帝国の侵攻:士官の嘆き
帝国備忘録 #61509.N
帝国秘書ジロリン・アリウスへ
親愛なる兄さん、なぜ私は罰せられているの?
この神に見放された泥溜めに送られてしまうほど悪いことを何かしたの?
きっとメナニウス将軍に口説かれて拒絶したからよ。
目をつぶって、ただ彼女の好きなようにさせればよかったんだわ!
でもダメ。私にも意地があった。自尊心があったの。
それで今どんな目に遭ってると思う?
泥と汗まみれよ。
この髪に付いた臭いは、もう二度と取れないわ!
ここをどれだけ嫌ってるかって話はもうした?
あのトカゲどもは普通の人間みたいに戦わないから、まともに戦闘もできないのよ!
卑怯すぎる!
あの樹液をしゃぶるアルゴニアンみたいな敵とは、これまで戦ったことがないわ!
で、愛する妹のためにちょっとした口添えをしてもらうには、あなたに何をあげたらいい?
今度帝都に戻ったら、付き合ってもいいかなと思ってるって将軍に伝えてくれたら、想像もできないくらい感謝するわよ。
この忌々しい沼から脱出させてくれるなら、どんなものでもあげるから!
ミロナ・アリウス隊長
第四軍団
第一紀2812年、栽培の月17日
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