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書籍

クラフトモチーフ77:ズェンの鹿

エルデンルート、緑に祝福された武芸の達人、グワエレロス著
紡ぎ手は世界の全てが木だと言うだろう。悪は害虫のように樹皮の下を進み、善を飲み干してしまう。緑の戦士は枝を探り、隠れている悪を取り除き、喜んでむさぼる。罪に報いを与え、悪意に報いを与える。鹿である我らは、その罰を遂行する。報酬に求めるのは血だ。労苦と復讐の神ズェンが求めるものはそれだけだ。


真のズェンの鹿は、恐れよりも勇気を呼び起こすべきだ。罪人たちには冷たく公平な正義の顔を見せなくてはならない。我々が労苦を与えるのは、自分たちのためではない… ズェンの名の元に行う。だから、肉食の昆虫の下顎と仮面の下に顔を隠す。昆虫は不要なことを何もしない。奇妙な冷静さを保ちながら、暴力に満ちた日々を過ごす。我々のように。

肩防具
肩は間違いなく腕の根である。すべての根のように守りが必要だ。鹿の鎧鍛冶は棘のついたキチンプレートと、印象的な下顎で完璧な肩防具を作り出した。我々の姿はすでに恐ろしいが、さらに恐ろしさが増した。

胸当て
我々ウッドエルフはあらゆる技術に秀でているが、中でも恐ろしいカブトムシを殺すことは由緒ある伝統の一つだ。鹿の鎧下を作るには、動きやすくするため数百の繊細な切り込みが必要だ。革の胴当てにキチンプレートを付ける作業は何時間もかかるが、素晴らしいものが生み出される。

手袋
ぴったりした革と巧みに切られたキチンプレートで作られた鹿の手袋は、どこへ行っても森の戦士から羨ましがられる。カブトムシの皮は滑りやすいので武器に傷つけられることはほぼなく、狡猾な決闘者にぴったりの手袋だ。

ベルト
ヴァレンウッドで、ゆったりした服は死を招く。カミソリのように鋭いトゲ、罠のような蔓、巨大な獣の爪は、いつでも我々の命を奪おうと待ち構えている。頑丈な革のベルトで、川の大蛇がとぐろを巻くように強く締めれば、体が細く保たれ、内臓が守られる。

脚当て
頑丈な革のズボンの上に柔軟なキチンプレートを被せることで、敵から敵へ素早く移動する際にも身を守れる。ウッドエルフにとって、速さと安全性は切り離せない要素だ。足をしっかり守れば、間違いなく素早く動ける。

ブーツ
ヴァレンウッドのブライアや毒ヘビは、これまで何度もむき出しの脛やふくらはぎを傷つけている。ボイルドレザーとカブトムシのキチンを使った鹿のブーツは、鉄のグリーヴの半分の重さで、同じだけの防御を得られる。


キチンには加工の必要がない場合もある。例えば、鹿の盾だ。ズェンの盾は、頑丈な革の裏地が付けられたカブトムシの甲羅に過ぎない。イフレの英知が、カブトムシの甲殻を盾のようにした。すでに完璧なものに手を加えるのは、愚か者がすることだ。

短剣
鹿の短剣ほど装着者の徳を完璧に表現する武器はあまりない。キチンと鋼で作られた刃は、ギザギザの葉に似ている。危険な葉よりも緑のしもべにふさわしいものがあるのだろうか?


短剣と同じように、鹿の剣は鋭いキチンと葉のようなモチーフの緑の美と恐怖が反映されている。大きいがとても軽量である。敵が一撃する間に二度の攻撃を返せるだろう。このような状況なら、最もタフなノルドでさえもすぐに片付けられる。


すべての正しきウッドエルフのように、我々はグリーンパクトを喜んで守る。木を斧で傷つけることはない。斧を受けていいのは敵だけだ。鹿の優れた斧頭は先端が割れていて、それぞれに刃がある。与える傷を全て重症にして、治療しにくくするためだ。

戦棍
鹿の戦棍の先端は、間もなく咲きそうな花によく似ている。だが、その花びらは決して柔らかくない。重く棘がついたキチンで重い鉄を覆ったこの武器は、ストリッド川の南で最も恐ろしい武器だ。


鹿の魔術師の杖は、恐ろしい下顎と葉を模した刃に、緑の強大な力が反映されている。この武器を通して発せられた呪文には、完全なズェンの祝福が与えられる。敵の魔術師に出くわしても、この杖があれば報復できる。


木の弓はどこで作られたにせよ、汚い木こりと森を圧殺する者の悪臭を避けられない。鹿の弓は成虫が脱皮した瞬間に手に入れた、柔軟なカブトムシのキチンを使っている。ウッドエルフが戦闘に使う武器の中でも、最もイフレとズェンに敬意を表するものだ。

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