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書籍

癒し手ロスレンの日記

<11日前>
今日、数人の患者が異様に疲労し、休ませても具合が悪いようだった。妙なことに、彼らは全員悪い夢を見たと言っていた。

<7日前>
明らかに何かがおかしい。今ではほぼ半分の患者が疲労と不安に苦しんでいるし、恐ろしい悪夢についての報告が頻発している。感染性の熱病の一種? それとも何か別のもの? これと似たものを以前に見たことがある。どこで見たのだろう?

この謎の病に酷く苦しんでいたノルドの兵士が今、行方不明になっている。自分を傷つけたのではないかと心配だ。

<5日前>
さらに2人の患者が行方不明になっているが、状況がわかった気がする。この兵士たちは吸血症の初期症状を発しているのだ! 症状は軽いが、不眠症や倦怠感、恐怖の感情や怯えやすさなど、すべてが一致する。でもこの邸宅に吸血鬼はいない。それは間違いない。

アレクシス・ヴィラレインは納得していない。彼は身体的な症状が単なる睡眠不足であり、その原因は患者たちの恐ろしい戦争体験にあると信じている。彼はベッドで休ませろと指示している。

<4日前>
アレクシスには早くここで起きていることを認めてもらいたい。吸血症の初期段階の症状を緩和する霊薬を少量用意してみる。これが効くかどうか確かめよう。

行方不明の患者は今や7人になっている。

<2日前>
思ったとおり! 抗吸血症薬は私が処方した患者たちを即座に落ち着かせた。しかし、病気は治っていないと思う。新鮮な材料を使ってもっと強力な薬を作らなければ。必要なものの大部分はここで手に入るが、解毒剤を作るにはハーピーの羽根が必要だ。幸運なことに、ハーピーの群れが邸宅の西にある丘に住んでいる。夜が明けたらすぐに出発しよう。

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