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書籍

クラグローンのラミア

セオデリック・ペロン著

クラグローンに生息するラミアの数については誤った情報が多い。
その地域の彼らの存在自体がある種の謎だからだ

本来であれば沿岸地帯を生息地とする生き物が、どうしてそのような厳しく容赦のない砂漠で生き延びる方法を見つけられたのだろうか?

勇敢な案内人であり、反論できないものへの回答者である私は、真実を求めてクラグローンへ旅に出た。

ハイロックからシロディールに伸びる主要街道を経由しベルカースに着いた私は、すぐに住民に取り入り、サマーセットから持参したワインで彼らをもてなした。
すると彼らはラミアに関するあらゆる話で楽しませてくれた。

群を抜いて不思議な話はこれだ。
私は地元の酒場で、道徳心が怪しい者から聞いた。

フレデリック・クロエンズという名前の魔術師は、移動動物園のため、ひどく変わった生き物を収集しながらタムリエルを横断した。
彼はヴァレンウッドで、ウッドエルフとともに多くの夜を過ごした。
このエルフたちはグリーンパクトの支持者だった。
(詳細は文明化した考えを持つ者の理解を超越しており、この話とは無関係だ)

あえて言うなら、このウッドエルフたちは私たちの魔術師に、効果の高い様々な興味深い調合薬を紹介してくれた。
この変わった聖油の影響下にあった3日間から2週間の間に、その魔術師は地元のラミアと結婚していたのだ。

それからベルカースの消息筋は、クラグローンの洞窟と湖に生息するラミアは、フレデリック・クロエンズとその妻の子孫に他ならないと説明を続けた。
2人は移動動物園と共に、ここまで旅をしてきたのだという。

この話がデタラメであることは明らかだ。
しかしながら、独自の調査でフレデリック・クロエンズと移動動物園が実在したことを確認できた。
彼らは以前、実際にヴァレンウッドとクラグローンを訪れたことがあったのだ。
とはいえ、ラミアは別な手段でクラグローンにたどり着いたと見るのが妥当だろう。

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