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書籍

クラフトモチーフ99:目覚めの炎

名高い鎧鍛冶師にして金属細工師、エドムンド・ミド著

これは目覚めの炎教団の志願者にデイゴン公の目に適った装備を与え、タムリエルを徘徊する忌まわしい「無辜の人々」に暴虐を加えさせるためのガイドである。

以下に示すのは、私の生涯をかけたデザインと作業の記録だ。私に恥をかかせたり、私のデザインを劣った発想で「改良を加えよう」などと考えないように。私は生涯をデイゴンに仕えるため費やしたのだ。それぞれが火と炎のデイドラ公の破壊の力を想起させるために作られている。お前たちがこのデザインに何かを付け加えるなどという愚かな考えを起こす必要はないし、そんなことをしても成功しない。私の仕事はこのままで完璧なのだ。


兜の重さとスタイルを志願者の必要に合わせよ。頭巾を加えるか角の位置を変えるなどして、我らが仕えるデイドラ公の雄大さを喚起するために必要な措置を取るがいい。志願者は我らが大義の仲間なのだから。

肩防具
肩はデイゴンの期待の重みを背負う。守りをしっかりと補強し、臆病心や無謀さが我らが主の計画の邪魔をしないようにせよ。金属製の肩プレートを重ね、志願者の腕にしっかりと結びつけろ。絶対に取り外せないようにするのだ。

胸当て
我らの心臓は破壊のデイドラ公のために強く脈打っている。この器官を金属の板を重ねて守れ。胸当ては装着者の胴体にしっかりと合わせ、しかし肋骨は露出させておくこと。デイゴンのために死ぬ胆力もないような者が、肝臓を失っても自業自得だ。

手袋
私の手袋のデザインの最も優れた点は、爪のように尖った指先部分である。手袋を作る時に爪を忘れようものなら、この部分の使い道を直々に見せてやろう。私の忍耐を試そうとしないことだ。

ベルト
ベルトは機能的だが目立たない、ただの革で作ること。ベルトの要点は装着者の鎧がずり落ちるのを防ぐことにある。だから派手さは無用だ。デイゴンは役に立たない衣服を許容しない。

脚当て
足の前面のみを保護せよ。戦士が背後からの攻撃を許すようなら、その戦士は無能さの代償を払うだけだ。

ブーツ
足先を保護するプレートを重ね合わせ、広範囲を覆わせよ。隠密行動はメエルーンズ・デイゴンの信者に不要である。陰謀や秘密の行動は無意味だ。我々はタムリエルを支配するのだから。


我らが戦士が身に着ける盾は、オブリビオンへの扉をイメージして作っている。つまり戦士たちが敵を送る先だ。重ねた金属で作り、盾の側面から突起が出ているようにすること。目覚めの炎の戦士たちはこの盾の側面を使って敵に突進し、デイゴン公のために血を流すことで歓喜に浸る。

短剣
短剣とは単なる小さな剣である。刃は簡素に留め、しかしスタイルは維持せよ。短剣は剣のデザインを反映すべきである。短剣がデイゴンの領域の恐怖と威圧的な構造を思い起こさせないのなら、お前の地位はないものと思え。


剣の刃はデッドランドの尖塔のように柄から立ち昇るべきだ。湾曲した刀身などを作る者は、この私がじきじきにデイゴン公への生贄に捧げてやろう。


我らが神聖なる教団と戦おうなどという愚か者が最期に見るのは、処刑人の斧である。軍事においても使えるよう、ギザギザの部分を大量に付加せよ。我らが公の敵を武装解除するために使えない武器を作るような者は、ポータルに放り込んで公の領域へと送り、スキャンプに始末してもらう。

戦棍
戦棍の先端は、破壊の公の計画を支援するためにデイドラが作った機械に似せて設計すること。握りの部分は長く直線的で、尖端は短く、針を付けて敵の鎧を貫通できるようにする。


両端に球根型の邪悪なスパイクがついた教団用の杖は、デイゴンの領地の構造をイメージして作られる。組み立てる工程で少しでも間違えば、杖は込められた力を正常に放出できず、爆発する恐れがある。お前たちの怠慢や無能が引き起こす死は、お前たち自身にも降りかかる。


何においてもそうだが、弓と矢がしっかりと機能するよう取り計らえ。しかしそれだけで満足してはならない。いくつもの機能を持たせるのだ。弓は金属をかぶせた木で作り、牙や突起をつけて突き刺し、敵の剣を絡めとれるようにせよ。

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