カジートの神話と伝説にはやはり興味をそそられる。なんといっても憤怒の石へ私を導き、間抜けな腹違いの兄を騙してホール・オブ・コロッサスからドラゴンを解放させることを可能にしたのは、月の歌い手たちによって伝えられるクンザ・リの物語だった。
残されたクンザ・リの物語では、他にどんなことが待ち受けているのだろう? 確実なのは〈裏切り者〉の役割だろう。奴の吐き気のする首は、私の筆頭死霊術師を哀れな子犬のように追いかけている。奴は伝説から我々のところに出てきたのだ。そして月の門の必要性も。だが(少なくとも私的なメモの中では)認めねばならないが、あれに対して形而上学的に完全な理解をすることはできそうにない。
一方で、エルスウェアにおけるドラゴンガードの最後の生き残りに関する噂の調査が、ついに実を結んだ。我々はこの潜在的脅威を排除し、カールグロンティードに協定の真の価値を示してやろう。カロ長官の報告書を、もっと詳細に検討するのが待ち遠しい。
あの忌々しい男が、私に送ればの話だが。
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