物語内容
ラズム・ダーと話す
ゴールドコーストの中央部にある、ガーラス・アジーアに行きましょう。

アイレイド語で、「ガーラス・アジーア」は「秘密の洞窟」を意味する。しかし、野生のエルフの秘密は多くの場合暗く恐ろしい。おそらく忘れられた方が良い。
遺跡に入ると、ラズム・ダーとタラナルがいます。

タラナルと会話しましょう。

助けてくれよ! あの不愉快な猫に知っていることは全部言ったんだ! 俺はただ命令に従っていただけだ! アピニア隊長みたいな女の命令を断るなんてできないよ
ラズム・ダーと会話しましょう。

立ち去ってくれ、とこの者は丁重にお願いしなければならない。ラズはこの遺跡で危険な仕事があって、お前がいると邪魔になる
ただし… お前が危険な戦犯を止めるのに協力してくれるなら、話は別だがな?

どんな危険な犯罪者なんだ?

イエナ・アピニア隊長は、ただの悪名高いブラヴィルの殺人者だ! おしゃべりな囚人がようやく居場所を吐いた。とても近くにいる。すぐ近くだ
お前の協力があれば、ラズがすぐに戦争の罪を奴に償わせてやる

アピニア隊長は何をしたんだ?

鎖が落ちてきたとき、この臆病者は兵士達と一緒に帝都から逃げ出した。彼らは退役生活の資金を調達するために、ブラヴィルで高価な品々を盗んだ。市長が抗議すると、彼女は兵士達に虐殺を命じた。ラズは彼女を懲らしめなければならない

この戦犯を倒して品を回収する

この者はお前を並外れた戦士だと思っていた! 二手に分かれよう。いいな? 手分けして探索し、隊長と盗まれた品物を見つけだすんだ
お前が先に彼女を見つけた場合は、ラズからの心のこもった挨拶を伝えてくれ。できれば、心臓の真ん中にな

あなたは誰だっけ?

質問だって? こんな時に? まあ、いいだろう…
この者はラズム・ダー。タムリエルの全ての民にとって最善なことを求める、ただのカジートだ。それから、毛を乾燥させない石鹸も探している。いつか…

それならなぜ戦犯を追いかけている?

聞くには危険すぎる答えがあるだろう? だが、この者は〈女王の瞳〉でもある。つまり… いや、忘れてくれ
ただ理解してくれ。アピニア隊長は罪のない人々を殺すことが正しいと決断した。それに関して、ラズは彼女に償わせるつもりだ

盗まれた品について教えてくれ

公的な小物だ。ラズが思うに、相応しい人物には貴重なものだが、主にブラヴィルの市民にとって重要なものだ
そら… 市の公印に収税官の台帳、それに市長の印章指輪か。ブラヴィルが取り戻したい理由がわかるだろう?

アピニア隊長は遺跡で何をしている?

アピニアが雇った船の海賊で、ここにいるラズの友達が言うには、ゴールドコースト貿易会社の密偵と一緒に避難場所を見つけたらしい
遺跡で彼らが何をしているかは、ラズにも分からない

つまり、ゴールドコースト貿易会社は悪なのか?

悪? ラズは判断したくない。欲深いかって? 大いにな! ラズが寛大な気持ちなら、仕事が終わった時に社長へアピニアの首を送る
それまで、狩りをしている間友達は静かに座っているだろう。さもなければ死ぬことになる。ラズが決めることじゃない
タラナルと会話しましょう。

約束しよう。命を助けてくれれば、もう二度と誰にも迷惑をかけない。遠くに行くよ。農民になる。とにかく殺さないでくれ!
盗品を回収する
遺跡を探索して、3つの盗品を取り戻しましょう。
- ブラヴィルの印 … ブラヴィルの公印。公文書に使用される。
- ブラヴィルの印象指輪 … ブラヴィル市長の印象指輪。選挙が行われる度に持ち主が変わる。
- 収税官の台帳 … ブラヴィルの収税官の個人取引が記録されている台帳。
イエナ・アピニア隊長を倒す
探索を進めると、イエナ・アピニア隊長を発見します。


ブラヴィルの殺人者め! その首、貰うぞ!

またアイレン女王の汚い猫?
イエナ・アピニア隊長と戦いましょう。


この前尻尾を切り落としておけばよかった!
イエナ・アピニア隊長を倒した後、ラズム・ダーは遺跡の入口に戻っていきます。

あいつには、もったいない死に様だ
戦闘中にラズム・ダーが倒された場合
ラズム・ダーは戦闘から離脱します。

ジョーンとジョーデにかけて、痛いな!
ラズム・ダーと話す
遺跡の入口に戻り、ラズム・ダーと会話しましょう。

犯罪者と殺人者を倒すほど、爪を鋭くするものはない! しかも全員生き残った。勝利の喜びも増すというものだ

戦犯を始末して盗まれた品を取り戻した

アピニアは死んだ。彼女が市民を殺すことはもうない。アイレン女王も喜ぶはずだ、ラズも嬉しい。それにブラヴィルの品も回収した。一日の仕事としては上出来だ
この者はここに留まるつもりだ。貿易会社を調べる。楽しんで行ってくれ!

クエストを完了する。
もう一度、ラズム・ダーと会話しましょう。

お前の協力には本当に感謝している。お前の爪が鋭く、毛が絡まないように!
関連資料
第1日: 今日、我々はゴールドコースト貿易会社の依頼でガーラス・アジーアに到着した。会社は我々に、彼らの呼ぶところでは古代の機械仕掛けの不要物を解除して欲しいとのことだ。自身の目で「不要物」を見て、以前に到着した時よりも少し不安になっている。この仕掛けは巨大なアカヴィリの刃で、大広間一つ分の振り幅を揺れている。こいつをどうすればいいのか、ちょっとわからない。この死の罠の残りの部分を確認し、飛び出して我々をいきなり殺してしまうかもしれないものを排除すべきだろう。
第2日: 巨大な揺れる刃は、対処しなければならない唯一の障害ではないということか。おそらく私の最高の斥候であるルシウスが、主要な部屋の一つに入って窒息死した。それでわかったのは、その部屋の床が有毒のガスを噴き出していることだ。この分だと、この場所を掃討するまでにもう何人か、最良の作業員たちを失うことになるかもしれない。この遺跡から無事に出られたら、費用について交渉をやり直さなければならないだろう。
第4日: あの忌々しいガスの罠をようやく遮断できた。それもさらなる作業員を失うことなくだ。とはいえ作業員たちには、あの部屋であまり長時間過ごさないように言っておいた。さらなるガスが何らかの仕方で漏れ出してくるに違いない。いずれにせよ、我々は遺跡の内部へ向かってある程度進むことができた。
第7日: 我々はあの揺れる刃の罠がある広間と思われる場所の反対側を見つけた。サブリナはうまいタイミングで入っていけばすり抜けられると考えているようだ。私はどちらかというと木の板を数枚使って、刃を塞いでいる間に彼女を通り抜けさせようと思う。これで少なくとも動きを止めて、大広間の再建のための準備ができるだろう。
第9日: 成功だ! 揺れる刃をとりあえず止めることができた。さらに足場をいくつか築くことにも成功した。もしかしたら最初に恐れたほどには、この場所に苦労させられずに済むかもしれない。
第10日: 意外にも刃の罠が我々の封鎖を破り、作業員一人の命を奪った。どうやら今、我々はここに閉じ込められてしまったようだ。封鎖のうち一つだけがまだ持ちこたえているが、いつまで続くのだろうか? サブリナは駆け抜けてみようと思っていると言っていた。
第11日: サブリナは駆け抜けることを試みたが、予定したようにうまくはいかなかった。しかし私も同じことをやってみようと考えている。ただサブリナがひどい傷で出血死しようとしている点が、私を押し留めている。雇った傭兵たちの何人かが、我々のところに食料とワインを投げ入れることに成功したが、近いうちに何とかしなければ、ここで死ぬことになるだろう。勇気を出せば、死の刃を駆け抜けられるかもしれない。明日になれば。
イエナ・アピニア隊長の日記
これまでの戦歴で、私の呼び名は一つや二つではなかった。友人や戦友からは称賛を受け、敵からは呪われて忌み名をつけられたが、おそらくは死ぬまで呼ばれ続けるだろう現在の呼び名よりも憎悪の混じった、言われる覚えのないものはない。「ブラヴィルの殺し屋」だそうだ。
突然帝都を脅かす脅威が現れた際、シロディールの戦争は最高潮に達していた。部下の兵士は当然の休息を満喫していたが、空から鎖が降ってきたのはまさにその時だった。帝都への妨害を目的に同盟の一部が奇妙で恐ろしい魔法を唱えたとある者は言い、裏で糸を引いているのはデイドラ公の誰かだと信じる者もいた。私に言わせれば、首謀者がアイレン女王だろうがモラグ・バルだろうが関係なかった。ただ、指揮下の兵士たちを可及的速やかに脱出させる必要があるのは分かっていた。
目標は明確だった。生き残ることだ。帝都の防衛のために得体の知れない敵と戦おうとして死なないこと。生きて、勝つ見込みのある日に戦うことだった。一部の者は、亡した私のことを臆病者だと言うが、私の行動で部隊の全兵士の命が助かった。もちろん取り急ぎ脱出したため、壁の外の荒野で生き残るには準備が不足していた。再集結、再補給の必要があったから、行動計画は慎重に策定した。計画を考慮しつつ、南方を目指して脱出するよう部下に命じた。
ブラヴィルは帝都の南に位置する汚らしいさびれた街だった。ブラヴィルがみすぼらしい街であると言うのは褒めすぎだと言える。経済の水準をそこまで向上すれば、街の人々は喜ぶだろう。彼らはスキーヴァーの巣のように、互いの上に積み上げられた木の小屋に暮らしていた。持たざる者達だが、私と兵士達が切実に必要としていたものを持っていた。我々を支援するのは、彼らの義務でもあり、帝国の繁栄と栄光のためでもあった。私はその義務をブラヴィルの市長に対し、非常に簡潔に説明した。
しかし、ブラヴィルの市長は丁重に私の要請を断った。「備蓄食料はわずかかも知れませんが、ブラヴィルとその民にとって、欠かせないものです」と彼は説明した。「隊長、私の辞退する理由はご理解いただけるはずです。どうか兵士たちと共に立ち去ってください」
「スカルド王はほろ酔いの馬鹿に過ぎない」と言われるのと同じくらい、市長は私を激高させたが、彼の窮地も理解できた。私が備蓄食料を徴収すれば、周囲を覆う寒冬の到来とともに、市民の半数程度が緩慢な餓死を迎えるのを彼は目撃することになる。解決は容易だったが、命令を下したことに心が痛んだ。部下の兵士が街の人口の半分を排除する。そうすれば残りの人々は食料にありつけて、冬を越せる希望をもてる。
私にしてみれば、可愛そうな生物を助けてやったと思っていたが、彼らは感謝したのだろうか? いや。街の残り半分は蜂起した。結局のところ、市長を含む半数以上を虐殺しなければならず、惨事の責任は市長にすべて押し付けた。我々は物資をかき集め、戦費を調達するために貴重品を徴収し、ブラヴィルを出発した。
別の小規模な居留地に到達して、ブラヴィルの事件の噂が拡散し始め、実態より膨れ上がっていると分かったのは、数日後のことだった。彼らは我々のことを「ブラヴィルの殺し屋」と呼び、道を踏み外して無実の民を殺した悪人だと言われた。奴らは戦争について何も分かっていないし、戦場で指揮官が下さなければならない心苦しい決断について分かっていない。私の兵士に餓死しろと言うのか? それなら、どうやってシロディールを守ったらいいのか? また、私を捕らえ、徴収品を回収し、いわゆる戦争犯罪を償わせるために、アイレン女王が卑しい「女王の瞳」を派遣したことを知った。
私は帝都の外にいた残存兵とともに、多数の兵士を集合地点に送った。また同時に、小隊を率いてゴールドコーストを目指した。「女王の瞳」と対峙するのなら、自分の選んだ場所で会うことにする。そして、どちらが正義なのか見定めようではないか。
メモ
- ラズム・ダーはアルドメリ・ドミニオン領のクエストで登場するキャラクターです。
アルドメリ・ドミニオン領で出会った事がある場合、当クエストで会話の差分が発生しますが、現在未収録です。
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