書籍

看守からの手紙

親愛なるヤトレラへ

我が愛しき姉妹よ。調子はどうだ?
王を自称する大口叩きに良い印象を与えようと相変わらず頑張っているのか?
お前が自分は幸せだ、ホーカーを愛していると言うのは分かっているが、彼をどう見ているのかが分からない。
クログが我が族長の盾を磨くことはできなかったし、彼もそう思っているのは確かだ。
少なくとも、お前も以前はそう思っていた。

どのみち、私は今もファルンの牢獄を守っている。
この単純な案がクランの利益の中心になるとはずいぶんな驚きだ。
族長が雇ったブレトンの職人が巨大な施設を作ったのが明らかになったならば、周辺の全クランに対して、牢獄サービスの提供を申し出るのは当然の成り行きだ。
どんなクランでも、好ましくない者を追放したり、公然と殺したりせずに投獄を望めば、ファルンの牢獄の一角を借りられる。
お前の自称王様が、その半分でも優れた案を思いつくことはありえん!

ここではあらゆる種類の者がいる。
私は殺人者、盗賊、殺し屋、暗殺者を監視している、彼らは、精神錯乱者と悪党が興味深い具合に融合している。
とてもおとなしく礼儀正しいオークの女さえいて、1度も面倒を起こしたことがない。
だが彼女が一番怖い。彼女には絶対に背中を向けないことにしている!

上の要塞で、ちょっとした騒ぎが起きているようだ。
状況を確かめに行った方がいいだろう。
ああ、それとヤトレラ、お前が戯れるのが好きだったシロクマのぬいぐるみはまだ持っている。
送ってほしいか? はは!
危険でしぶといというお前の評判がきっとガタ落ちするな。
ホーカーの盾夫人の一員になる可能性が台無しになりかねない。
ふむ。考えてみれば、いい案だ。
次のオルシニウム行きのキャラバンに託して送ろう。

お前の兄弟、
ロアゴス

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