書籍

戦場からの手紙:ウィンドヘルム

シェイ・ハルへ

やあ、卵の姉妹。
村の様子はどうだ?
お前はまだ、テーバ・ハツェイのフィールドでは一番か?
リーク・クースはまだマッドクラブを追うハジ・モタみたいに、お前に付きまとってるのか?
本当に故郷が懐かしいよ!

この手紙はウィンドヘルムのコールドムーンという宿で書いている。
雪はたくさんあるし、ここは容赦なく寒い。
ノルドも物語で聞くとおりに大柄で、声もでかいぞ。
だがそれでも、この場所には我々の愛するブラック・マーシュとは全く違う美しさと魅力がある。
まだあちこちにアカヴィリの包囲の爪痕が見えるし、スカルド王の王宮は修理中で閉鎖されているが、人々は荒々しくて親切だ。
サクスリールがあんな風になることはないだろうな。

お前だったら地元の魔術師ギルドのギルドホールを気に入っただろう。
タムリエル中の魔術師が出席していて、その中には見物に来た兵士のために見事な手品を披露する小さなウッドエルフもいたよ。
彼女は私の耳から金色の魚を取り出して見せたんだぞ!
どうやったのかは分からないが、実にうまそうだった(ちなみに、そのことを言ったら彼女は恐れをなしたようだった。ウッドエルフってのは変わってるな)。

俺が一番気に入った場所は、鍛冶場のあるロングハウスだ。
中はすごく暖かくて快適なんだ!
建物の端は両方開かれているのに寒さを感じない。
燃えている火がそれくらい熱いんだよ。

九つの塔に支えられた巨大な壁が、この街を囲んでいる。
攻囲の時に壁の一部が破壊されたことは知っているが、今じゃその痕跡は見られない。
九つの塔はスカイリムの九つの地を代表していて、このことはノルドが我々とほとんど同じくらい象徴に敬意を持っていることを示している。
彼らはいくつもの祭りや祝賀で、壁の上に沿って大規模な競争をやるらしいんだが、俺がいる間にはそういう競技はなかった。

でもここにいる間、地元の珍味を一つ食べてみたよ。
「ウサギのミートボール」と呼ばれているものだ。
どうやら耳が長くて毛の生えた、小さなげっ歯類の肉を使っている。
砕いて様々なハーブとスパイスを混ぜ、小さな球形にして、外はカリカリ、中は暖かく汁気たっぷりになるまで揚げるんだ。
お前はこの描写を読んで、きっと気分が悪くなってるだろう。
俺もそうだった。
でも意外なことに味はよかったぞ。

次の手紙と一緒に送ろうかな。

ガム・ザウ

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