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書籍

エレネアの日記

暁星の月2日

今日私は出発する。
磨きの日に合わせて。
新しい生活、新しい道、すべてが新しい!
もしヨクダに同じようなお祝いがあるなら、それを見に訪問したいと思う。

私は危険で、神秘的なレッドガードの先祖が建てた伝説的な要塞、ヘル・ラ要塞を探し求めて行く。
アイレイドの遺跡は我々の民にとって、先人への窓のような役割を果たしている。
だから、要塞がレッドガードの文化を教えてくれることを期待している。

噂によれば、要塞に入った者は長年に渡って誰もいないと言う。
しかし、要塞の中に文化的な価値のある宝が眠っているという噂は、私の耳にも届いている。
それらのことを考えると、顔が赤くなる。

薄明の月3日

ついに到着した!
タムリエルの道は、いままでにない程厳しいものだった。
特に野生生物が。
クラグローンのウェルワは私のボズマーの従姉妹と同類だ。
臭くて、怒りっぽく、致命的な歯を持っている。
けれど、ついにヨクダの建造物の尖った石を見つけ出した。

薄明の月4日

興奮で震えて、羽ペンが真っ直ぐにならない。
数千年の歴史の内で始めて、要塞の前にある控えの間が開いたのだ!
誰かが魔術師ギルド、神話紀協会、星読み…すべてのタムリエルに連絡するよう取り計らうつもりだ!
もちろん、私が一度調査をした後で。

ヘル・ラ要塞を取り巻く伝説によれば、ヨクダ達はアンセイ(「剣聖」という意味)、すなわち剣の達人が輝く功績を残せるよう、訓練のために使っていたのだという説がある。
神話では、アンセイはシェハイ、意志の力によってのみ形作られる霊剣を出すために、大変な訓練と瞑想を必要としたそうだ。

私は要塞へと続く道がある控えの間の存在が、その物語への信憑性を与えてくれると思う。
古代の武器がここの演壇に残されている(そして、どれも錆がついていない。部屋の魔法によるものか?)。
伝説によれば、アンセイは最高位の称号を得るために、もっとも大事な武器と戦いの道具を諦めてから、辛く厳しい試練に挑むのだという。
もし彼らが成功したのなら、一般的な武器はもはや必要ないはずだ。

友人たちには私がヨクダの研究にかまけ過ぎていると言われた。
早く夫を見つけるべきだとも。
おそらく、私の素晴らしい頭脳を羨んでいるのだろう。

用語:
ヨケダ-指導者?戦争の王?
ヘル・シラ-高貴な刀剣?
ヤーバン-時間の単位?不明。考古学者は数字に弱い。
アンカ・ラー-元の戦士?古い戦士?
コツ-武器?エッジ?

暁星の月5日

控えの間は魅力的だったが、要塞自体の捜索に向かうべき時だ。
何が私を待っているのだろうか?
ミリムディンの九番目の剣か?
最高位の剣か。
私は剣を持っていないが、日記をここに残していく。
アンセイが剣を残したように。
おそらく彼らのように、自分のシェハイを作り出す手段が見つかるだろう

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