてから、崇敬できるものを全て失ってしまった

トゥワッカよ、今はまだ… あなたの元には行けません。あと数日いただければ、この手でウィサード・ハンドを両断しましょう

旅人よ、申し訳ないが今は仕事に専念しなければ。部族の多くが私の手当てを必要としているのだ

我が部族は病に苦しんでいます。アシャバーはもう終わりなのでしょうか？

この毒はサソリのように襲い掛かる… 肋骨のすぐ下にね

兄弟が私の元から奪われるのならば、オンシのまばゆい刀剣にかけて、私は世界がこれまで見たことのない血の嵐を〈ウィサード・ハンド〉にもたらすでしょう

彼らが私を止めるまでほんの少し口にしただけだ。水袋の中身を捨てるのだ、旅人よ。ここは危険だ

私が飲むのはそれだけだからさ。妙なことを聞くのだな。一般的に、我々は質素な民なのだ

ふん、アシャバーには多くの敵がいる。我々のことを理解せず、それゆえに恐れている連中だ。そして我々のことを理解している連中は、それ以上に恐れている

…というのはあまり誠実な答えではないかもしれんな。よかろう。死霊術師ならば我々を毒殺したがるだろう。我々は奴らを殺しているからな

このねじくれた脚にターヴァの呪いを！ もう少しで間に合ったのに
遅すぎたんだ

ここにいる者の多くは手の施しようがありません。できることは安静に看取るだけ。砂に落ちた水のようにです、旅人よ

水に倒されるとは… オンシよ、お許しを