キャラクター特集とは、ESOの新コンテンツが配信される際に、新たに登場するキャラクターを紹介する為の、ESOの公式サイトで公開されているページです。
ドルイド・ローレルは「アーセンルート居留地」に登場するキャラクターです。
ドルイド・ラーヴァルへ
この村で迎え入れるよう依頼された学者について、誤解していたことをお詫びしよう。君からの手紙を受け取った時、私は少々困惑してしまった。ストーンロア森に腰を据える私たちが、ガレンのドルイドに何をしてやれるというのだ?特に君が記していたように、イフェロンに滞在したというのが本当であるならばなおさらだ。ファイアソングがどうなったかを尋ねてみたが、彼女は口を閉ざしたままだった。最後のドルイド王について研究していると説明するだけで、彼女がその詳細を語ることはなかった。だがその点では、私たちが彼女に提供できるものは何もない。知っての通り、当時の記録の多くは失われてしまったのだ。
それでも、君の要望に応えてドルイド・ローレルを迎え入れることにした。彼女を私たちの保管庫に案内し、この村の最年長者にも紹介した。彼女は礼儀正しく興味があるそぶりを見せてはいたが、その関心はすぐさまアンダーグローブに向けられた。
彼女が何故アンダーグローブのことを知っているのかは定かではないが、ドルイドのエスティアンは彼女がエバーグロースを探して岩や根をさまよっているところを見かけた。どうやらエバーグロースと交信したいようだが、私たちの自然の精霊からどのような情報を収集するつもりなのかは見当もつかない。正直なところ、事前に手紙をもらっていなければ、私は彼女を泥棒か厄介者として追い出していただろう。
私のそんな心配はよそに、ドルイド・ローレルが盗みを働いたことは一度もないと明言しておく。彼女の最大の罪は、このコミュニティの若い者たちを前にして大声で罵声を発したことだろう。彼女は頑固で、早熟からくる気性の荒さにより枝の葉を吹き飛ばすような一面もあるのは確かだが、良い面も多く、それは彼女の一挙手一投足から読み取れる。また、ドルイドの生き方に情熱を持っており、「真の道」を支持している。彼女が私たちの信仰の根本原理について話すのを聞くことは、未来の世代のドルイドに対する希望の象徴である。さらに、思いやりを持った彼女は、自分の仕事を中断してでも誰かに手を差し伸べたり、耳を貸したりすることを厭わない。そして最後に、彼女はこの村を訪れる他の多くの者たちよりも協調性があり、私たちの日常に簡単に順応することができた。
実際、のんびりとした性格のドルイド・ローレルには、荒々しい一面もあるが、このコミュニティ内で多くの友人を得ていた。つい先日も、私たちが菜園の手入れをしていると、彼女が後ろからやってきて自ら進んで雑草を抜き始めたのだ。私たちは訪問者が我々の日々の仕事を手伝ってくれるとは期待していない。特に自身の任務が明確に用意されている場合はなおさらだ。しかし、ローレルは本と書字板のページを行き来していると、指の間の土の感触が恋しくなると、明るく言い放ったのだ。そして彼女は日が暮れるまで、私たちと共に働いてくれた。
君の弟子について言えるのは、彼女の行動は予想できないと言うことだ。最初に彼女と顔を合わせた時は愛想がよくて熱心な印象を受けたが、ゴンファローネ湾で貴族に囲まれて教育を受けたと確信できるほどの礼儀正しさも備えていた。しかし、彼女の口調にはどこか冷淡さと鋭さがあり、今回の訪問がうまくいくのか疑問に思うこともあった。しかしそれも終わりに近づき、次に生活を共にするドルイドの集団ついて検討している彼女の姿を見ると、どうしても彼女がいなくなることを悲しく思ってしまう節がある。
要するに、ドルイド・ローレルがストーンロア森を離れる時は皆が悲しむだろうということだ。彼女と過ごした時間は、私たちの日常生活に新しく、興味深い変化をもたらした。「根腐れ」 という言葉がこの土地の言葉として定着したというだけでも、彼女が私たちに与えた影響は多大なものだろう。
敬具
長老カリック
キャラクター特集 ー ドルイド・ローレル
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