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書籍

ハリンジルのメモ

<落書き、図、シミがページを埋め尽くしている.>

蒔種の月15日
ハリンジルは肥沃な土地を見つけた! 偶然だった。この者には疲れた踵を休め甘いものを食べる場所が欲しかっただけだが、到着してみると新鮮でローム質の匂いがした。土だ! 本物の土だ。他のどこにでもある、鼻をつくカビくさい岩ではない。ハリンジルは完全に調査しよう。ここが目的の場所かもしれない!

蒔種の月17日
月を称えよ! ザインシピルーは完璧だ! まあ「完璧」ではない。ハリンジルの腹を尖った鼻で突こうとする巨大な虫がたくさんいる。でも、これは母がいつも言ってたことのようなものだ。「困難なくして砂糖なし」。ハリンジルはセイダ・ニーンに旅する予定だ。きっと手伝ってくれる人が見つかる。

蒔種の月20日
またもやハリンジルに幸運が舞い込んだ! 街でニックスハウンドの問題を手伝ってくれるダークエルフに会った。不愛想で農業の経験もないが、この者にはいい感触がある。

恵雨の月2日
ニックスを手なずけ作物を植えた。あとは待つだけだ。この者は待つのが嫌いだ。かわいいこの子が、早く育つよう願っている。ハリンジルの砂糖の袋は日ごとに軽くなっている。でもすべてが計画通りにいけば、この者の砂糖の袋は弾けんばかりに溢れる!

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