この手紙を見つけた者に、
コレグの息子、マルゴスの息子、アガラバグの息子、金属の地の偉大なる部族の書記が記す。
この地にとても長く暮らし、太陽は空に青白く、暖かさが消えた時のことを書く。
食べ物は育たないがときどき肉が食べられ、洞窟にキノコがある。
司祭は「大いなる暖かさ」に生け贄を捧げ、パイプを叩き、機械仕掛けの魔物の攻撃を止める。
読み書きを教えるのは難しくなった。
欲しいのは食べ物だ。本はいらない。
欲しいのは暖かさだ。本を燃やすと暖かい。
金属の地の部族の最期の言葉を書く。
再び暖かくなる前に、お互いを食べることになるだろう。
司祭は生贄を捧げる。族長は暖かくする場所を探す。
古い地図に道は記されている。族長は読まない。
私はクランの肉を食べない。死ぬ。
私は読み書きができる最後の者だ。
他の者に食われる。他の者は生きる。
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