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書籍

大司祭への手紙

第二紀563年、恵雨の月11日

偉大なる目覚めの炎教団の大司祭様

以前はお伝えしなかった真実を把握していただくため、この手紙を書いています。教団内での立場はわきまえておりますのでご安心ください。私はただ、メエルーンズ・デイゴンから直接受けた命令に従って行動してきただけにすぎません。

前回お会いした際、あなたは私の子の父親について質問なさいました。私は床を共にするよう皇帝から命令された衛兵隊長だとお答えしました。あれは嘘です。子の父はモリカル。シロディールの皇帝です。

私はメエルーンズ・デイゴンに従って、モリカルの妻となりました。彼が夢に現れて、皇帝の子をなすよう指示されたからです。彼は、子供の血統の真実を誰にも知らせてはならないともお命じになりました――たとえあなたであっても。

今このことを明かすのは、計画の次の段階が私に示されたからです。私は我が子を養育する役目を担うのです。娘が運命を全うする日が来るまで成長に手を貸し、守っていくべきなのです。

シロディールでの私の仕事は終わりました。今度はデッドライトで見習いたちを管理するよう命じられていますが、ご連絡いただければいつでも向かいます。娘の世話に協力するためなら、全てを投げ捨てるつもりです。

デイゴン卿とロングハウス帝の名において
ディサストリクス・セルディナ

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