魔法使いウラキャナック著(コロール大学のジュノ・プロシラス翻訳)
狩人ハーシーンを崇める者は、ハンツマンの衣装と武器を身に着けるべきだ。ハンティング・グラウンドの槍、鞭、犬の姿をまとえ。ハンツマンが外見を真似ることでハーシーンの姿を呼び起こすように、我々はハンツマンを模倣することでハーシーンを称えよう。偉大な狩人を! 彼の呪いでさえも祝福だ! 私がそう言っているのだから、そうなのだ。
兜
ボイルドレザーのスカルキャップに、ハンツマンは倒れた獲物の枝角や角を加えた。狩人以上に獲物を尊重する者がいるだろうか? 獣の姿をまとう時、我々はスキンシフターのストリーベグに近づき、それゆえに彼を称える。再び吠えよ。かかとを蹄のように踏み鳴らせ!
肩防具
ハンツマンは比較的軽装を好むが、良いポールドロンを装備して悪いことはない。この話は五世代のウィッチマンに伝えている! ポールドロンは良いものだ。さらに、角や釘を付ける場所がもう一つ増える。全てが素晴らしい。
胸当て
ハンツマンの胴鎧としては、キュイールブイ革があればいい。最も獰猛な獲物に対してもだ。狩人に必要なのは、獣の牙や鉤爪、定命の者の短剣や剣をかわす素早さである。
手袋
革の腕甲はハンツマンの前腕を守る。手の甲から伸びているが、指は決して覆わない。素早い狐グリベグが自らの知恵を飾り、指を布で覆っただろうか? そんなことはない!
ベルト
ハンツマンのベルトはマンモスやヒグマのように強力な獣の皮でできている。通常は毛皮や剛毛でなめされている。ハンティング・グラウンドは森と荒野の地だ。レンガと石の地ではない。そのため、ハーシーンと狩人は常に荒野をまとう。
脚当て
強きハーシーン公よりも積極的に動き回るデイドラ公がいるだろうか? 愚かな過ちを冒す前に答えを教えよう。誰もいない! そのハンツマンも同様だ。ハンツマンを模倣しようとする我々も、素早く敏捷に動かなくてはならない。だから脚当てを最小限にするのだ。大雄鹿ウリカンベグが脚を覆っただろうか? いいや! 素早き狐グリベグは? ウラキャナックは、この答えを自ら出すよう求める。
ブーツ
我々のブーツは動きやすい皮とフェルトで作られる。重装備の場合は釘を打つ。このブーツはハーシーンが狩人アルラベグの姿を取り、伝統的な毛布や狩り小屋の壁掛けに描写されているものと同じだ。最も価値ある獲物を見つけしアルラベグを称えよ! 彼の名で踊れ!
盾
ハンツマンのカイトシールドは大きく、厚い皮は金属のように強いがより軽い。大雄鹿ウリカンベグの枝角の姿を模しており、本物の鹿の枝角も付いていて、ハートレザーの紐で装飾されている。武器で攻撃すれば、大雄鹿の蹄のような音がする!
短剣
ハーシーンの猟犬の大きなハンティングナイフは様々な用途に用いられる。「武器」はその一つでしかない。皮を剥ぎ、杭の目印に使い、網を手入れする。 刃は片刃だが重い金属で鍛造され、刺突両面に使えるよう調整されている。これは賢い道具で、そのため素早い狐グリベグに捧げられている。
剣
獲物は首を落とすだけでなく、心臓を刺してとどめを刺さねばならない場合がある。その仕事のため、ハンツマンは剣を用いる。ハンツマンの剣は可能な限り鋭い鋼で鍛造されるが、クロスガードと柄は爪と革を巻かれた骨によるものだ。これは装飾よりも実用を重視している。
斧
ハンツマンの斧は重い刃を持つ。その聖なる用途はただ一つ。這いつくばらせた獲物の首を切り落とすことだ。枝角で装飾された斧は大雄鹿ウリカンベグを呼び起こす。その蹄の音はブラッド・サモンズに鳴り響くのだ。大雄鹿のために足を踏み鳴らせ!
戦棍
ハンツマンの戦棍は骨を砕く。ヘッドには重い金属に骨、角、枝角を付ける。必要なら致命的な一撃も与えられるが、通常は獲物の首を斧で切り落とす前に足を砕くため用いられる。戦棍を持てば、強大な熊フロッキベグの力が得られる!
杖
我々の魔法使いの杖は先端に頭蓋骨と枝角による、ハーシーン公の大雄鹿の姿、ウリカンベグのトーテムが付いている。杖の底や爪の持ち手からは、集中を促す線が入っている。攻撃魔法は先端から、回復魔法は底から放たれるためだ。
弓
ハンツマンの弓は木、角、枝角、皮から作られる。獲物を追跡し、狩る者たちが使い慣れた武器だ。弓はハーシーンの狼の姿、ストリーベグを称えてリムが狼の頭蓋骨で装飾されている。ストリーベグのために吠えよ!
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