7日の間、私はこの遺跡の大広間をうろついてきた。
2日目の終わりには、完全に迷ってしまった。
5日目の終わりには、食料が底をついた。
今、静かで悲惨な1週間目の日没がやって来て、水筒からはただ1滴の水も絞り出すことができない。
どうやら私はここで、幽霊と巨大な石の門に囲まれて死ぬらしい。
この魔法の扉に嘲られている!
囁き声は毎回逃げ道を約束するが、扉を抜けても太陽はない。
ただ虚無が一瞬だけ輝き、それから元通りの、やはり暗い地下室があるだけだ。
このアイレイドの石細工はあまりに厳格で、荘厳だ。
私は野外で死ぬのに、もう墓に埋められた気分だ。
巨大な石棺に埋められているのだ。
一人で死ぬのではない。
ここはベールが薄い。
薄すぎる!
最初は囁き声だけが聞こえた。
風に漂うアルゴニアンの泣き声と、アイレイドの声。
だが3日目には、彼らがはっきりと見えた。
まばゆいほど華麗な、アイレイドの幽霊たち。
彼らは私を見ず、私の存在に反応もしなかった。
彼らはひたすら、古い出来事を再演していた。
いくつかの場面はあまりに平凡で驚いた。
だが他の場面は、失われた真実と古代の脅威に満ちている感じがした。
ここで何か恐ろしいことが起きたのだ。
最初はアルゴニアンに、後にはアイレイドに。
この遺跡の中(下かもしれない)の何かが、これらの出来事の展開を見るよう私に要求している。
その帰結の深刻さを感じるよう要求しているのだ。
何かの力が私の理解を求めている。
私はそれゆえに死ぬのだと思う。
理解できなかったから、残らねばならないのだ。
この日記を誰かが見つけたら、あの幽霊たちに注意深く耳を傾けてほしい。
彼らは大いなるアルゴニアンの財宝の物語を伝えている。
彼らの言葉に隠された、深い真実を学べる洞察力が自分にあればと思う。
今はもう、書き物は沢山だ。
近くにまた門が見える。
もしかすると、これで家に帰れるだろうか。
とにかく力を振り絞らなくては。
ただ、少しだけ休みたい。
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