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<先月>
妙だ。シストレスの衛兵はハイ・アイル中で通常の強盗が減少しているようだと報告している。衛兵の考えでは、どこかの新しい野盗の族長が、島の無法者たちを集めて統括しているらしい。執事へルシアンに調査を命じた。
<2週間前>
ハイ・アイル中の強盗は再び増加し、耐えられないレベルになった。この無法者たちは以前よりも強く団結し、かつてないほど強力に武装している! へルシアンの報告によれば、平民たちは超越騎士団と名乗る「民の騎士団」の話を伝えている。私に言わせれば、法を破る反逆者どもだ。この超越騎士団とかいう強盗がデュフォート家の利益を脅かすなら、私も対策を取らねばならない。
執事へルシアンは情報筋からの報告を、超越騎士団の活動分布図にまとめてくれた。彼が連中の活動をそれぞれ調査する予定だ。
<2日前>
超越騎士団の連中は思っていたよりも野心的だ。何者かがハイ・アイル北東の海岸沖で巨大な嵐を召喚した。それで上級王エメリック、アイレン女王、スカルド王ジョルンの息子をバカロ卿の和平交渉へ送るために乗せていた船が破壊された。タムリエルで最も力のある統治者たちが、ここの海岸沖で溺れ死んだかもしれないのだ!
だからヘルシアンの密偵にこのグループを見張らせておきたかったのだ。これほど大きな不測の事態はまったく受け入れがたい。この脅威について知っていたら、何かできたはずなのに。せめて、この状況を有利になるよう利用できたかもしれない。
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