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書籍

シャードマーシャル・ヴァルガスの日記

[最初の記録]
妙だ。この場所へ引きつけられるのに、その理由がわからない。ファーグレイブを通り過ぎるたびに足が自然とここへ向く。ここの道や壁を知っているべきな気がする。なぜ?

[2つ目の記録]
古代の巻物でここの名前を知った。このポータルは未踏の道の織機に続いている。その意味がわかればいいのに!

ポータルは奇妙な結界で封印されている。もちろん鏡が鍵だ。ありとあらゆる組み合わせを試したが、ポータルは閉ざされたまま。私の力の及ばない何らかの変化が、この領域に訪れないと開かないのかもしれないと思えてきた。

[3つ目の記録]
最後にここを訪れてから数百年経っているが、まだ不可解だ。私はシャードマーシャルだけど、どうやってその地位に就いたのか覚えていない。シャードボーンの残骸に指示を出しても、自分たちがどこから来てどこに属するのか思い出せない。不安の種に悩まされる。私たちの存在意義は何なのか? さまよって待つ、その目的は? ファーグレイブへ引きつけられるのに、この不思議と馴染みのある領域にいる者は、誰も私たちがどこから来たのか知らない。私たちは何を忘れ去ったのだろうか?

[4つ目の記録]
またトーヴェサードと話した。彼も何かが欠けているという感じがしている。自分たちの一部が奪われたような。彼は私たちが失ったものを突き止めるため、オブリビオンの全領域を調べるつもりでいるけれど、それは無駄だと思う。この織機の前に立つと、秘密を思い出せそうなのがわかる。他のどこでもない、ここで明らかになるはずだ。

[5つ目の記録]
また100年が過ぎたのに、何も変わっていない。長年が経過したことは当然無意味だ。それでも、待つことに疲れてきた。

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