キャラクター特集とは、ESOの新コンテンツが配信される際に、新たに登場するキャラクターを紹介する為の、ESOの公式サイトで公開されているページです。
サイ・サハーンは「南エルスウェア」に登場するキャラクターです。
サイ・サハーン
アブナー・サルンの日記より
私が現在行っている、カールグロンティードという名のドラゴンの倒し方を導き出すための研究は、最も謎に包まれたカジートの伝説を徹底的に調べ上げるところから始まった。
私は、ラウル・ハからトルヴァルまで旅をして、各地の蔵書庫を浚い、神話の英雄であるクンザ・リに関連するすべての物語を聞くため、月の歌い手に付いて回った。
その旅で収集した物語を通して、私は古代ドラゴンの隠された歴史を解き明かし、クンザ・リの目的や彼が使っている可能性のある隠れ家を明らかにできることを願った。
そして研究により、すべての答えが南エルスウェアにあるのではないかと考え始めた時、私の情報源であるスパイや人脈を通して、ある情報が古い友人から届いた。
どうやらサイ・サハーンは生きていて、ペレタインで活動しているらしい!サイ・サハーン…もう長い間あの髭マンモスを思い返すことすらしていない。
かつてはヴァレン・アクィラリオス皇帝に仕えた仲間だったが、それも随分と昔の事のように思える。
私がサイ・サハーンと初めて出会った時、彼はすでに熟練の戦士として知られていた。
レッドガードの貴族である彼は、帝国のドラゴンガードを率いる程の実力を持つ剣の達人だっだのだ。
しかし、ドラゴンガードを率いる以前は何をしていたんだ?
どうしたらサイ・サハーンを最大限に利用できるかを考えるには、古い記憶を掘り起こす必要がありそうだ。揺るぎない精神を持ち、決して失敗に屈することがないサイ・サハーンは、何よりも責務と献身を重んじている。
そして、目上の人たちにも忠実に仕えてきた。
だから私たちはとても気が合うのだろう。
彼は、冷静で落ち着いた雰囲気を醸し出しているが、あごひげの裏側では怒りと共に今にも溢れ出しそうな殺気が、屈強な身体から解放される日を待ちわびている。
そして、その抑制された破壊的衝動を、白熱した戦闘の中で自由に解き放つことで、サイ・サハーンは生を感じることができるのだ。
しかし、そんな彼には穏やかな面もあった。
半巨人のリリス・ティタンボーンが彼と接すると、その一面は露になる。
サイ・サハーンは、彼女を「雪のリリー」と呼ぶのだ。
実に不快である。
だが確かに彼女の美貌は、サイ・サハーンの中で渦巻く破滅の嵐を静めることができるのではないかと思わせる程であった。そんなサイ・サハーンの強靭な肉体はどこで鍛え上げられたのか?
彼は剣の渓谷で古代ヨクダの剣聖の道を学びながら育った。
彼は、師匠であるカスラの元で学びながら、先祖代々の武術の復活を誓ったが、最初の努力は失敗に終わってしまった。
そこで彼は、頭を剃り、大きなあごひげを蓄え、傭兵になったのだ。
そのうち彼は、コロヴィアの軍事指導者であるヴァレン・アクィラリオス皇帝と出会い、ロングハウス帝との戦いに従軍した。
しかし、レヤウィンの解放の戦いの最中に、サイ・サハーンの傭兵たちが彼に背いてしまった。
彼の傭兵たちを買収したレオヴィック皇帝は、伝説の指揮官として名を上げていたサイ・サハーンの首を要求したのだ。
当然その試みは失敗したが、ここから話が少し奇妙な展開を迎える。
サイ・サハーンは、彼に背いた反乱兵とレオヴィックの守備隊を切り裂き、斬った86人分の頭皮とレヤウィン解放の知らせをヴァレンに持ち帰ったそうだ。エルスウェアで猛威を振るっているカールグロンティード率いるドラゴンたちに、どうにか対抗するための戦略を練っている際に分かったことが1つある。
キャラクター特集:サイ・サハーン
それは、持っている戦力をすべて出し切らなければ奴らには勝てないということだ。
サイ・サハーンと再会し、彼の素晴らしい戦闘技術を利用しない手はないと私は考える。
むしろ、利用せずにドラゴンに立ち向かうなど無謀と言えるだろう。
それに彼は、最後に共に過ごした時の出来事を忘れているに違いない。
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