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書籍

クラフトモチーフ82:アイスリーチ魔術結社

ウィンドヘルムの衛兵、雪の預言者スヴァリド著

アイスリーチ魔術結社は力ずくでスカイリムに戻ってきた。奴らはリーチの民を勧誘して数を増やし、無辜の人々を誘い入れ、この地を混沌に陥れている。この不吉な勢力を構成する魔女について知られていることは少なく、使用する武器や防具についての情報はさらに少ない。私の任務はアイスリーチ魔術結社の武器や防具についてできる限り報告し、敵の情報を得られるようにすることだ。


アイスリーチ魔術結社の頭装備を兜と呼ぶのは妙な気がする。あれは保護よりも誇示のための装備だろう。共通する特徴として見られるのは、どれもおぞましく歪んだ仮面で、鳥を模していることである。鉤状のくちばしが、枝と糸に覆われた口から突き出している。仮面の中には、角や煤のような暗い色の羽をあしらったものもある。また、小枝と木の皮を無秩序に積み上げただけのものもある。不気味さを競っているかのようだ。

肩防具
魔術結社の肩防具は簡素だが効果的である。防御力は様々だが、リーチの民の鎧鍛冶は革の突起を丈夫な木の皮や骨を固めたもので強化する。遠くからだと、本物の鳥の頭蓋骨のように見えるものも目にした。近くに寄ってみると、それは小枝と藁で作られたものだった。しかし、恐ろしいことに変わりはない。

胸当て
魔術結社の防具の大部分と同じく、戦士の胸にはいかなる金属も使われていない。おそらく金属を扱う技術がないのだろう。魔法使いは煮沸した革と動物の毛皮を組み合わせた鎧で胴体を覆う。しかし、胸を小さな鳥の頭蓋骨や爪で飾ることも珍しくない。

手袋
これまでに我々が遭遇したアイスリーチ魔術結社はほぼ全員、腕か前腕に防具をつけていた。素材は他の部位と同じだが、分厚い毛皮で断熱性を高め、革か腱で結びつけている。時としてリーチの民は指先に鋭い金属をはめ、ハグレイヴンの爪のようにしている。危険性もハグレイヴンに匹敵する。

ベルト
魔術結社のベルトは動物の皮製で、左右の端にいくつも小さな袋がぶら下がっている。死体を調べたところこの袋の中身は多彩で、しばしば魔女ごとに異なることが分かっている。耐久力を上げたい場合はきつく織られたベルトと強化革を使い、腰に巻きつけて安定性を高める。

脚当て
アイスリーチ魔術結社は、丈夫な布を革で補強したグリーヴを用いているように思われる。この素材は硬く重いので動きが鈍りそうに思えるが、金属が使われていないため敏捷性が確保されるのかもしれない。

ブーツ
アイスリーチ魔術結社の装備の中で、一番嫌いなのはブーツだ。仲間の兵士たちは奇怪な仮面が大嫌いだと言うが、戦場であの三つ又の先端は本当に気分が悪くなる。敵は我々が理解して戦える相手ではなく、自然に反した原初の存在に変わってしまう。小さなことではあるが、人々が怪物に変身して空に嵐が荒れ狂っている今は、小さな物事も恐怖を引き起こしうる。


趣味の悪さという点では、アイスリーチ魔術結社の盾も他の装備に引けを取らない。この盾は前面にギザギザのついた平らな骨をあしらい、残りの部分は先端を鋭く尖らせた木で作られている。カラスの羽毛を思わせる形状で、木製の短剣が飾られている。

短剣
魔女の短剣を心臓に受けて死んだ仲間はあまりにも多い。アイスリーチ魔術結社はギザギザの割れた金属でできた短剣を用いる。鍔には毛皮が巻かれ、握りはまばらに配された革で大雑把に覆われている。存在に気づかないことが多いため、これは恐るべき武器である。色が魔術結社の鎧に溶け込んでいるため、不意を突かれやすい。


アイスリーチ魔術結社の大剣の柄にはギザギザの骨片があしらわれ、刃を飲み込もうとするくちばしのような形状をしている。まるで嵐の中で鍛えられたかのように、金属が不均等に散りばめられている。野蛮で狂気を感じさせる剣だ。


アイスリーチ魔術結社のねじれた斧はもう一生見たくない。とても印象的な外見をしていて、爪の先から血の滴るねじ曲がった手のようだ。一見すると粗雑な作りの武器に思えるが、実はかなり精巧に作られている。広角で節の多い刃は骨を貫き、何でも切り刻める。

戦棍
魔女は恐ろしい戦棍を装備している。片面は骨と固い突起に硬化された皮に覆われ、厚い鎧を貫いて倍の被害を与える。先端のもう一方の面は一般的な戦棍のように見えるが、石のように硬い木でできている。こうした武器を目撃した者で、生き残れる者は多くない


魔術結社の杖は一見すると簡素に見える。魔女はねじれた木の長い棒を曲げて縛り、うずくまるカラスや曲がった指などの不気味な形状に仕上げる。威嚇するような棘が上から広がり、骨と糸だけで出来た杖に絡みつく。素材の簡素さに騙されてはいけない。これは他の武器に匹敵する殺傷力を持ち、魔術結社の魔女はこの杖を恐ろしく正確に操る。


魔術結社の弓はねじれた丈夫な枝で作られており、空気のように軽い。藁と麻糸で編まれた奇妙な首が握りの上下に飾られていて、くちばしは装備者の手を飲み込もうとしているように見える。

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