書籍

グレンブリッジに設置されたアルゴニアンのシシスに捧げる祠

リンメンの旅人の館のガルジールによる記録

最初の印象では、グレンブリッジを貫く主要な街道の脇に立つシシスの祠に、これといって目を引くような部分はなかった。この祠が注目に値しないと言っているのではない。ただ第一印象とは往々にして誤解を招くものであるというだけだ。背の高い建物で、付近のほとんどの木に匹敵する高さでそびえてはいるが、その印象も祠の周りに建物が見られないことによって誇張されたものにすぎない。壁は厚い石板で出来ていて、建物のすべての角にある石細工からは顔が覗いている。それでも、ほど近い場所にそびえ立つザンミーアと比較すると、印象に残るような祠ではない。

祠の中は壁同士が間近に迫っていて、4人ほどしか入れない空間に干渉している。たとえ三方の壁を開放していたとしても、祠そのものの中では呼吸をするのも困難だろう。空間の中央に立つと、あたかも空気が全く存在しないかのように感じられるのだ。

石が落ちたか、あるいは脇に倒されたような場所がある。これが祠の中にも続き、独特の光の欠落も伴って、大方の礼拝の場にはふさわしからぬ荒廃した様相を呈している。祠の外観について司祭たちに尋ねても特に気にしているようには思えなかったが、落ちている石板を正しく設置すべきだという意見には気を悪くしたようだった。若干の会話と慎重な質問で、司祭たちが祠の状態をシシスの行いの指標と見ていることが明らかになってきた。祠の壁の修復は冒涜となるのだろう。

シシスが祠の外観に直接影響を与えたかどうか、石が外れたのは彼の力によるものか、あるいは天候と時の流れのせいなのかははっきりしないが、祠をいつくしむ司祭たちに影響を与えたのは確かだ。

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