前日談クエスト
物語内容
アシュールと話す
ハコシャエの近くにいる、アシュールと会話しましょう。
初めて出会う場合
ふーむ。君はまさか、ハコシャエの街に向かう途中じゃないよな?
以前に出会った事がある場合
※ヴァーデンフェルのクエストで登場します
おお、なんだ。ナリューの英雄じゃないか。また会うとはな。しかもよりによってエルスウェアで
ふーむ。君はまさか、ハコシャエの街に向かう途中じゃないよな?
なぜ尋ねる?
私はこの街の指導者、豪商フェイナ・ダラクについての噂を調査している。噂によれば、彼女はアカヴィリの最高顧問の子孫だそうだ
少々不思議な噂でな。何しろ最高顧問の子孫は100年以上も前に絶えたはずなんだ
なぜこの噂を調べている?
個人的な事情だ。祖父の業績に関係している。あまり言いたくはないが、この噂が嘘であると証明できるかどうかに、家の評判がかかっている
君は仕事を探していないか? 誰かに手伝ってもらいたいんだが
噂の調査を手伝おう
問題の女性に話しかけることから始めてみないか? 豪商は街の広場にいるはずだ。声をかけて、何を言うか聞いてみろ
その間、私は自分で調査を始める。何かわかるかもしれない
ハコシャエの街のことを、より詳しく教えてほしい
ハコシャエはアカヴィリの最高顧問が倒れた後に建てられた。そうだな… もう100年を少し越えたかな? まあ、大体それぐらいだ
この街は、当時避難してきたアカヴィリ難民によって作られたんだ
アカヴィルについて詳しく聞きたい
アカヴィリはタムリエル東の大陸、アカヴィルの地からやって来た。彼らは第一紀にタムリエルを侵略したが、最終的には帝国に加わることを受け入れた
ハコシャエはその子孫が住む場所だ
ハコシャエを建てたアカヴィリは難民だったのか?
そうだ。アカヴィリは最高顧問が倒れたことを、彼らがもはやシロディールで歓迎されていないことの明白な証拠と捉えた。多くの者はエルスウェアに逃げた
ハコシャエは、その時作られた入植地の1つだ
では、ハコシャエの民は皆アカヴィリなのか?
考え方によるだろうな。何世代もインペリアルと婚姻してきたから、アカヴィリの血は大きく薄まっている
それでも、ハコシャエはアカヴィリの文化と風習を維持するため力を尽くしている。特徴的な街の名前からしてな
アカヴィリの最高顧問?
最高顧問ヴェルシデュ・シャイエは、皇帝レマン三世の相談役として政治家になった。皇帝が暗殺されて、最高顧問はシロディールの指導者になったんだ
ヴェルシデュ・シャイエにとってはもちろん幸運だった。元々あらゆる意味で、実質的には皇帝だったからな
ヴェルシデュ・シャイエが暗殺を計画したのか?
そう噂されているが、何も証明されてはいない
驚くことでもないが、ルビーの玉座にアカヴィリが座ったことは紛争を生んだ。最高顧問も結局は暗殺された。そして数十年後、その後継者も同様に殺された
殺したのは誰だ?
もちろん、モラグ・トングだ。他に有能な者がいるかな?
最高顧問サヴィリエン・チョラックとその後継者たちが死ぬと、多数のアカヴィリとその支持者は大挙してシロディールを去った。その多くはここ、エルスウェアに行き着いたんだ
祖父の業績についてもっと聞きたい
モラグ・トングの密偵として、私の祖父はアカヴィリ最高顧問の最後の後継者を処刑する名誉を得た
だが問題は、私の祖父と後継者がどちらも、処刑の最中に姿を消したことだ。モラグ・トングは2人とも死んだと判断した
しかし、そうではないと考える理由があるのか?
豪商フェイナ・ダラクが本当に最高顧問の子孫なら、私の祖父が失敗したことは一点の曇りもなく証明される。そのような失敗は、我が家にとって深刻な汚点になる
だから、私はこの噂が嘘だと示したいのさ
以前に出会った事がある場合
元気だったか、アシュール?
最近こなした任務について熱く語ってやりたいが、秘密を守ることも仕事のうちでね。忙しくしていた、と言えば十分だろう
エルスウェアには良く来るのか?
観光でもしようと思って来たんだ。今の時期のハコシャエは、とても素敵だと聞いてね
それで、処刑令状を持っていたりしないか?
あるかもしれないな。モラグ・トングは仕事を絶え間なく振ってくる
だが今のところ、私の仕事は情報収集だ。君が役に立つようなら、さらに情報を交換してもいいが
最近、ナリューはどうしている?
まあ、彼女のことだ。どうせいつものように、ワインと殺しだろう
正直に言うが、私は細かいことを正確に知らないほうがいいと思っている。バルモラで起こったことを考えると、特にな
豪商フェイナ・ダラクと話す
ハコシャエを訪れると、ドミティア・ナシカと豪商フェイナ・ダラクが話し始めます。
もう1週間も眠れていません。何とかしてもらえますか?
もちろん。今夜は衛兵に調査させましょう
ありがとう、フェイナ・ダラク
それで何者なの? 来て。話しましょう
豪商フェイナ・ダラクと会話しましょう。
ハコシャエの街へようこそ。正直に言うと、知らない人を見るのは珍しいわ
あなたは、私たちの祭典に来たの?
祭典?
そう、試練の祭典よ
ハコシャエの民は数々の試練を乗り越えて、自分の力を祖先たちに示さなければならない。私たちはそのために3つの試練を行う。3つの証とも呼ばれる
三つの証について教えてくれ
まず、崇拝の証は祖先に私たちの行いを目撃するよう呼びかける。次に、力の証は力と勇気を示す。最後に、叡智の証は知識と機転を試す
試練を通じて、私たちは自分の価値を示すの
可能なら、この祭典に参加したい
もちろんよ。きっとあなたにも、敬意を払いたい祖先がいるでしょう
まず、ドミティア・ナシカと話して。川のそばにいるはずよ。彼女の話をよく聞いて。最初の試練の案内をしてくれるから
分かった。ドミティア・ナシカと話そう
他にも質問があったら言ってね。ハコシャエがあなたみたいな旅人にとって、好奇心をそそることは知っているわ
話が聞こえてしまった。何か問題があるのか?
心配するようなことはないわ
ドミティアは最近よく眠れていないだけ。自分の家の近くを、夜中、何かがうろついていると思っているの。ただの悪い夢だと思うわ
しかし、街の衛兵に捜索させるのだろう?
当然よ。助けを求める市民を無視したりはしないわ
街の衛兵に調査させれば、ドミティアの恐怖も和らぐでしょう。それだけでも悪夢を見なくなるかもしれない。それでも続くようなら、治癒師に診させましょう
分かった。ハコシャエについて教えてくれ
ハコシャエはアカヴィリの末裔の街として知られているけど、実際にはインペリアルの血の方が遥かに濃い。それでもアカヴィリの風習の一部を維持して、祖先に敬意を払っている
試練の祭典は、その輝かしい一例よ
この祭りについて教えてほしい
試練の祭典はハコシャエ勃興以来、一度も行われていない。一族の記録に祭典の記述があるのを見つけるまで、私も存在すら知らなかったわ
人々に周知させるのも相当大変だった
なぜハコシャエは祝わなくなった?
なぜかしらね。ハコシャエができた時は、祝祭に関心がなかったのかもしれない。難民だったわけだから
興味があるなら、自分で読むといいわ。実は本が手元にあるの
自分のことを話してくれ
私は豪商という肩書きを持っているけど、認めてくれる皇帝はいない。でも、私の一族はハコシャエを黎明期から導いてきた。その役割を反映している肩書きを選んだの
私が豪商になって、もう10年以上になる。私の誇りよ
常に一族で街を率いてきたのか?
ええ。私の一族が街を築いたからね
祖先たちは安全で平和な場所を作りたいと思った。アカヴィリの伝統が受け継がれ、称えられる場所を。今でも、それを目指しているわ
その名前は、アカヴィリ由来か?
そうよ、一族の伝統なの。私たちは大抵の人々よりもアカヴィリの遺産に親しんでいる。言葉も少しは話せるのよ。発音には全然自信がないけど
崇拝の証の試練を行う
ハコシャエにいる、ドミティア・ナシカと会話しましょう。
あら、さっき会った旅の人ね。何か用?
豪商から試練への参加を認められた。彼女から話すように言われた
本当に? よかったわね
最初の一歩は、崇拝の証の試練を完了することよ。この試練によって祖先を呼び出して、自らの名に値することを示し、見守ってくれるよう頼むの
どうすればいい?
この紙の蓮を使って。あなたの名誉ある祖先の名前を花びらに書いて、蓮を川に浮かべるの。そうすれば蓮は死後の世界へ流れていく
呼び出しカードのようなものと思えばいいわ。祖先の注意を引くためのね
川に紙の蓮を置こう
任務が済んだら、私のところに戻ってきて
それと、質問があったら遠慮せずに聞いてね。100年以上も行われてなかった試練の祭典なんだから。あなたも他の皆と同じで、知りたいことが沢山あるでしょう
崇拝の証について詳しく聞きたい
祖先達に実力を証明するには、まず注目を集めないといけない
その紙の蓮は、儀式用の書簡のような役割をするの。川に流せば、死者の世界に届けてもらえるのよ
それもアカヴィリの信仰に基づいたものか?
ええ、そうよ
アカヴィリは、すべての川が生者と死者の世界を繋いでいると信じている。濃霧の中で消えた船や、多くの霊魂を乗せて着岸した船の民話がたくさん残ってるわ
それを信じているのか?
小さかった頃はね。水たまりに飛び込もうとすると、必ず母に怒られたわ。「やめなさい! 来世に行っちゃうわよ!」って
本当は、ドレスが汚れるといけなかったからだけど
- これが最初の試練の祭典だと言ったか?
- 長い空白の後、試練の祭典を開催するのはどのような気持ちだ?
※会話の順序によって質問の文面が異なりますが、質問の内容は同じです。
もちろん楽しみよ!
そもそも、一度伝統を捨てたことに衝撃を受けてるわ。豪商が古い記録を見つけるまで、誰も祭りの存在すら覚えていなかった
伝統でなかったとすれば、なぜハコシャエは今になって祭りを復活させた?
この街には富も力もそれほどないけど、祖先のことは誇りに思ってる。アカヴィリ文化を学んで祝うことは、私たちにとって大事なことなの
試練の祭典は、そのためにちょうどいいのよ
川に紙の蓮を浮かべましょう。
ドミティア・ナシカと会話しましょう。
この試練であなたは敬意を示した。よくやったわ
次は力の試練よ。あなたがすべきことは… ふわあ… ああ、ごめんなさい。今日はとにかく疲れてるの。最近夜中に変な物音が増えてて、よく眠れないのよ
あれが豪商と話していたものか?
聞いたの? …ええ、そうよ
夜に物音がし始めたの。激しい息遣いや、足を引きずっているように耳触りな足音が。最初は夢かと思った。でも今は… よくわからなくなってきてる
どんなものか心当たりは?
いいえ、でも豪商が警備を送ると約束してくれた。これで正体がわかればいいけど
とにかく、証の試練を完了しないとね! 次はヴェク・ドラシの所に向かって。ここから少し西に行った丘の上にいるわ
分かった。ヴェク・ドラシと話そう
力の試練では頑張って! 必要なものがあったら言ってね
力の証の試練を行う
ハコシャエにいる、ヴェク・ドラシ・セキュニアと会話しましょう。
ふむ? 何か用かな、旅の人?
力の証の試練を完了するために来た。豪商から許可は貰った
自分の祖先を前にして力を示したいのか? よかろう
北に洞窟があって、その中に美しいシュガーデイジーが育っている。1輪持ってくれば、それでお前は力を証明できる
どうやって力を証明する?
おお、言わなかったかな? 洞窟は偶然にもセンチライオンの巣窟なのだ。お前の侵入を喜ぶとは思えない
幸運を、旅の者よ
分かった。花を持ち帰ろう
感覚を研ぎ澄ませ。センチライオンは甘く見ていい相手ではない
力の証について詳しく聞きたい
アカヴィリはいつでも勇敢に戦うことを重視してきた
力の証の試練は、我々が今でも強く、どのような危険にも立ち向かう覚悟ができていると祖先達に示すものだ
アカヴィリは偉大な戦士だったのか?
最強のだ! アカヴィリの戦士達は力と魔法のいずれにも長けている。レマン将軍がタムリエルを制圧できたのは、彼らの助けがあったからこそだ
何より、ドラゴンガードを作ったのはアカヴィリだったのだ!
ドラゴンガード?
ドラゴンボーンだったレマンの護衛団を結成した、誇り高き戦士達さ
残念ながら、アカヴィリの最高顧問が倒れてからは解散してしまったようだが。しかし、まだ存続していると言う説もある。再び時が来るのを待っているに違いない
ハコシャエの北西にある洞窟に行き、シュガーデイジーを採取しましょう。
ヴェク・ドラシ・セキュニアの所に戻りましょう。
勝者の表情をしているな。どうだ、うまくいったのか?
花を持ってきた。受け取ってくれ
見事だ。お前の祖先もきっと誇りに思うだろう!
そして善き行いでもある。不幸な霊魂がハコシャエにはびこるのは避けたい。あらゆる種類の災厄をもたらすからな
それもアカヴィリの信仰か?
その通り! 祖先を称えることが重要なのはそれもある
幸福な祖先は子孫に幸運を授ける。怒りに満ちた祖先はその逆だ。悲惨な運命、荒廃、場合によっては死すらもたらす
死?
そう、死だ。もちろん、そんな罰を受けるにはよほどの不名誉を働かなければならないだろうが
お前はそんなことを心配しなくていいぞ! お前は崇拝と力の両方を証明した。次は叡智の試練だ。街の広場に向かい、ヴァロリアと話してくれ
分かった、ヴァロリアと話そう
無駄口はもういい! 叡智の証の試練がハコシャエで待っている
叡智の証の試練を行う
ハコシャエにいる、ヴァロニア・マリウスと会話しましょう。
あら、我らが街の不思議なよそ者さんじゃない! 豪商フェイナ・ダラクがあなたの参加を教えてくれたわ。最初の2つの試練は終わった?
ああ。そして、話すように言われた
素晴らしい! では叡智の証の試練を受ける準備は整っているのね
私の中には無があるけれど、無があるからこそ役に立つ。私は何?
謎を解かねばならないのか?
もちろんよ! 叡智を示すこれ以上の方法がある?
今の謎かけはこのテーブルの上にある品の1つを表したものよ。正しい品を選んで、私のところに持ってきて。そうしないと試練を通過できないわよ
正しい品を持ち帰ろう
幸運を祈るわ。質問があったら遠慮なく聞いてね
問題をもう一度言ってくれないか?
私の中には無があるけれど、無があるからこそ役に立つ。私は何?
叡智の証について教えてほしい
アカヴィリの歴史を通して、叡智の証の試練はいくつかの方法で実施されてきた。学者たちは長い論文を書き、作家はきらびやかな詩を作り、哲学者は長い議論をした
でもハコシャエは、謎かけをするのよ
なぜ謎かけを選んだ?
ハコシャエの民は素朴だし、偉大な学者なんてそういない。軽い試練ならやる気も出るし、祖先を称えることにもつながるでしょう
豪商に査読してもらう論文も受け取ってるけどね
豪商は学者なのか?
もちろん! 彼女の一族の人々と同じよ
私たちが所有するアカヴィリ文書は全て、豪商の家で安全に保管されてる。彼女はそれを研究するの。若者に言葉を教えることもあるわ
テーブルの上にある謎掛けのアイテムを1つ取りましょう。
アイテムを取った後、ヴァロニア・マリウスと会話しましょう。
戻ったのね! さあ、どんな品を持ってきたの?
- ロウソクだ
- 薬だ
- 器だ
ロウソクを選んだ場合
残念だけど違うわ。でももう1回挑戦してね!
薬を選んだ場合
いいえ、そうじゃないわ。もう一度やってみたら? きっと次は正解するわ!
器を選んだ場合
※器を選ぶと物語が次に進みます
そう、それが答えよ! ああ、正解してくれてよかったわ。難しすぎるんじゃないかってちょっと心配してたの
豪商フェイナ・ダラクも謎かけを出してくれるといいんだけど、祭典で忙しいの。かわいそうに
かわいそう?
彼女の肩には責任が重くのしかかってるのよ
私たちは皆が祖先を称えようとしているけど、豪商の祖先たちはなんというか、追いつくのが難しい人たちだから。結構なストレスだと思うわ
分かった。ありがとう
あなたの行いを、あなたの祖先が喜びますように
アシュールと話す
3つの試練を終えた後、アシュールがやって来ます。
祭りを楽しんでるか?
アシュールと会話しましょう。
今日はアカヴィリ文化について多くのことを聞いただろう。だが、豪商本人については何かわかったのか?
彼女の家は創設以来ハコシャエを導いてきた。尊敬される学者のようだ。その情報は役立つか?
うーん。君が突き止めたことは全て、噂を支持しているようだ。最高顧問の子孫なら、間違いなくそのような特権を与えられるだろう
しかし、私の調査にはもっと具体的な証拠が必要だ。文書があればいいんだが
文書がありそうな場所は?
私のほうでもいくつか調べた。どうやら豪商フェイナ・ダラクは自宅の地下に、かなりの記録を所蔵しているらしい
侵入して、彼女の文書を探ろう
どうやって侵入するつもりだ?
鍵が要るな。衛兵隊長が持っているはずだ。君が彼と少しの間話していてくれれば、なんとかして手に入れよう
うまくいったら、気づかれないうちに入って出ればいい
分かった。衛兵の注意を惹こう
よし。それでは行こう
ハコシャエにいる、ヴェルス隊長と会話しましょう。
やあ。お前は、試練の祭典に参加していた旅人じゃないか?
試練の祭典を完了した、ただの旅人だ
試練の祭典を? ふむ、それは見事だな
正直な話、こういう試練は緊張するよ。自分の祖先の名誉を汚したくはない。どんな不運が降りかかるか、わかったものじゃないからな
三つの試練を完了できたのか?
まあ、どうにかこうにかな。最初の2つは簡単だった。紙の蓮を川に投げ込んで、ヴェク・ドラシのためにシュガーデイジーを取ってくればいい
だが最後の試練はちょっとお手上げだった。どうしても謎が解けなかったよ
どうやって解いた?
実はちょっと手助けしてもらったんだ
豪商フェイナ・ダラクがヒントをくれたのさ。我らが豪商は優しい人だ。いつも困っている人々を助けている。彼女がいなかったら、ハコシャエはどうなることか
なるほど。それではな
もう一度、ヴェルス隊長と会話しましょう。
この話はここだけにしておいてくれよ。母に聞かれたら、耳を噛みちぎられてしまう
邸宅の側に行くと、アシュールが話しかけてきます。
やったな。急げ、中に入ろう
アシュールと会話しましょう。
どうした? 行ってこい。誰かに見つかる前に
邸宅の貯蔵庫を探索する
邸宅の地下に入ると、アシュールが話し始めます。
妙だな。障壁を解除できるものがあるはずだ
アシュールと会話しましょう。
一般的に言って、大抵の扉には開く方法があるものだ。魔法の障壁だって例外じゃない。辺りを見回って、取り除けないか調べてみよう
テーブルの上にある「属性の物語」を読みましょう。
宝箱を調べると、火、水、風、土の石板を入手します。
うーん。私が思うに、あの石板はこの床の穴にちょうどぴったり合うんじゃないか
床にある穴に、東➔西➔北➔南の順番に石板を嵌め込むと、扉の障壁が解除されます。
間違った順番で石板を嵌め込むと、もう一度やり直しになります。
全然ダメだな。もう一度やってくれ
障壁が解除されると、アシュールが話し始めます。
やるじゃないか。進もう
歴史の宝物庫に入ると、アシュールが話し始めます。
豪商が机に手紙を置いていったようだ。興味をそそるだろ?
フェイナ・ダラクへの手紙を読みましょう。
手紙を読んだ後、豪商フェイナ・ダラクが現れます。
この手紙によると、豪商は最高顧問の子孫のようだ。残念なことだ
ちょっと、ここで何をしているの? すぐに出て行って!
アカヴィリの霊魂が突如現れて、豪商フェイナ・ダラクを連れ去ります。
裏切り者め! よくも我が血脈を騙れるな!
何? 何なの? 助けて
すべて取って来い
アシュールと会話しましょう。
さて、どうやらフェイナ・ダラクは最高顧問の子孫だと決まったようだな。そんな時に都合よく、彼女は何か知らんが復讐に燃える霊魂にさらわれてしまった
ついてない
なぜ霊魂が豪商を誘拐した?
それもアカヴィリの信仰の一部じゃないか? 祖先の名を汚せば、祖先は復讐する。それに霊魂の鎧を見る限り、彼は間違いなくアカヴィリだった
うーむ。あのような目に遭うとは。豪商は何をしたんだろうな?
では、あの霊魂は豪商フェイナ・ダラクの祖先だと思うか?
確信はないが、筋の通る推測だろう
事態の推移を考えると、彼らを追うべきだろう。おそらく地元の墓地だろうか? 幽霊というものは、自分の墓からあまり遠くには行かない
事態の推移? どういう意味だ?
どこかのアカヴィリが豪商に対して激しく怒り、死から蘇った。この調査を最後まで続けるのなら、その理由を知るべきだ
墓地へ向かおう。街の広場からすぐ東にある。目立つからすぐわかるさ
分かった。ハコシャエの墓地へ向かおう
少なくとも探す場所はある。あまり多くないが、仕方あるまい
モラグ・トングの命令で動いているのか?
鋭いな。ナリューが気に入るのもわかる
モラグ・トングはこの問題の解決に関心があるとだけ言っておこう。我々はアカヴィリの最高顧問の失墜を大いに誇っている。その歴史を汚すべきではない
しかし、豪商がシロディールを支配する可能性はないだろう
それはモラグ・トングの関知することではない
だが、私の調査はまだ続いている。調査と言えば、もう行くべきではないか? グズグズしている間に、豪商がどんな目に遭っているかわからないぞ
ハコシャエの墳墓に入る
ハコシャエの墳墓の入口に行くと、アシュールが話し始めます。
やったじゃないか
ハコシャエの墳墓に入りましょう。
ハコシャエの墳墓に入ると、アカヴィリの霊魂を発見します。
見えたぞ、上だ!
まだ私を追うのか、暗殺者め。死んだだけでは不満か!
アカヴィリの霊魂は豪商フェイナ・ダラクを連れ去っていきます。
アシュールと会話しましょう。
この姿を消すってのは、いい加減にしてもらいたいな
アカヴィリの霊魂に認識されたようだが、理由は分かるか?
私が彼を暗殺したエルフだと思い込んでいるようだ
単なる人違いかもしれない。母にいつも言われていた。私は祖父のメサス・ダラムに良く似ているそうだ
では、追いかけているアカヴィリは祖父が暗殺したのか?
モラグ・トングの一員として、祖父は多くの人々を処刑した。だが場所や、あの魂が着ている鎧を考えると…
先に進もう。真相に近付いている気がする
分かった。先に進もう
会話を終えると、アシュールと別れます。
別々に行った方がよさそうだ
探索を進めると、創設者の影が待ち構えています。
創設者の影と戦いましょう。
- 先へは行かせんぞ!
- お前に見つけられるものか!
探索を進めると、アシュールと代理執政官ベロレン・カイエが話し始めます。
代理執政官ベロレン・カイエだな?
大したものだな、暗殺者め。お前とその連れのなんとしつこいことか。来い、話をしよう
代理執政官ベロレン・カイエと会話しましょう。
フェイナ・ダラクは我が霊魂を呼び出し、自分を裁かせた。彼女の筆で我が名は書かれ、彼女の手で紙の蓮が置かれたのだ。だから私は、あの女の悪行を罰するために来た
それなのにお前は私を止めようとする。我が復讐を拒むお前は何者だ?
なぜ復讐を?
シロディールから逃げた時、護衛は1人きりだった。私が最も信頼する人物。レイン・バルドゥイク副隊長だ
だがモラグ・トングの暗殺者に襲われ私を守るべき時、あの男は逃げたのだ
では、モラグ・トングのアサシンに殺されたのか?
そうだ。だが私も致命傷を負わせた。私も暗殺者もその日に死んだのだ
だがレイン・バルドゥイクは死ななかった。奴は私の死体を漁り、我が名を騙った。ハコシャエを築いたのはあの男だ。私ではない!
しかし、豪商フェイナ・ダラクを誘拐した理由は? 彼女が裏切った訳ではない
あの女の一族は私を裏切った男の嘘を広め続けた。数百年もの間、自分たちを貴族と主張した。だが奴らが受け継いだのは嘘だけだ
あの女は自らの肩書きを放棄し、民に真実を伝えねばならん。そうしなければ私は満足しない
彼女に伝えよう
ならば行け、真実を話すようフェイナ・ダラクを説得するのだ。それだけが彼女を救うだろう
なぜ戻ってきた?
試練の祭典は、アカヴィリの民が祖先と交信する機会だ。死者は生者の世界を見るだけでなく、実際に境界を越えることもできる
フェイナ・ダラクは裁きを求め私を呼んだ。だからやって来た
しかし、彼女は何もしていない。名前を盗んだのは彼女の祖先だろう
だから殺さなかった。この祭典が開かれた時は、まずレイン・バルドゥイクを殺そうとしたのだ
私はあの副隊長にも、古代の儀式で呼び出されたのだ。奴は気付いていなかったがな。私はやむを得ず生者の世界に入り、奴の悪行を裁くことになった
しかし、成功しなかった?
レイン・バルドゥイクは元々強力な魔術師だった。私は奴に追放されたのだ
何百年もの間、私は試練の祭典の開催を待っていたのだが、レイン・バードゥイクが私の帰還を警戒していたのかもしれん。だが、ついに真実が明かされる
豪商フェイナ・ダラクと会話しましょう。
信じられない。ハコシャエの開祖が… 私の祖先が… 嘘をついたの?
そこが問題のようだ。本当のことを話すのか?
わかっていないわね。そんな恐ろしい事実を認めれば、不名誉を被るのは私だけじゃない。一族全体が名誉を汚されるのよ
私の祖先たちは皆、ハコシャエのために偉大な仕事をしてきた。それが全て汚されるなんて。そんなことができる?
では、祖先について嘘をつき続けるのか?
…いいえ。嘘をつき続けるのは嫌よ。ハコシャエの民に対しては誠実であるべきだわ。一族の名声が犠牲になるとしても
やるわ。祖先には許しを乞う。私は真実を話すわ
じゃあ行きましょう
会話を終えると、代理執政官ベロレン・カイエ達が話し始めます。
見ているぞ、フェイナ・ダラク。お前が真実を話すまで
約束は守るわ
そろそろ行った方がよさそうだ。街の広場で会おう
代理執政官ベロレン・カイエと会話しましょう。
フェイナ・ダラクが約束を守るかどうか見よう。そうでなければ、私は眠りにつけん
アシュールと話す
ハコシャエに戻った後、アシュールと会話しましょう。
調査は終わったようだ。噂は偽物で、私の一族の名誉は晴らされ、誰も処刑しなくてよくなった
どこを見てもハッピーエンドだろう。違うか?
誰かが殺されるのか?
モラグ・トングは一度始めた仕事を諦めたりはしない。100年以上経とうと同じだ。フェイナ・ダラクにとっては幸いなことに、私の祖父は依頼を完了できた
ほら、手伝ってくれた報酬だ
クエストを完了する。
さて、大胆な救出ではあったが、貴族はモラグ・トングのメンバーがうろつくのを好まないだろう。とはいえ、どうやら彼女は大きな布告を発しようとしているみたいじゃないか?
うん、そいつを見るまで、居残ろうかな
モラグ・トングについて教えてほしい
モラグ・トングは暗殺組織だ。それぞれ処刑令状を受け、指示された任務を遂行し、何も考えずに次の暗殺へ向かう
一言で表せば、そういう組織だ
闇の一党のように?
あんな連中と比べるんじゃない。我々の仕事は恐ろしく思えるかもしれないが、完全に合法で、ダークエルフの伝統に則っている
私は殺しを認められた相手しか殺さない
それで、豪商フェイナ・ダラクを殺すところだったのか?
必要があればな。もちろん噂が嘘だと証明したかったが
それでも令状は令状だ。祖父が仕事を果たせなかったのなら、私が代わりにやる。単純な話だ
しかし、祖父の令状は代理執政官ベロレン・カイエが相手のもので、フェイナ・ダラクではないだろう
祖父は最高顧問サヴィリエン・チョラックと、すべての後継者の死を要求する令状に従っていた。フェイナ・ダラクが最高顧問の子孫なら、彼女も暗殺する必要が出てくる。当然のことだ
細かすぎる解釈に思える
モロウウィンドに戻り次第、モラグ・トングに伝えておこう。彼らも君の意見を聞きたくてたまらないはずだ
会話を終えると、豪商フェイナ・ダラクが街人たちに話し始めます。
私の一族は、ずっと最高顧問の子孫だと言い続けてきた。でもそれは真実じゃない
街の創始者だった私の祖先は… 裏切り者だった。代理執政官ベロレン・カイエを裏切って、その名を盗んだ。私の家系は… 偽りの家系よ
豪商の肩書きは返上する。皆が望むなら、ハコシャエにも二度と足を踏み入れない。私が背負うべき不名誉よ。受け入れるわ
いいや! 豪商のあなたが必要なんだ!
私たちの誇りだわ、フェイナ・ダラク!
この街を導くのはあなたよ!
みんな… ありがとう。本当にありがとう
ようやく、復讐できた
代理執政官ベロレン・カイエは消えていきます。
豪商フェイナ・ダラクと会話しましょう。
ごきげんよう。会えて嬉しいわ
こんな事件の後だが、幸せそうに見える
正直、まだ考えがまとまらなくて大変なの。私はずっと、自分が最高顧問の子孫だと思っていた。それが嘘だったって認めるのは、なかなか難しいわ
でも、それでも私はフェイナ・ダラクよ。自分のことは分かっている。民にするべきこともね
では、豪商を続けるのか?
ええ、ハコシャエが許してくれる限りね
それに豪商ではなくなったとしても、街の役に立つために全力を尽くすつもりよ。私の祖先が誰であろうと、ここは私の故郷。今はそれがよくわかるの
クエスト報酬
- 経験値(大)
- ゴールド(大)
- 最高顧問の嵐の杖
物語補足
テリン・ナシュリー・シアリウスと話す
ハコシャエにいる、テリン・ナシュリー・シアリウスと会話しましょう。
クエストを完了する前の会話
困ったら遠慮なく姉に言ってくれ。姉はこの街の豪商なんだ。色々と教えてくれるはずだよ
クエストを完了した後の会話
- 我々の家の伝承が嘘だったとはな…
だが姉が真実を話したことはよかった。我々が何者で、祖先が何をやったのか、民は知るべきだ - もちろん、姉への信頼は変わらない
祖先が誰だろうと、豪商フェイナ・ダラクであることに変わりはない。これからも街の繁栄を目指すだろう - ハコシャエが、まだ姉を受け入れてくれることに感謝している
姉は街のために全力を尽くしているよ。どんなことでも真っ先に手を貸す。それが指導者のあるべき姿だ
関連書籍
試練の祭典
ライジェ・パラク・ルリシアン著
薪木の月14日
帝都の輝きに比べれば、ハコシャエは青白い光でしかない。我々の故郷は簡素で、生活は日々労働に満ちている。かつては柔らかかった私の手も、今では豆と埃で覆われている。それでも、我々は安全だ。
豪商は近く試練の祭典を始めるとの告知を出した。人生で初めて、祖先の名誉を汚す心配をしなくてよくなるのだ。私は長い旅と辛い労働を経て、ハコシャエを築く助けをしてきた。私の行いはきっと、私の前にここへ来た者たちを満足させたものと思う。
薪木の月18日
試練の祭典が始まったが、祭りはほろ苦い感慨に貫かれている。たった3年前、この同じ祝賀を一族の美しい領地で行ったことを思い出さずにはいられない。饗宴があり、踊りと音楽、他にも色々あった。千の物語が語られ、千の歌が歌われ、美しい装飾が私たちの故郷を覆った。
ハコシャエの試練の祭典は遥かに簡素な行事だ。食料に余裕がないため、饗宴はなし。我々の労力は今や故郷となったこの街を築くために使われたので、装飾もなし。偉大なる冒険の物語は疲れ果てた長老たちによって語られる。かつての労働の重荷が、今でも彼らの声にのしかかっている。
だがそれでも、豪商の決断には感謝している。アカヴィリを再び感じられるのはいいことだ。
薪木の月20日
私の妹が昨晩、奇妙な音を聞いたと言っていた。ゆっくりと、つまずきながら彼女の窓のそばを歩く音。彼女は目を覚ましたが、怖くて外を見られなかったという。
心配することは何もないと言っておいたが、気が重い。祭典は我々の祖先に裁定を仰ぐものだということは誰もが知っている。我々がどれほど見事に祖先を称えるかによって、彼らは我々に幸運か、もしくは不運をもたらす。だが生者の領域を乗り越えるということは、彼らが激怒していることを意味する。
昨晩ハコシャエを訪れたのが、私の祖先でないことを祈るしかない。祖先が私たちを常に見守り、死後の世界へ幸せに留まっていてくれますように。
薪木の月22日
試練の祭典は完了し、誰も悲惨な死を遂げはしなかった。妹の話はただの夢だったのだと今では思っている。彼女の悪夢を信じ込むとは、私が愚かだった。
しかし祝賀には奇妙な空気が漂っていた。通常は荘厳で動じない豪商が、今日は普段より深刻そうに見えた。彼は祭典について、そして我々が祖先を称えたことについて話した。私自身の父が何度も繰り返し語るのを聞いたことがある、普通の演説だった。
しかしその後、彼は我々の毎日の行いが祖先に対する我々の価値を証することになるのだと語った。我々は祖先の注意を要求し、馬鹿馬鹿しい試練や無意味な謎で自分の力を証明するべきではないと語った。ただハコシャエを築き、維持するだけでも、我々は祖先を十分に満足させたのだと。
こうした意見に、私は落ち着かないものを感じている。まるで豪商は来年、試練の祭典を開催したくないと言うようだ。もちろん、私はそうでないことを心から願っている。今年の薪木の月、我々はアカヴィリ文化の重要な一部を祝ったのだ。それを手放してしまうのは望ましくない。すでに我々は、あまりに多くのものを手放してきたのだから。
後日談
アネクイナの後継者
当クエストを完了している場合、北エルスウェアのストーリークエスト「アネクイナの後継者」にアシュールが登場します。
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後日談クエスト
地域の時系列的に「過去からの逃走」は当クエストの前日談ですが、当クエストの後日に行うとアシュールとの会話に差分が発生します。
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