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書籍

クジャルナルの研究メモ

全てはこのためだ。荒らした全ての墓地、ひっくり返した全ての石棺、全ての殺しと眠れない夜、血で支払われた空約束… 全てはこのためだったのだ。

仲間の誰も、この場所の本性を知らない。彼らは見つかるだろう小物に熱中しながら、謎めいた雇用者について囁きあっている。彼らにとってここは普通の墓でしかない。だが私は知っている。レッドガードは理由があってここにあの灰を埋めた。邪悪な何かが、もうここに住んでいた。ありえないほど強大な何かが。タムリエルにかつてない苦悶の時代を導く、金切り声で運命を告げる使者だ。

この獣は多くの名で呼ばれている… その全ては歴史から消されており、定命の者の舌に発音できる名は少ない。私が見つけた名が1つだけある。ツィルツァリール、すなわち悪夢のベヒーモスだ。この場所の中心に到達したら、彼をその名で呼ぼう。この洞窟の牢獄から地上に出る時、誰もその名を忘れなくなるだろう。私の名も。

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