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書籍

マーセロクの偵察記録4

イフレよ、我々を守りたまえ! それまで辺りは静まり返っていた! 主力部隊が野営した瞬間、青い腐敗から獣があふれてきた。まるで待ち伏せしていたように! 我々は囲まれた。この悪臭の汚水に捕らわれた。奴らは脱出を試みない限り攻撃してこない

* * *
もう他の者は見えない。姿が見えない。逃げられたのは私のみ。私だけだ。

今でも叫び声が聞える。彼らの中に〈青〉が入り込み、おかしくさせた。攻撃を仕掛けてきたのだ! みんな逃げた。みんな逃げて逃げて逃げたが、今は私しかいない。故郷に帰らなくては。〈緑〉が守ってくれる。〈青〉から守ってくれる。

頼む、私を守ってくれ!

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