キャラクター特集とは、ESOの新コンテンツが配信される際に、新たに登場するキャラクターを紹介する為の、ESOの公式サイトで公開されているページです。
ステファン・モーナード卿は「ガレン(ファイアソング)」に登場するキャラクターです。
シストレス諸島のエリア・デュフォート女公爵へ
あなたのご要望通り、ステファン・モーナード卿に関する徹底的な調査を行いました。ハイ・アイルにおける最近の騒乱や、デュフォート家とモーナード家の間で緊張状態が続いていることを考えれば、懸念を抱くあなたの心中はお察しいたします。両家は何世代にもわたって対立を続けていますが、レオナード・モーナード伯爵と彼の臣下から寄せられている反感は、上級王エメリックが彼の父から公爵の地位を剝奪し、お亡くなりになられたあなたの父に与えたことに端を発しているのです。そのため、伯爵は遺産を失ったことに対して強い恨みを抱いており、それは今後も変わらないでしょう。
しかしながら、シストレス諸島を悩ませている最近の問題に、モーナード家が何らかの形で関与しているという決定的な証拠は見つかっておりません。むしろ伯爵と彼の息子は、自分たちのガレン島が問題に直面しているにもかかわらず、できる限りの支援を行ってくれているのが事実です。そこで、この手紙の真の目的である伯爵の息子、ステファン・モーナード卿に対する私の意見を述べたいと思います。あなたが何度も仰ったように、ステファン卿は信じ難いほどに素晴らしい人物です。しかしそれは、単なる見せかけなのでしょうか?私が調査した結果を詳しく説明させてください。
ステファン卿は、モーナード家の騎士団長の従者として仕えたことを機に、成人を迎えた後で現在の地位と騎士の称号を獲得しました。その最大の理由は、ブロークンパスの戦いで他の騎士と従者の小隊とともにドレッドセイルの集団による襲撃から商人のキャラバンを救い、勇敢で有能な戦士であることを証明したためでした。その際、若き従者だったステファンはシーエルフの海賊2人を退治し、他の3人を追い払って商人の娘を救い、残された商品を守りました。その勇気と手腕が評価されて従者から騎士に昇格した彼は、現在もモーナード家の一員として誇りを持って奉仕しています。興味深いことに、彼は男爵、あるいはモーナード家の後継者としての地位をほとんど表に出すことはなく、自分は騎士だと名乗る傾向があります。彼は貴族としての肩書きを明かさずに、騎士としての地位のみを公表しているのです。
しかし、ステファン卿が受けた教育は、騎士や貴族の子息に与えられる一般的な学校教育の枠を超えています。まだ若かりし頃、母親が亡くなる前に、彼は彼女によってこの島のドルイドに対する強い好奇心を植え付けられました。母の死後、その魅力に取り付かれたステファンは、ドルイドの志願者たちとともに何年も修行を積み、モーナード城に戻りました。とりわけドルイド・ローレルとは親交が深く、アークドルイド・ラーヴァルのことは師匠と仰いでいます。騎士道のみでなく、ドルイドとの交流によって智を得たステファン卿は、父である伯爵よりもずっと寛大で、進歩的な独自の世界観を持つようになったと思われます。ステファン卿は、個人的な名誉を重んじる勇敢な魔法騎士であることを常に証明しています。彼は、モーナード家のあまり芳しくない取引のいくつかに不安を感じ、一家の活動と評判を高めようとしていますが、父親はそれに不満を抱いているようです。そんな彼も、衝動的で無鉄砲な部分を持ち合わせており、危険を顧みずに剣と盾を手にし、他の騎士たちとともに地方を守るために駆けつけることもあるのです。彼の父親は、ステファンが唯一の後継者であることを不服と感じているようですが、だからといって息子が自分の心に従うことを実際に禁じたことはありません。つまり、ステファン卿は大胆ではありますが、決して愚かな人物ではなく、その勇気と剣の腕前でいつも乗り切っているようです。
対照的な2つの方法で教育を受けたステファン卿ですが、彼が行動力のある人物だということに間違いはありません。また、彼は父親以上に自分自身への期待が大きく、一族の重荷を背負っているのではないかと推測しています。言い換れば、「ブレトンであることの意義」という昔からの問いに苦悩しているように思えます。ドルイド教と騎士道に深く傾倒しているのは、そのすべてに意味を見出そうとする彼の姿勢の表れなのかもしれません。あるいは、若きステファン卿の姿を目にした私が、勝手な考察を加えているだけなのかもしれません。
ところで、何故突如モーナード伯爵の息子に関心を持たれたのでしょうか?シストレスの2つの有力な一族間に生まれた溝を修復するために、何か壮大な計画でもお持ちなのでしょうか?それとも、いつかご自身の一族の最強の宿敵を支配する人物に興味があるだけなのでしょうか?あなたが言いたいことは承知しています。「口出しせずに好きにさせて、騎士団長。」と仰るのが、まるで聞こえてくるかのようです。
結論としては、ステファン・モーナード卿からは何の脅威や欺瞞も感じられません。彼は印象通りのまさに立派な人物であり、ドルイドと魔法騎士としての訓練を経て、故郷と島のために最善を尽くそうとしているのです。
デュフォート家とシストレス公国のため
ジョーベル騎士団長
キャラクター特集 ー ステファン・モーナード卿
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