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クエスト

崇高なるヴァイパーの夜明け

ESOクラグローン > ストーリークエスト

前提クエスト

物語内容

ティトゥスの話を聞く

「消えた守護星座」と「ヘビの繁殖」と「大蛇の牙」を完了すると、アンネケが訪れて来ます。

アンネケ
アンネケ

偉大なる戦士ティトゥスがあなたと会いたがっています。

ティトゥスから?
どこに行けば会える?

アンネケ
アンネケ

偉大な戦士はベルカースの展望台の外を歩き回っています。
まるで檻に捕らわれた虎のように!

あなたを見つけて、早く来てくれと伝えるように頼まれました。
何やら恐ろしいことが起こる予感がします。

ベルカースにいるティトゥスを見つけよう。

アンネケ
アンネケ

お願いです。
急いでベルカースに行ってください。
偉大なる戦士をもう待たせないほうがいいと思います。

星読みの天文台の外にいる、ティトゥスと会話しましょう。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

ああ、伝言が届いたか。
途中で、ケルメンに会わなかったか?

盗賊によれば、魔法の乱れはスカイリーチの辺りで起こっている。
ケルメンはその辺りで働いている古い魔術師ギルドの友人を探しに行ったが、まだ帰ってこない。

いや、クラグローン南部での事以来、ケルメンとは会っていない。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

神よ!
もしケルメンとその魔術師がドラゴンスターで酔いつぶれているというなら…

仕方がない。
これ以上待つことはできない。
この歪みの元がどこから来ているのか特定するために、盗賊が儀式の準備をしている。
だが、もう一人参加者が必要なんだ。

力を貸そう。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

頼む前に力を貸すと言ってくれるか。
本当に助かるよ。

北の遠吠えの墓地で合流しよう。
古代のネードは私たちのことを侵入者として扱う。
気をつけるんだ。
もしかしたら途中でケルメンに会えるかもしれない。

遠吠えの墓地で落ち合おう。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

盗賊は遠吠えの墓地の中にある場所で儀式を行わなければならない。
北へ行って、丘へと続く道を辿れば、探し求めている洞窟がある。

警戒を怠らないように。
ネードのアンデッドがそこを巡回している。
生きている客でも、死んでいる客でも歓迎しない。

最後に会った時から、どうしていた?

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

盗賊が〈スケールドコート〉の信者やアイアンオークを倒す手伝いをしていた以外にか?
特に何も。

私はケルメンと一緒に動いて、この時代でできることについて教えてもらった。
それから、時間があれば自分の時代に戻る方法を研究していた。

自分の時代に戻りたい?

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

普通は戻りたくないか?
慣れ親んだ音や風景が見たいよ。
私の友人と愛する人々。
大切な場所。
この時代は…私の時代ではない。

だが年老いた戦士の愚痴なんぞ聞きたくないだろう。
私達には、やることがある!

盗賊が感じた魔法の障害について教えてくれ。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

私に複雑な魔法が理解できる訳ではないが、彼女には大きな心配事があったようだ。
エセリアルのエネルギーに関することだな。
その単語が頻繁に口にされていた。

とにかく、この乱れは悪いということだけは分かっている。

大蛇とは関係があるのか?

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

クラグローンに吹く災いの風は、全て大蛇の偽りの口から来たんじゃないか?

盗賊が〈スケールドコート〉の関与を疑ったように見えた。
だが、彼女は詳細を教えてくれなかった。

では、どんな乱れなのかは知らない?

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

もちろん知ってるさ!
悪の…魔法の…乱れだ。

なぜこのような馬鹿げた質問ばかり聞くのだ?
遠吠えの墓地に早く行って、盗賊になぜとかどうとか質問すればいい。
直接な。

ケルメンは誰と会いに行った?

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

スカイリーチの遺跡から乱れを感じたと盗賊が言った際、ケルメンの記憶が蘇ったようだった。
魔術師ギルドの同僚がその場所で働いていると言い出してな。

ケルメンはその人物の名前を言ったか?

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

いや、かなり曖昧だった。
過去に親密な関係の者だという印象はあったが、それ以上は感じ取れなかった。

彼はかばんを持ち、すぐ戻ると宣言して、謎の友人の元へ向かった。

彼の友達がこの魔法の乱れを関係しているのか?

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

ケルメンの過去を聞けば、可能性はある。
彼がまた厄介な状況に陥らなければいいのだが。

まあ、今はどうすることもできないが。
盗賊に会えば、何か分かるかもしれない。

遠吠えの墓地で魔法の歪みを特定する

遠吠えの墓地
「遠吠えの墓地」はかつていにしえのネードの聖地だったが、この吹きさらしの埋葬地をアンデッドが占領してしまった。

遠吠えの墓地に到着したら、ティトゥスと会話しましょう。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

盗賊は遠見の聖域で私たちを待っている。
そこで彼女は、魔法の乱れの元を見つけ出す儀式を行わなければならない。

左の扉から入って、右の川沿いを進むといい。
聖域は川の突き当たりだ。

ティトゥスと一緒に、遠吠えの墓地を進みましょう。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

そこを曲がったところの左側に扉がある。
そこから遠見の聖域へ行けるはずだ。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

右の川沿いを進むといい。
聖域の入口に続いている。

聖域に到着すると、盗賊が儀式の準備をしています。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

少し待ってくれ。
私も手伝おう。

盗賊
盗賊

六つの台座に炎を灯して。
炎は長く持たないわ。
早く動くのよ。

儀式を始める前に、ティトゥスと盗賊と会話しましょう。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

六つの台座に火を灯すんだ。
火が燃えれば、盗賊は儀式を完遂できる。

盗賊
盗賊

私とティトゥスは儀式の準備をする。
六つの台座に炎をつけて。
炎が灯れば、私達は儀式を完成させられる。

台座に炎を灯して、儀式を完成させましょう。

盗賊
盗賊

よくやったわ!
遠見の儀式はこれで完成。
魔法が歪んだ原因を突き止められる。

遠見の幻視を見ましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

ケルメン、死んだ虫の手品ってまだできる?
あれ大好き!

摂政カシピア
摂政カシピア

ケルメンは私たちを止めに来たのよ。
あなたを楽しませるためではないわ。
私がヴァイパーとして、力を得ることを恐れているのよ。

ケルメン・ロケ
ケルメン・ロケ

カシピアよ、どうかしたのか?
何を考えている?
定命の者が、星座の力を得ることなど不可能だ!

摂政カシピア
摂政カシピア

あなたはいつになっても野望を持たないのね。
夢がない。
大蛇と同格になり、セレスティアルの力を私のものにできれば、この世界をより良くできる。

ケルメン・ロケ
ケルメン・ロケ

ベルカースを破壊してまでか?
リトルリーフよ、君までカシピアの狂った夢を応援するとは言わないだろうな?

摂政カシピア
摂政カシピア

飲んだくれに話しても無駄ね。
ベルカースは今の時代の間違いを象徴するような場所よ。
破壊すれば、新しくより良い世界を作ることができる。

ケルメン・ロケ
ケルメン・ロケ

やめろ、カシピア。
そんな事はさせない!

摂政カシピア
摂政カシピア

私はもうカシピアではない。
崇高なるヴァイパーとなった!

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

ケルメン!
そんな!

幻視を見た後、ティトゥスと会話しましょう。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

ケルメンは一人で彼女と対決するべきではなかった。
カシピアに、今日流した血を償わせてやる!

盗賊と会話しましょう。

盗賊
盗賊

〈スケールドコート〉の悪しき指導者は、哀れなケルメンを殺したのね。
後悔もためらいもなく。

でも、儀式は成功した。
彼女のいる場所が分かるわ。
ロスナ洞窟よ。

摂政カシピアとリトルリーフに会った。

盗賊
盗賊

本当?
まだ生きているの?
機会があったなら、なぜ倒さなかったの?

彼らは助けを求めていた。
大蛇とスケールドコートに敵対していると言っていた。

盗賊
盗賊

大蛇に敵対する?
カシピアは大蛇になり代わりたいんじゃなかったの!?
でも、過去のことは過去のことなのよね。

何か気がついたことは?
カシピアは何か奇妙なものを集めてなかった?

マンティコラと武装したトロールから何か採取していた。
それからニルンクラッツもね。

盗賊
盗賊

ニルンクラッツ?
カシピアはもしかして失われたはずの、古代ネードの秘密を解明したのかもしれない。
思った以上に彼女は脅威のようね。

ロスナ洞窟に急がないと!

ケルメンは本当に死んだのか?

盗賊
盗賊

一人でカシピアを止めようとしたのね。
彼にとって、彼女は強すぎたわ。

ケルメンが安らかに眠ることを願うばかりよ。

なぜケルメンは一人でカシピアを追った?

盗賊
盗賊

憶測の域をでないけど、二人はケルメンが魔術師ギルドにいた時からの知り合いだったわ。
恐らく彼は彼女の行動を認識して、計画を止めようと説得に行ったんだと思う。

残念ながら、彼女は聞く耳を持たなかったようね。

今何を目撃したのか分からなかった。

盗賊
盗賊

カシピアは〈スケールドコート〉の指導者よ。
彼女はセレスティアルの力を手に入れるつもりだった。
大蛇と同等になるために。

彼女は様々な罪に問われなければならない。
中でもケルメン・ロケの殺人罪にね。

セレスティアルの力を手に入れることは悪いことなのか?

盗賊
盗賊

カシピア摂政のような者の場合は悪いわ。
とてもね。
彼女自らの口で、世界を創り直すと言っていた。
そんなことはさせない。

カシピアは本当に大蛇と同等になれるのか?

盗賊
盗賊

過去にはもっと不思議なことが起こったわ。

私はセレスティアルの守護星座の一員として、大蛇とその信者たちを止める使命がある。
カシピアはその中でも一番厄介よ。
ロスナ洞窟に行って、彼女を止めなくては。

出発する前に、盗賊とティトゥスと会話しましょう。

盗賊
盗賊

急いでロスナ洞窟で私と会って。
手遅れになる前に、カシピアを止めるのよ。

ティトゥス・ヴァレリウス
ティトゥス・ヴァレリウス

合流はできない。
どちらかがベルカースに戻って、都市の防衛を準備しなければならない。

君と盗賊が…ケルメンの仇を討って、この毒蛇を止めてくれ。
皆の為に。

摂政カシピアの企みを阻止する

摂政カシピアの企みを阻止するため、ロスナ洞窟に行きましょう。

ロスナ洞窟
「ロスナ洞窟地帯」は岸壁に掘られたいくつもの洞窟が渓谷を取り囲んでいる場所で、いにしえのネードにとって貴重な資産がここには数多く眠っている。

ロスナ洞窟に到着すると、盗賊が話しかけてきます。

盗賊
盗賊

丘の上まで来て。
セレスティアルに変身してしまう前に彼女を止めないといけない。

丘の上に到着すると、崖が行く手を阻みます。

盗賊
盗賊

仕掛けを発動させて、橋を召喚して。

盗賊
盗賊

仕掛けの発動でエセリアルエネルギーの橋が召喚される。
この召喚はセレスティアルの力の前でしか発動できない。
つまり、カシピアの目的は達成が近いってことよ。

仕掛けを発動して、崖に橋を架けましょう。

橋を渡った先にある、スカイリーチ聖堂に入りましょう。

スカイリーチ聖堂
このいにしえのネードの聖堂はロスナ洞窟地帯の深部にあり、摂政カシピアの密偵やスケールドコートがここを使用してきた。

スカイリーチ聖堂に入ると、リトルリーフが待ち構えています。

盗賊
盗賊

カシピア!
このような危険な道に辿ってはいけない。

リトルリーフ
リトルリーフ

違うの!
あなたには分からない!
放っておいてくれれば、全てうまくいくの。

リトルリーフと戦う前に、盗賊と会話しましょう。

盗賊
盗賊

カシピアの気配を感じるけど、姿が見えない。
注意して。

リトルリーフと戦いましょう。

リトルリーフ
リトルリーフ

私のカッシは、傷つけさせないわよ!

リトルリーフを倒すと、崇高なるヴァイパーになったカシピアが現れます。

崇高なるヴァイパー
崇高なるヴァイパー

いや!
だめよ、リトルリーフ!

崇高なるヴァイパーはリトルリーフを霊魂として蘇らせます。

崇高なるヴァイパー
崇高なるヴァイパー

ああ、戻ってきて、リトルリーフ。

崇高なるヴァイパーと戦いましょう。

崇高なるヴァイパー
崇高なるヴァイパー

私は崇高なるヴァイパー!
空に居場所を得るべきよ!

崇高なるヴァイパー
崇高なるヴァイパー

私はただ…良くしたかった…だけ…

崇高なるヴァイパーを倒した後、盗賊と会話しましょう。

盗賊
盗賊

ポータルを使って、天文台まで戻って。
そこでまた会いましょう。

ポータルを使って天文台に戻った後、盗賊と会話しましょう。

盗賊
盗賊

カシピア摂政は手に入れるべきでない力を求めていたわ。

摂政カシピアが崇高なるヴァイパーになることを阻止した。

盗賊
盗賊

これで終わりね。
カシピアとリトルリーフの死は残念だけど、クラグローンを救うためには仕方なかった。

あなたはセレスティアルの守護星座に再び力を貸してくれた。
本当にありがとう。

クエストを完了する。

盗賊
盗賊

カシピア摂政とリトルリーフは世界を変えようとしていたけど、その対価は高すぎたわ。

大蛇、毒蛇…どう名づけても、蛇はただの蛇よ。

関連資料

ニルンクラッツ:研究

回転する混合剤の摂政
メンダン・フロト著

なんと卓越した物質をスケールドコートは発見したのか!
あるいは「再発見した」と言うべきかもしれない。
というのは、古代のネードがこの原初の元素をはるか昔に活用していたからである。
彼らはこのエセリアルのエネルギーを吸収し、放出する能力も含めた唯一無二の性質について、知っていたかのようにさえ見える。
しかし私は、ネードでさえ発見できなかった、我々が「ニルンクラッツ」と呼ぶ元素の様々な用途を我々が発見したという主張には自信を持っている。

大蛇の如き計略の摂政がスカイリーチの遺跡から出てきてニルンクラッツの贈り物をくれた時、我々はこの原初の元素で何をするべきかわからず、喜びと困惑が半々だった。
しかし、大蛇が摂政に囁くと、彼女は次々とこの物質をスケールドコートの力を増大させるためにすぐに活用できるいくつかの方法を説明した。
しかし、簡素なトリックと小規模な強化は始まりにすぎなかった。
大蛇の如き計略の摂政はもっと大きな計画を持っていて、この元素の有用性を百倍にも増加させるよう、私と私の錬金術師達に命じた。

錬金術師達はまず、自然そのまま固形の状態での元素の実用性について研究した。
その物質はクラグローン北部中で密度の高い岩盤を駆け巡る鉱脈として、そして時々、山や丘のふもとや谷の河川敷で砂粒や小さな塊として見つけられる。
固形の状態である時、ニルンクラッツは砕けやすく、薄片になりやすい。
ほとんどの酸からの攻撃に耐え、水や空気に晒されても変色することはない。
とはいえ、武器の鋳造や鎧の作成など、実際に使用できるほど密度が高いわけでも、十分に強いわけでもない。

粉状、または塵状にすりつぶした時に、ニルンクラッツの真価は明らかになる。
個々の塵の粒子中に貯蔵されたエネルギーは、より良く大蛇に奉仕するために修正されたネードの儀式を利用することで解放でき、活性化したニルンクラッツは薬や霊薬、それにその他の調合薬に利用することが可能となる。

例えば、予備試験の結果はその塵を、オークが複雑で力を集中させるタトゥーを入れる時に使用するインクに配合できることを示唆している。
トロールやウェルワといった生き物をこの儀式的なタトゥーで飾り立てることを想像していただきたい。
彼らをよりいっそう強力な破壊の原動力にすることが可能だろうか?
断固として「可能」であると我々は信じている。
我々はすでに、新たに任命された破壊にうねるオフィディアのエグザーチ、またはアイアンオークの首領として知られるブラードスに、百近い数の野生の生き物を飾り立てるインクを強化するために十分な量の、ニルンクラッツの塵を提供した。
そして、私がこれを書いている間にも、さらなる原初の元素が加工のために集められている。

もう1つの塵の活用法については、蠢く悪夢の摂政と彼のチームが陣頭指揮を執っている。
これは古代の産卵場と、様々なエキゾチックで危険な生き物にかかわるものだ。
彼は増大している大蛇の貯蔵兵器に加えるために、産卵場の原始的な繁殖機能にニルンクラッツの塵を混ぜることにより、全く新しい怪物を作り出すことを期待している。
彼の理論がどのように実を結ぶか、興味のあるところだ。

元素のもう1つの状態に関係する有望な研究がある。
我々は、溶けた状態の物質が、エセリアルの力のさらなる強力な解放をもたらすに違いないと考えている。
我々が発見した古代ネードの文書によれば、失われた民がかつてセレスティアルの生き物の作成、強化をしていた時には、液体状の物質が必要だったと示している。
我々は物質を液体に溶解するため、巨大なるつぼを建造している。

錬金術師たちが説明のために数々の理論を展開したものの、なぜ物質がクラグローン北部にのみ出現するのかは謎として残っている。
有力な説は、はるか昔この地域に空から落ちてきた岩の塊によって堆積したというものだ。
もう一つの可能性として、スカイリーチの遺跡で我々が分析したわずかな壁の装飾がほのめかしているように、ネードが世界のコアの奥深くから物質を引き上げるために、アルケインの儀式を利用したという説がある。

この原初の元素がどこから来たのか、また、それが本当は何なのかを完全に理解することはないだろう。
しかし、そのことが、その物質を大蛇と彼の定命の手足である、大蛇の如き計略の摂政の栄光と壮大な目的のために使用することを止めることはない。

大蛇の刀剣

危険なるヴィスカー、

大蛇が貴殿に微笑まんことを、誉れ高き戦士よ!
常日頃より貴殿の刃と影を使いこなす技量に一目を置いております。
また、その横には共に戦ってくれる蛇の一団が随伴してくれるという祝福まで与えられているとのこと。
貴殿が主に目をかけられていることを、羨ましく思う限りです。

偉大なるヴィスカー殿に一つお願いしたいことがあります。
実はスカイリーチ聖堂に通ずる参道を守護して頂ける人を探しているのです。
道の安全を守り、我々の敵を遠ざけてくれる人を。
この重要な役目に考えられるのは貴殿だけでした。
道の安全を守っていただけるのならば、大蛇は手厚く報いることでしょう!

大蛇の如き計略の摂政、カシピア

摂政カシピアの称賛

大蛇の如き計略の、摂政の執事長、リトルリーフ著

何人かの私の同国人に、これから私が書く言葉は悪趣味だと見なされるかもしれない。
その他の者にとっては、これは神への冒涜に他ならないだろう。
しかし、私はもうこれ以上この考えを自分だけで抱えていることはできない。
もしそうしようとしたら、頭が粉々に破裂するのではないだろうか!
そして、そう経験したいとは願わない。

最初に、私は自分が誰であるかということ、なぜ大蛇の如き計略の摂政と呼ばれている、クラグローン北部のスケールドコート部隊の指導者、美しきカシピアの称賛すべき特質について書く資格があるのかということをお教えすべきだろう。

私の名はリトルリーフ。
私達がスケールドコートに加わる前から我が女主人にお仕えしている。
私はカシピアに、彼女が魔術師ギルドの高位メンバーであったオーリドンで出会った。
彼女は遠くから彼女の力と優美さに感嘆している私に気づいて、彼女のあらゆる用事をこなす者として直々に私をお選びになった。
それ以来、私は彼女のもっとも奥底にある考えと静かな思いを世に伝える共鳴板を提供し、腹心の友、聴罪司祭となった。
私以上にカシピアのことをわかっている者はいない。
そして私のように、全身全霊を込めて彼女を信じる者はいない。

大蛇が私達の主人であり、指導者であるなどとどうして言えようか?
ああ、私は大蛇を信じ、崇拝している。
間違いなく、心から!
そもそも、彼こそ私達がスケールドコートに加わった理由であった。
しかし、大蛇が常にスケールドコートへ命令を下すわけではない。
彼は昼も夜も私の側にいるわけではない。
そして、思い切って言うなら、彼は私の愛するカシピアの美しい顔と素晴らしい姿からはかけ離れている。

誰が大蛇の要求に応えてアイアンオークを私達の集団に連れ込んだのか?
もちろん、カシピアだ。
彼女は大蛇の命令に従うが、常に彼女自身と信奉者達にチャンスと幸運を作り出す方法を捜し求めている。

だが、私のことを彼女の夢想にのぼせ上がった馬鹿だと思われる前に、なぜカシピアが私達の集団の中でとても高く上り詰められたのか説明させていただきたい。
カシピアは断固として容赦しない。
彼女は力強くカリスマ性がある。
そして、彼女は何がスケールドコートにとって最良なのかを知っている。
クラグローン南部で私達が苦しんだ、不運な後退をもたらしたあの鈍くさい愚か者とは違って!
大蛇の「選り抜き」が地域の南部で彼らの要塞を失っている間、摂政カシピアはクラグローン北部で多忙だったのだ。

故に、摂政カシピアを称えよ!
彼女が末永く大蛇に仕え、スケールドコートを導かんことを!

崇高なるヴァイパーの夜明け

摂政カシピアはもういない!
これからの私は崇高なるヴァイパーだ。
セレスティアルの位まで登り、世界を変える力を手に入れた!
まあ、少なくとも、じきにそうなる予定である。

これらの古代ネードの民の遺跡内で解き明かした秘密により、私はネードの民が定命の者にセレスティアルのエネルギーを植え付ける方法を再現できた。
そしてスケールドコートの錬金術師とアイアンオークのルーン筆写家らが開発し、マンティコラやトロールを相手に実験を重ねた技法を組み合わせることで。
私は自らの定命の者としての体をエセリアルの力の導管へと変化させる方法を開発した。

もっとも、これらのことは現地人からレッド・ブリットル、我々錬金術師がニルンクラッツと呼ぶ主要成分の発見、または再発見がなければ不可能だっただろう。
この真紅の物質は、自然の状態では非常に危険なものとなる。
しかし我々が古代の文書より再現した精製方法により、安定化したこの成分こそが、この変化を可能とする鍵となった。

我々は今、新たな世界の岸辺に立っている。
この過程が完了し、崇高なるヴァイパーとなった私が産卵場から現れる時、私はセレスティアルの大蛇と比肩すべき存在となる。
私は神となるのだ!
だが単なる気まぐれや不在な神としてではない。
崇高なるヴァイパーは実在して活動し、古き世界の不完全なものを破壊しながら、私が支配する新しい完成された世界を創造していく。

そして私の愛する、利発で純真なリトルリーフが側にいることだろう。
場合によっては彼女も引き上げてあげよう。
だがそれは、まず自分の立場を確立した後になる。

次回クエスト

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