前日談クエスト
前日談
キザと話す
ブラックハイツの北東の水辺にいるキザと会話があります。
黄昏の先唱者が村に来たと思えば、今度はあなた。ここじゃ訪問者は珍しいのよ。あなたみたいな歩き手は、面倒事に引き寄せられてくる。ブラックハイツに面倒はいらないわ
黄昏の先唱者がここにいると、何かまずいのか?
どこであろうと、黄昏の先唱者がいる理由は1つ。ドロ・マスラよ。あなたもドロ・マスラを追っているの? 曲がった猫を
いや。追わないといけないかもしれないが
見つからないわよ。ブラックハイツには何の問題もない。もし先唱者に会ったらそう伝えて。問題が起きたとしたら、彼女が呼び込んだのよ
伝えておこう
次の手順の前に、もう一度会話できます。
キザの邪魔をしないで。この者はもう十分面倒を抱えているの。これ以上いらないわ
物語内容
アダーラハイと話す
ブラックハイツに行くと、アダーラハイとカイシュカが話し始めます。
落ち着いて、カイシュカ。彼がケナーシの元に向かったって、どういうこと? まさか… 逝ってしまった? 間に合わなかったの?
ケナーシが連れていったなら、心配なんてしない! 生命の壁がおかしいの。不浄なのよ。ケナーシの優しい抱擁から、彼を奪い去るかもしれない
カイシュカと会話しましょう。
この者のことは気にしないで、歩き手。危険なのはこの者の夫だけど、姉さんが来てくれた。姉さんが解決してくれるわ
アダーラハイと会話しましょう。
「モー・オブ・ローカジュ」を完了していない場合
気になったならごめんなさい、歩き手。カイシュカの夫は長い間病気なの。参ってしまいそうで心配なのよ。アダーラハイは手紙を読んで、助けが必要だと知ったわ。でも、除霊を求めているとは思わなかった
祈祷師なのか?
アダーラハイは黄昏の先唱者よ。カジートがローカジュの心臓の鼓動に惑わされず、迷える曲がった猫を追い払うために、黄昏の賛歌を歌う
もしカイシュカの懸念が当たっているなら、彼女の夫の魂はとても危険な状態よ
彼を守れるか?
可能性がない訳ではないけど、ドロ・マスラを追い払うには大きな危険が伴う。奴らはこの者に爪を立てて歌を止めることも、旋律を歪めてベントの踊りに引き込むこともできる。先唱者は、誇り高く鋭い爪の者と共に歩くものなの
「モー・オブ・ローカジュ」を完了している場合
ごめんなさい、歩き手。気になったなら… 待って。あなたは七つ謎の聖堂を救ったわね? アダーラハイはとても嬉しい。闇と戦っても無事だったのね
そうだ。なぜここに来た? また除霊か?
アダーラハイは、苦しんでいる妹を支えに来たの。妹のカイシュカの夫は、ずっと病を患っていた。アダーラハイは手紙を読んで、助けが必要だと知ったわ。でも、除霊を求めているとは思わなかった
どうやら考え違いだったようね
彼を助けられるか?
もしヴィジャリが深い闇に屈していないなら、望みはあるわ。でも、あなたも知っているでしょ。ドロ・マスラを追い払うのは危険な仕事だって。曲がった猫はアダーラハイの歌を止めるか、歪めて奴らの旋律に変えようとするの
この者は、この旅に鋭い爪を連れてこなかったし
除霊の手伝いをしよう
生命の壁に行って、ヴィジャリを探しましょう。村の裏にある道を進めば行けるわ
ドロ・マスラがいたら、消し去る間アダーラハイを守ってほしい。その中にヴィジャリがいないことを祈るわ
「モー・オブ・ローカジュ」を完了していない場合
それだけでいいのか?
では、この者は聖歌を歌うことだけに集中するわ。アダーラハイのメモが真実でなかったら、ナミイラの血によってみんな世界の陰の闇に引き込まれてしまう
でもこの者を守ってくれれば、その歌があなたの耳を塞ぎ、ローカジュの歪んだ旋律を聞かずに済むでしょう
ローカジュとは何者だ?
ローカジュは深い闇で生まれた、ファドマイの最後の子供。ニルニを騙して、この世界に子を産ませたの。ローカジュは追放されたけど、その心臓は今でも世界の陰の闇で鼓動し、蠱惑的な旋律を奏でている
世界の陰の闇とは何だ?
そこでは深い闇、ナミイラと彼女のドロ・マスラが、ローカジュの心臓の鼓動に合わせてベントの踊りを踊っている。その鼓動を耳にする真の猫は、踊りに囚われてドロ・マスラに絡め取られる危険があるの
「モー・オブ・ローカジュ」を完了している場合
昔に戻ったようだな?
そうでないことを祈りましょう、歩き手。七つ謎の聖堂を浄化する仕事は、ちょっと繰り返せる自信がないわ。でもたとえ何が起ころうとも、あなたがいるならアダーラハイはきっと打ち勝つことができる
さて、もう一度闇に入りましょうか
カイシュカやヴィジャリとの関係は?
カイシュカはこの者の妹、ヴィジャリはマーラの結びつきによる義理の弟よ。最後に会ってからかなり経つ。2人が結婚してからは会っていないわ。もっと早く来られればよかったんだけど、黄昏の先唱者としての仕事で、あちこちに行かねばならなかったから
ブラックハイツが故郷なのか?
黄昏の先唱者に故郷はない。でもアダーラハイと妹はトパルの生まれよ。カイシュカはブラックハイツに長く住んでいる。この場所や風習について、もっとよく知っているわ
生命の壁とは何だ?
この村にとって神聖な場所よ。カイシュカならもっと説明できるけど、アダーラハイが知っているのは、ここのカジートが生涯の終わりにそこを訪れるということだけ。そこにヴィジャリが行く理由は、彼が弱っているから。カイシュカが心配するのも無理ないわ
それにより、ドロ・マスラに連れ去られやすくなるのか?
弱っている体には、最も輝いている魂さえも負担になる。ただ、彼には危険を冒す勇気がある。彼の意志がその骨よりも強いという希望を持ちましょう
カイシュカと会話しましょう。
姉さんがヴィジャリを救うのを手伝ってくれるの? 優しいのね、歩き手。ケナーシが追い風を運んでくれますように
ヴィジャリは夫なんだな?
ええ、望んでたよりも短い時間だったけど、でも夫婦になる前から病気のことは知ってた。2人の時間は、短くて、かけがえのないものだったわ。生命の壁への旅が近いことはわかってるけど、もう少し待ってほしい
彼の巡礼はそれほど大事なのか?
この地のケナーシの習わしで、ヴィジャリは魂の荷を降ろし、星の裏の砂場へ向かう準備をしなければならない。ここの人たちは生命の壁に印をつけて、後に残す者のために最後の作品を描くのよ。悔いを残さずに行かなければならないの
その前に倒れたら?
ケナーシの届かないところに留まることになる。カイシュカにはそれがどんな意味を持つかわかるわ。深い闇に落ちるのは嫌でしょう?
生命の壁のことを教えてほしい
街の奥の洞窟にある聖地よ。この村の人たちは、命が尽きる時、自分の最後の作品を描くためにそこに向かうの。何世代にもわたってそうしてる。それがヴィジャリに残された仕事よ
なぜそこは聖地になっている?
生命の壁は現世の旅の最後の一歩であり、来世の旅の最初の一歩なの。旅人は壁で魂の荷を降ろしたら、山に続く道を登り、ケナーシが抱く腕へと昇る
アダーラハイの妹なのか?
実は双子なの。ブラックハイツみたいな寂れた村に来ることはめったにないけど、カイシュカを助けに来てくれることはわかってた。アダーラハイは、いつも誰かを助けてきたから
「モー・オブ・ローカジュ」を完了していない場合
姉を尊敬しているようだ
当然でしょう? 黄昏の先唱者で、世界中を旅し、アズラーの秘密を抱えて世界から闇を追い払ってる。この者の単純な暮らしとは全然違うけど、とても尊重してる
「モー・オブ・ローカジュ」を完了している場合
以前、彼女と一緒に聖堂のドロ・マスラを浄化したことがある。とても危険だった
そうなの? じゃあ、神がここで2人をまためぐり合わせてくれたのね。まさに思し召しだわ。安心してヴィジャリのことを頼める
生命の壁に行く
ブラックハイツの北西にある生命の壁に行くと、ヴィジャリがいます。
暗き月よ…!
ダクラディ、ダクラディ、一緒に踊ろう!
ヴィジャリ! 踊りに囚われてしまった! 彼を止めて、ここから逃がさないと!
ヴィジャリと会話しましょう。
ヴィジャリ、ヴィジャリ、ここに来い。彼には見えない、ダクラディ
ヴィジャリ! 踊りを止めろ! 踊りによって変質させられている!
ヴィジャリ、ヴィジャリ、逃げられない。ケナーシ、ケナーシ、それが鍵
ケナーシが鍵? 待て!
もう一度、ヴィジャリと会話しましょう。
ヴィジャリ、ヴィジャリ、ここに来い。彼には見えない、ダクラディ
アダーラハイと会話しましょう。
闇はここから… この不気味な壁画から染み出している。アダーラハイは我慢できない。ヴィジャリをベントの踊りから救い出して離れましょう! できるだけ早く!
彼は止められない。ケナーシが鍵だと言っていた
テンポを乱して! この者が歌うにはうるさすぎる! 鐘を! ケナーシの鐘を鳴らして!
もう一度、アダーラハイと会話しましょう。
ローカジュの心臓に全員が屈する前に、鐘を叩いて!
ケナーシの鐘を鳴らすと闇が祓われます。
あれだわ! あっちも!
もう一つの鐘を鳴らすと、アダーラハイが話し始めます。
ああ… 危なかったわ。ヴィジャリはまだ迷い猫にはなっていないけど、早く除霊を始めなければ。家まで連れていくから、そこで会いましょう。あなたの力が必要になる
アダーラハイと会話しましょう。
アダーラハイが、ローカジュの心臓の鼓動をこんなに強く頭の中で聞くのは久しぶり。あれ以来…
心配ないわ。心を落ち着かせるのに、少しだけ時間があればね。ヴィジャリのところで会いましょう
ヴィジャリと会話しましょう。
心臓が… 動いている! それとも、彼自身のものか?
ヴィジャリの家に行く
ヴィジャリの家に行くと、アダーラハイとヴィジャリとカイシュカがいます。
アダーラハイはヴィジャリに黄昏の賛歌を歌っています。
アダーラハイと会話しましょう。
間に合わなかったわ、歩き手! ヴィジャリはベントの踊りとの戦いに負けそうよ。闇が今まで見たことのない強い力で捕まえている。この者は歌で抑え込んでいるけど、祈りだけで闇を払うことはできない。助けが必要よ
何をしたら良い?
あの冒涜的な壁画は、ナミイラの腐敗の源じゃない。闇が滲み出すひび割れのせいよ。何かがそこからヴィジャリに手を伸ばし、掴んだ。そいつの本質をもっと知らない限り、この者にはその手を解くことができない
では、調べればいいのか?
机の上、私の鞄の脇にある先唱者のトニックを持っていって。トニックはあなたの心を開いて、闇と光の間の黄昏が見えるようにするの。ヴィジャリに取りついているものが見えたら、その残滓を探して。ムンダスの他の物にもつながっているはずだから
それは何の役に立つ?
あなたが見るものは、ガラスに残った足跡に似ている。触れたものに残された染み。それを見つけて。トニックのおかげで、残った跡が見えるようになる
そうすれば、この悪の正体がわかる。相手を消す鍵になるかもしれない
できるだけ学ぼう
アダーラハイは、ヴィジャリと一緒にいるわ。この者の聖なる呪文がなければ、闇が彼を飲み込んでしまう。なるべく持ちこたえるけど、永遠に歌うことはできない。ヴィジャリとあの不気味な壁画の関係について、できるだけ情報を集めて
先唱者のトニックをどうすればいい?
他の薬と同じように、ただ飲むの。視界がぼやけたら効いている。酔っ払ったと思うかもしれないけど、それは目が別の世界に焦点を合わせているからよ
害はないわ。でも、効果が切れるときに、酔いたくなるかもしれない
カイシュカと会話しましょう。
ああ、ヴィジャリ。あなたの顔が見えない。まだ迷い猫ではないわよね? アダーラハイが助けてくれる。きっと助けてくれるわ
できるだけのことをしよう
ありがとう。カイシュカにはもうすぐ愛しいヴィジャリを失うことがわかってる。でも、悪しき闇に渡しはしないわ
ねえ、カイシュカに何かできることはある?
ヴィジャリは生命の壁で「ダクラディ」を呼んでいた。理由はわかるか?
ヴィジャリの父親を? ずっと昔に亡くなってるわ。ヴィジャリは時々、病気のせいで混乱するの。夢にうなされて、もういない人の名前を呼んで目を覚ましたり。壁が呼んでるって言ってたから、もう長くないっていう意味だと思ってた
ヴィジャリは父と仲が良かったのか?
この者はダクラディと会ったことはないけど、生命の壁に旅立つまで、ヴィジャリの側に付きっきりだったそうよ。病気の息子を置いてくなんて辛かったでしょう。可哀想なヴィジャリには、カイシュカが彼に恋するまで、世話をする人がいなかったの
- 彼は幸運だったようだ。彼が闇と戦うため、力を貸してやってほしい
- 除霊はアダーラハイと一緒に何とかする。ベントの踊りに囚われないようにしてくれ
彼は幸運だったようだ。彼が闇と戦うため、力を貸してやってほしい。を選択した場合
カイシュカはその言葉を聞きたかったの。あなたとアダーラハイが命を賭けて生命の壁に挑むのに、ここで待ってるのはわがままじゃないかと思って
必要なら、この者はここにいる。ヴィジャリを引き留める岩になるわ
除霊はアダーラハイと一緒に何とかする。ベントの踊りに囚われないようにしてくれ。を選択した場合
そうね。何もできないのはわかってる。カイシュカにも何かできたらいいのに。ただ見守る以外に
ヴィジャリと会話しましょう。
カイシュカ、お前か? その歌は何だ? ヴィジャリの心が落ち着く。声には聞き覚えがあるが、とても暗い
家にいる。カイシュカも一緒だ。彼女の姉が、黄昏の賛歌を歌ってくれている
ああ! この者は闇の中にいる! 思い出した。踊りだ。ドラムだ。聞こえない、だがヴィジャリはまだ、胸の中で感じている。尻尾を引っ張っている。呼びかけてくる
何に呼ばれた?
壁だ。ヴィジャリの最期は近い。それがわかるんだ。生命の壁に呼ばれている。ケナーシの恩寵へ導く、馴染み深い声が聞こえたのに、ヴィジャリは途中で道に迷ってしまった
壁に曲がった猫へと変えられるところだった
ああ… カイシュカが恐れていたことよりもっと悪い。壁がこの者とケナーシの間に立っているなら、星の裏の砂場には絶対に辿り着けないだろう
ヴィジャリには力が残っていない。闇がこの者を連れていかなくても、病が連れていくだろう
病気を治す方法はないのか?
月の司祭には匙を投げられた。この病気は、何世代にもわたってヴィジャリの家族に纏わりついてきた。母さんも小さい頃に亡くした。この者たちが苦しみ、親戚が平気な理由はわからないけど、少なくともこの苦しみはこの者で終わる
聞こえたのは母親の声か?
母さんじゃない。母さんは生命の壁を見たことがない… でも、父さんは旅をした
ヴィジャリは父さんの声だと思う。ダクラディは星の裏の砂場へ招き寄せたんだ
母は壁を見たことがない、とは?
母さんは… 壁に印を残す力がなかった。父さんが留守の間、母さんはこの頼りない息子の世話をするために残った。父さんが戻って来た時には、別れを告げることしかできなかったんだ。ヴィジャリも同じかもしれない
残った闇を調べる
テーブルの上にある「先唱者のトニック」を飲むと、闇の残滓が見えるようになります。
アダーラハイと会話しましょう。
アダーラハイは、ヴィジャリと一緒にいるわ。この者の聖なる呪文がなければ、闇が彼を飲み込んでしまう。なるべく持ちこたえるけど、永遠に歌うことはできない。ヴィジャリとあの不気味な壁画の関係について、できるだけ情報を集めて
先唱者のトニックを飲んだ。それで、何を探せばいい?
ヴィジャリに集中して。ドロ・マスラの闇が、ヴィジャリの魂に染みついているのが見えるはずよ。闇は他のものにも繋がっている。彼と関わりが深いものに。それを見つけて。トニックがあれば、闇が世界に残した影響が見えるわ
ヴィジャリの家にある「割れたデキャンダ」に触ると、過去の幻視が映し出されます。
頼む、ツハダ。起きてくれ
無理よ、ラディ。もう力が残ってないの
ダクラディはお前を連れて行く! 星の裏の砂場にだって連れて行くさ! とにかく置いていかないでくれ
それが彼女の選択なら…
今、水を持ってくる!
ラディ… ヴィジャリ…
もう少しだ! ヴィジャリ! 母さんを助けに来るんだ!
この者は… 愛して…
ツハダ!
ブラックハイツの噴水に落ちている「願いのコイン」に触ると、過去の幻視が映し出されます。
ヴィジャリ・マー、起きろ! ヴィジャリ! 大丈夫か?
また噴水の中で遊んでたって、ママには言わないで
そんな、ケナーシよ、いや、ダメだ。もうやめてくれ
父さん? ど――どうしたの?
シーッ。大丈夫だよ、ヴィジャリ。パパはここだ。お前は気絶したが、もう大丈夫だ
ブラックハイツの橋にある「渇いた絵具」に触ると、過去の幻視が映し出されます。
ケナーシよ。お願いです。彼はたった一人の男の子です… 連れていくなら、どうか私を!
奴はお前を望まぬ
誰か… いるのか?
あの女はお前などいらぬ
黙れ
お前の哀れな妻も
黙れ
お前の哀れな息子も
黙れ!
あの女はお前たちを見捨てたの。でも私は違う。お前たちのように忘れられた魂の居場所が闇にはあるわ
あなたは… ヴィジャリを救ってくれるのか?
そうではない。お前が救うの
ブラックハイツの北東の家にある「爪ですり切れたブラシ」に触ると、過去の幻視が映し出されます。
もう遅いぞ、ヴィジャリ。休んだほうがいい。この者ももうすぐ終わる
昨夜もそう言ったよ
今夜、ダクラディは休むよ。約束する
おやすみ、父さん
おやすみ
パパは永遠にいなくなるわけじゃない
彩色工場にある「暗く汚れた乳鉢」に触ると、過去の幻視が映し出されます。
頼まれていたものを持ってきた
お前の絵に全て注ぎなさい
飛べない鳥の血
ケナーシの空には醜悪すぎるわ
空のように青い花弁
お前には忘我の夢が似合いよ
彼女の倒れた子の皮
あの女の風と爪に切り刻まれたわね
来なさい、迷子の猫。私のために印を描き、ケナーシの墓で踊りましょう
ヴィジャリの家に戻る
ヴィジャリの家に戻ると、ヴィジャリが元の姿に戻っています。
カイシュカ… アダーラハイは友人と話さないと
ありがとう! 連れ戻してくれてありがとう
カイシュカと会話しましょう。
カイシュカは、またヴィジャリの目を見られて幸せよ。どんなに弱っていても、目には生気が溢れてる
あなたは、とても強いのね
調子はどうだ?
この者のことは気にしないで。これは嬉し涙よ。あなたとアダーラハイが、絶望の中に希望を見せてくれた。ヴィジャリの望みはこの者の望み
何か手伝えるか?
アダーラハイにこれからも手を貸して。カイシュカにヴィジャリの魂は守れないけど、体の世話はできる。熱があれば舌を、痛みをこらえていれば尻尾を、歩けないなら脚を差し出すわ
ヴィジャリと会話しましょう。
初めてお前のことがしっかり見える。旅に出る前に会えてよかった。ヴィジャリはケナーシのため、星の裏の砂場にこれを描き、お前の親切が報われるように願おう
気分はどうだ?
祝福と感謝、そして恐怖を感じる。ヴィジャリは横になって目を閉じたいが、次に目覚められるかどうか… 瞼の裏に何が見えるかわからない。まだドラムの音が聞こえる。耳ではなく、心臓から
先唱者のトランス状態で父親の姿を見た
では、父さんの声は頭の中の幻ではなかったのか? こんなに嬉しいことはない。壁の向こう側でも、ヴィジャリを待ってくれている人がいるんだ
- 生命の壁に汚された壁画を作ったのはダクラディだ
- [嘘] そうだな。しかし、まずは汚れを浄化しなければならない
生命の壁に汚された壁画を作ったのはダクラディだ。を選択した場合
何だって? 父さんが? いやまさか、そんなはずはない。ヴィジャリの聞き違いだ
だから壁に呼ばれたんだ。彼は子供もドロ・マスラにしたがっている
もう何も言うな。耐えられない… 旅の支度をさせてくれ
[嘘] そうだな。しかし、まずは汚れを浄化しなければならない。を選択した場合
もちろんだ。ヴィジャリはもう迷わない
アダーラハイと会話しましょう。
いい知らせを待っているわ、歩き手。アダーラハイはヴィジャリを何とか救い出したけど、壁画からの力がまだ彼を捕まえている。どれだけ持ちこたえられるかわからない
これをやったのはダクラディだ。彼の記憶を見た
父親が? この者はヴィジャリが見ているのが幻想であってほしいと願っていた。毛皮に唾を吐きたいわ。ダクラディは病気の子を捨てて、戻ったかと思えば闇に引きずり込もうとしている。まさに曲がった猫ね
ナミイラは彼の悲しみと絶望につけこんだ。彼はヴィジャリを救おうとしていると信じている
歪んでいる自覚のない曲がった猫ほど危険なものはないわ。ダクラディが息子を求めるなら、その繋がりは強すぎて断ち切れない
生命の壁の亀裂を塞ぐ以外に方法はない。他に何かわかった?
ナミイラは、丘の上の彩色工場で彼に何かを混ぜさせていた
悪しき壁画のための絵の具ね。生命の壁がなぜこんなにも汚されたか、わかった気がする
希望はあるわ。呪いをかけた方法がわかれば、解き方もわかる。深い闇への供物に、何を使っていたか見た?
飛べない鳥の血、空のように青い花弁、ケナーシの倒れた子の皮だ
あなたが言っているのは、描くための絵具というより、儀式のための試薬のようね。ダクラディが何を使って調合薬を作ったか知りたいわ。同じ材料を手に入れて
彩色工場に持ってきてくれれば、この者が作れるわ
どうやって解読する?
残念だけど、その点ではこれ以上助けになれない。聞いたことのない儀式だから。材料に象徴的な意味があることは、アダーラハイにもわかる。でも、そこから先は推測しかできないわ
いや、それでも意見を聞きたい
カイシュカの話では、ダクラディは奥さんを亡くした後、ヴィジャリから離れようとしなかった。だから材料は、近くで集めたものでしょうね
カイシュカと会話しましょう。
カイシュカは、またヴィジャリの目を見られて幸せよ。どんなに弱っていても、目には生気が溢れてる
あなたは、とても強いのね
この材料の一覧を見て、何を探すべきかわかったら教えてくれないか?
もちろん… ああ。この者には意味がわかったわ
どれがわからないの?
飛べない鳥の血
テンマールでウグイアビやフェルランナーを見たことはないけど、村の外の森には恐ろしい鳥がいるの。本当に恐ろしい獣よ。ブラックハイツに近付かないように、センチが追い払ってくれてるけど
空のように青い花弁
ごめんなさい。これに当てはまる花は色々ありすぎて。彩色工場では、芸術家が様々な花弁を使ってる。そこに何かあるかもしれないわ
ケナーシの倒れた子の皮
カイシュカはあまり考えたくないわ。死者から皮を剥げということ? この者はあまり詳しく知りたくない
ヴィジャリと会話しましょう。
初めてお前のことがしっかり見える。旅に出る前に会えてよかった。ヴィジャリはケナーシのため、星の裏の砂場にこれを描き、お前の親切が報われるように願おう
絵具のためにこれらの材料を必要としている。どんなものか心当たりはないか?
絵具? 待てよ… ラジーンがパズルを残していったんだな?
どこから始める?
飛べない鳥の血
そいつは簡単だ。ヴィジャリならカーディナルローズを使う
だが… カーディナルは鳥だから飛ぶが… 植物は飛ばない。思ったより難しいな
空のように青い花弁
水生の甲虫がたくさんいて、もっといい色ができるのに、ヴィジャリは花を使う理由がわからない。だが水色を作るために使える花弁は多い
はっきりした答えが必要だ。痺れる夢に関係がある花弁はあるか?
ヴィジャリは痛い時、青いポピーから作った薬を使う。使うと奇妙な夢を見る。絵具の材料としては珍しい選択だが、使えるだろう
ケナーシの倒れた子の皮
その画家は悪趣味な冗談が好きだな
白いシカモアは、ケナーシの聖なる象徴だ。ケナーシはその風で種を遠く広く運ぶ。カジートは純白を作るためにその樹皮を使うんだ
絵具の材料を集める
ブラックハイツの周辺を探索して、絵具の材料を集めましょう。
彩色工場に行く
彩色工場に行くと、ヴィジャリとカイシュカが話し始めます。
ベッドから出ないほうがいい、ママ。ヴィジャリはここにいるから
シーッ、ヴィジャリ。大丈夫よ。この者と一緒に座っていて
ヴィジャリと会話しましょう。
ヴィジャリは… 中で遊べる。彼は… パパのように絵を描ける。ヴィジャリは気にしない
カイシュカと会話しましょう。
彼がこうなった時は、落ち着かせるのが一番。疲れてる時に混乱するの。カイシュカが彼を落ち着かせる。約束するわ
あなたは姉さんと話して
アダーラハイと会話しましょう。
ダクラディの材料は見つかったの、歩き手? 時間がないのよ。ヴィジャリの状態が悪くなっている
ああ、すべて集めた。ヴィジャリはここで何をしている?
休ませられるものなら休ませているわ。ダクラディはありったけの憎しみと苦痛で、生命の壁を汚した。だからヴィジャリは愛と安らぎで修復しなければならない。この者たちは、彼の旅路に手を貸すことしかできないの
どうすればいい?
この者は彼に力を貸してくれるよう、アズラーに祈りを捧げる。彼の筆が深い闇を照らせるように。妹は彼を導く光よ
あなたは彼の剣になって
できるだけのことはしよう
アズラーがあなたの盾になる。生命の壁に向かい、道を確保して。ヴィジャリの絵がしっかり聖別されたら、この者が後から続くわ
安全になったら、ケナーシの鐘で合図して
そこで会おう
会話を終えると、アダーラハイはヴィジャリに祈りを捧げ始めます。
ヴィジャリ、さあ時間よ
準備はできてる
さあ、教えたとおりやって
飛べない鳥の血
その羽根はまだ風に乗って進む
空のように青い花弁
これからの旅の重荷を和らげますように
ケナーシの倒れた子の皮
その魂は、ケナーシの腕で運ばれていく
アダーラハイと会話しましょう。
すぐ後ろをついていくわ、歩き手。急いで生命の壁に行って、道を浄化して。アダーラハイはケナーシの鐘がローカジュの心臓を追い払うまで、ヴィジャリを連れていきたくないの
カイシュカと会話しましょう。
壁で会いましょう、歩き手。必要なら、この者がヴィジャリを背負っていくわ
ヴィジャリと会話しましょう。
ヴィジャリは何をすべきか分かっている。決して失望はさせない
生命の壁に行く
生命の壁に行きケナーシの鐘を鳴らすと、アダーラハイ達がやって来ます。
今行くわ! よくやってくれた
あれが壁?
ただの影だ。再び輝きを取り戻させよう
カイシュカと会話しましょう。
カイシュカは逃げたいけど、目を逸らせない。どうしてこれほど恐ろしく、そして美しいの?
ヴィジャリと会話しましょう。
今まで見てきた苦痛と悲しみを、そのまま描き出した表現だ
今、ヴィジャリはその意味が理解できる。父の最後の作品を消し去るのは辛いことだ
アダーラハイと会話しましょう。
到着したわ、歩き手。ここでヴィジャリの魂をかけた戦いが始まる。ダクラディが戦わずに彼をあきらめるなんて、決して思わないでね
準備はできた
そのようね。ドラムの音を止めはしたけど、長続きはしない。ヴィジャリが作業をする時間を稼がないと
彼が生命の壁を修復する間、私たちはダドナ・ガテンの道を通って、ここからダクラディを追い払う
ダドナ・ガテンの道?
生命の壁は、星の裏の砂場への旅の始まりに過ぎない。その先に山を登る道が続いて、そこで死者はケナーシの腕に抱かれる
でもアダーラハイは今、死者を闇へ送っているのではないかと恐れているわ
彼を見つけたらどうする?
爪と牙と黄昏の賛歌で追い払うわ。奴がここに導いた、曲がった猫たちも一緒に。道が生命の壁のように闇に染まっていれば、様々な意味で辛い道のりになるでしょう
手に入れよう
会話を終えると、カイシュカとヴィジャリが話し始めます。
助けはいる?
ヴィジャリは何とかする
アダーラハイと会話しましょう。
ダドナ・ガテンの道は茂みを抜け、壁の右まで伸びているわ
これで終わりにしましょう。永遠に
カイシュカと会話しましょう。
カイシュカは姉をアズラーが守ってることを知ってる。それでも、2人のために祈るわ… ケナーシの鐘を手放さないで
ヴィジャリと会話しましょう。
こんな旅の終わりを、ヴィジャリは想像していなかった。だが、去る用意はできている
ヴィジャリと会うのはこれで最後かもしれない。ここまで共にいてくれて、ありがとう
ダドナ・ガテンの道を探索する
ダドナ・ガテンの道に入りましょう。
ダドナ・ガテンの道に入った後、アダーラハイが話し始めます。
この者が恐れていたとおりね。この場所は深い闇に飲まれつつある
邪悪な鼓動を聞いてはダメ。アダーラハイの声に集中して
アダーラハイと会話しましょう。
この者は嘘をつかない。先唱者として、深い闇にこれ以上汚された場所は一度しか見たことがない。この道の浄化は、簡単なことじゃないわ
何をする必要がある?
カイシュカは、この道にもっとケナーシの鐘があると言っていたわ。死が近い者は、ケナーシに到着を告げるため、頂上に向かう道で鐘を鳴らすのよ
大きな鐘の音はあの心臓の鼓動をかき消して、闇を払う力になるはず
ドロ・マスラはどこから来ている?
多くは、この世界を我が物にするために闇から抜け出してきた。でも恐ろしいことに、ケナーシの救いを求めて生命の壁に行って、代わりにドロ・マスラになってしまった村の民もいるわ
カジートが一度ドロ・マスラになったら、決して元には戻れない
北エルスウェアのクエスト「月光の剣」を完了していない場合
ヴィジャリのように、闇を追い出せないのか?
アダーラハイは、曲がった猫が真実の道に戻ってきた姿を見たことがない。他の黄昏の先唱者に、それができると聞いたこともない。挑んだ者は例外なくその腐敗に屈した
この者たちにできるのは、彼らを闇に戻すことだけよ
北エルスウェアのクエスト「月光の剣」を完了している場合
アッシェン・スカーで、隠された月のアデプトが償いを果たした
隠された月がまだ生きているの?
いや、あれは亡霊だった
なら、なぜ彼らの聖堂が破壊され、教団が全滅したのか知っているのね? ドロ・マスラは陰湿よ。存在するだけで、カジートの内にある闇を引き出してしまう。1人を助ければ大勢が危険に晒されるの。リスクが大きすぎる
奴らは追い払うしかないのよ
探索を進めると、アダーラハイが話し始めます。
あれだわ! ケナーシの鐘よ! 全力で叩いて!
ケナーシの鐘を叩くと闇が祓われ、ダクラディの声が聞こえてきます。
束の間の平穏ね
この道沿いにはもっと鐘がある。見落とさないようにね
ヴィジャリ・マー! ダクラディは近くに感じる! こっちに来い! この世界から自由になるんだ!
探索を進めると、アダーラハイが話し始めます。
また鐘。このすぐ先よ
ケナーシの鐘を叩くと闇が祓われ、ダクラディの声が聞こえてきます。
鐘だ。忌まわしい鐘め! 鋭くて虚ろだ! ケナーシの約束のように虚しい!
探索を進めると、アダーラハイが話し始めます。
鐘よ! 見える?
ケナーシの鐘を叩くと闇が祓われ、ダクラディの声が聞こえてきます。
ダクラディは近い。奴から流れ出る闇を感じるわ!
今になって、風が私の魂のために吹くのか? ツハダの時はどこにいた? 私の時はどこにいた?
探索を進めるとダクラディを発見して、ヴィジャリとカイシュカが合流します。
除霊を始めるわ! ダクラディをこの場所から浄化する。力を貸して!
待て! 父さん、止めてくれ!
ダクラディと戦いましょう。
まだ足りないのか?
ダクラディに息子を渡せ!
ヴィジャリは我々のものだ!
ダクラディは痛みなど消せる!
ヴィジャリ…!
戦闘終了後、ダクラディとヴィジャリが話し始めます。
一緒に踊ろう、ヴィジャリ! さあ死に見つからない闇の中へ来るんだ。もう二度と離されはしないぞ!
ヴィジャリが怖いのは死ではないんだ。父さんが変わってしまったことが怖い
お前まで失うわけにいかない! 嫌だ!
ヴィジャリは父さんが望む場所に行きたくない
やめろ! ヴィジャリ・マー! ヴィジャリ! ダクラディを置いていくな! 一人にしないでくれ!
鐘を叩いて! この者はこいつを抑えている!
到来の鐘に近付くと、ダクラディとアダーラハイが話し始めます。
あの鐘を叩けば、ダクラディに残されたもの皆が死ぬ!
耳を貸さないで! 曲がった猫の言葉は毒よ
到来の鐘を叩くと、ダクラディは消えていきます。
終わったわ、歩き手。ダクラディは世界の裏の闇へ引き戻された。でも呪いは解けたの?
生命の壁が浄化されたのを確かめないと
生命の壁に戻る
生命の壁に戻ると、アダーラハイとヴィジャリが話し始めます。
本来の生命の壁だわ。やったのね
カイシュカ? 彼らがいるのか? もっと近くに来るよう言ってくれ
アダーラハイと会話しましょう。
ヴィジャリがあなたに会いたがっているわ、歩き手。もう彼には時間がない
カイシュカと会話しましょう。
あなたは邪魔なんてしてない。あなたがいてくれて、本当にうれしかった
ヴィジャリと会話しましょう。
本当にそこにいるのか? ヴィジャリはもう、自分の感覚を信じられない
本当にここにいる
よかった。今日死ぬのは、ヴィジャリだけでいい
終わったのか? この者の目は今も暗闇の中だ。壁が見えない
やったな、ヴィジャリ。生命の壁を回復した
ケナーシに感謝を。やり遂げる前に闇に飲まれたかと恐れていたんだ
父さんの呼ぶ声がした。会いに行かなければならなかった。でも鐘の音が鳴って、この者は消えた。父さんは…?
- 闇に消えた
- [嘘] アダーラハイが彼の闇を払った
闇に消えた。を選択した場合
父さんの心は歪んではいたけど、奥底には愛があった。ヴィジャリは慈悲深い神々が、いつか父さんを正してくれることを願う
安らかに、ヴィジャリ
[嘘] アダーラハイが彼の闇を払った。を選択した場合
ラジーンの優しい嘘で慰めてくれるのは嬉しいが、ヴィジャリは失ったものを受け入れた。父さんは自分の人生よりも、息子を愛してくれていたんだ。それだけでいい
安らかに、ヴィジャリ
会話を終えると、ヴィジャリとカイシュカが話し始めます。
カイシュカ?
ここにいるわ
ヴィジャリをよくここまで運んでくれた。頼む。ヴィジャリが去ったら、その重荷を下ろしてくれ
少しでも長くあなたと一緒にいたい
ここは外か? 母さん? そよ風を感じる…
会話を終えると、ヴィジャリは息を引き取ります。
カイシュカと会話しましょう。
カイシュカをひとりにして、歩き手。ずっと覚悟はしてきたけど、だからといって痛みは変わらない
アダーラハイと会話しましょう。
ヴィジャリはケナーシと天にいる。いい若者だったわ。妹の目は確かだったようね
彼は成し遂げたと思うか?
ヴィジャリは穢れなき魂のまま、悔いなく死んでいった。鐘を鳴らしたのはヴィジャリではないけど、ケナーシには鐘の音が聞こえたはずだと信じましょう。ふさわしき魂を置き去りにするほど、神々は気まぐれではないはずよ
正しいことを願おう
星の裏の砂場を歩くのに、彼よりふさわしい者はそういないわ。あなたほどではないかもしれないけど
感謝の印に、これを受け取って。もっと幸せな時に、また会えるといいわね
クエストを完了する。
これで生命の壁は浄化され、多くの魂がケナーシと旅を続けられるようになった
この者も旅を続けるわ。ここから消えた深い闇は、どこか別の場所で、もっと多くの魂を捕まえようとするはずよ
カイシュカの様子は?
アダーラハイは、しばらくあの子の元に留まるわ。元々は、夫を失った悲しみを支えるために来たんだから。ヴィジャリは妹のすべてだった。それを失った今、妹がどうするのかわからない
彼が死んだ今、彼女はブラックハイツに留まると思うか?
ヴィジャリは彼女にここの家を残した。アダーラハイは2人が一緒の間はここで暮らせばいいと願っていたけど… 疎遠だったから、何も知らないの
カイシュカがどんな決断をしようと、アダーラハイは応援するだけ
これからどこに行く?
この者は聖堂に戻って、黄昏の先唱者たちに学んだことを伝えるわ。このケナーシの鐘には、ローカジュの心臓に対抗し得る力があった。アダーラハイは、先唱者が運べるように、もう少し小さいものが作られることを願っている
うまくいくと思うか?
わからない。ここに置かれている物のように、小さな鐘がベントの踊りをかき消せるかどうかは怪しいわ。でも、深い闇に対抗できるなら、どんな力でもいいのよ
ドロ・マスラは死ぬとどうなる?
生も死も、曲がった猫には当てはまらない言葉よ。彼らは深い闇の一部なの。影を落とすだけの闇がこの世界に忍び込むまで、虚無のように実体がない。この者たちに出来るのは影を散らすことだけ。決して殺せないわ
では、ダクラディが戻って来るかもしれないのか
可能性はあるわ。おそらく戻ってくるでしょう。もうヴィジャリには手が届かないけど、彼の中にある闇が他の者を傷つける。ドロ・マスラの狙いはただひとつ、憎しみと痛みを真の猫に解き放つことだけよ
カイシュカと会話しましょう。
ヴィジャリの魂を守ってくれてありがとう。カイシュカはどれだけ感謝してもし切れない。渡せるものなんて何もないけど、できることは何でもするわ
大丈夫か?
ヴィジャリを亡くしたことは辛いけど、ほっとしてもいる。痛みも恐れも疑いもなくなった。カイシュカは毎日ヴィジャリを恋しく思うけど、彼が何の憂いもなく星の裏の砂場にいるとわかって、慰められてるの
ヴィジャリは死んだが、これからどうする?
そんなこと、考えたこともなかったわ。ヴィジャリが病気の間は、彼の必要を満たして、残された時間を大切にすることだけを考えてた。今は、心配するのは自分だけになって戸惑ってる。何が必要なのか、この者にもよくわからないの
ブラックハイツに残るのか?
このすべてを見た後で? いいえ。闇がヴィジャリを奪おうとすることなく、穏やかに亡くなったのなら、ここで静かな暮らしを続けたかもしれない。ナミイラがダクラディや他の大勢にしたことを考えると、恐ろしいわ
このように記憶されたくない理由はわかる
そういう意味じゃないの。愛する人に起こりかけたことを考えると、心に怒りが湧き上がってくる。激しい怒りが。他の人たちに、こんな思いは絶対にさせたくない
カイシュカは今になって、アダーラハイがあんなに危険な道を選んだ理由がわかったわ
黄昏の先唱者になりたいのか?
この者は、あなたやアダーラハイの強さを見せてもらった。あなたはカイシュカが闇に立ち向かうため、勇気を見つけるのを手伝ってくれた。そしてこの者は強くなった。次は、その強さの使い方を見つけたいの
それが望みなら、アダーラハイは導いてくれるだろう
素敵な姉がいてカイシュカは恵まれてる。それに、素敵な見知らぬ人に会えたことも。でも、もう見知らぬ人じゃない。だから再会を願ってるわ。たとえどんな道に進んだとしてもね
また会いましょう
クエスト報酬
- 経験値(超極大)
- ゴールド(極大)
- 絵具に汚された指輪
- 生命の壁のブラシ
後日談
エルスウェアの誇り
当クエストを完了している場合、南エルスウェアのエピローグクエスト「エルスウェアの誇り」にアダーラハイが登場します。
物語補足
ブラックハイツの住人と話す
ブラナと会話しましょう。
クエスト完了前
悪い兆候をそこら中に感じる。蛾が火に引き寄せられるように、この家に集まってる
クエスト完了後
- カイシュカが荷物をまとめて出ていくのを見た。この家の悲劇もついに終わったのかな
- ヴィジャリは悪い兆候を全て抱えたままこの世を去った。かわいそうな子。どうかケナーシと共にありますように
フーザルと会話しましょう。
クエスト完了前
- さっきヴィジャリが生命の壁のほうへ向かって行った。すごく具合が悪そうだったよ
- 村からあまり離れるなよ。生命の壁に続く道から、この者と同じくらい大きい蜘蛛の影が出てくるのを見たんだ
多分、目の錯覚だな
クエスト完了後
- あの影はもう、道からいなくなった。この者の首の毛も、ようやく落ち着くな
- ブラックハイツから憂鬱が振り払われた気がするよ。暗雲を吹き払ったケナーシに祝福あれ
ファジンと会話しましょう。
クエスト完了前
大切な野菜から害虫やナメクジを取り除いてたんだ。でもどんどん出てくる。こんなに多くの虫に作物を食われたことは、今までなかった!
クエスト完了後
- ヴィジャリは生命の壁の先に渡ったと聞いたよ。まだ若かったのに
- ついにやった。この者の庭にはもう虫が一匹もいなくなった。苦労に見合う成果が得られることを願うよ
セウリと会話しましょう。
クエスト完了前
この者はヴィジャリに会って驚いたわ。もうずっと、ヴィジャリは家を出ていなかった。快方に向かっているの?
クエスト完了後
- 可哀想なヴィジャリ。この者は彼と一緒に育ったの。この年で生命の壁の先に進むなんて、考えることもできない
- この者は黄昏の先唱者なんて初めて見た。もうこれからずっと、見ないで済めばいいけど
ガルシュと会話しましょう。
- 何も持ってないよ!
ガルシュを脅かさないでくれ! センシャルは野盗や泥棒ばかりで、全然眠れないんだ。平穏がほしいだけなのに… - ガルシュが家で眠ろうとすると、妻がいつも突いて起こす。聖堂で眠ろうとすると、小さな司祭が叱ってくる。彩色工場で眠ろうとすると、いびきをかくといって追い出される
だから噴水で眠っていたら、今度はお前だ - どうして哀れなガルシュの邪魔をするんだ? 今週は海岸から彩色工場まで、月の輝きの水を壺3杯も運んで疲れ切ってるんだ。休ませてくれよ
フェルナと会話しましょう。
- 街中にある、彩色された石をどう思う? 鮮やかでしょう! 村人たちにとっては深い意味があると言われたけど、この者にはよく分からない
- 南岸の祝福された水のことは知ってる? 曇った夜も、月明かりを受けて輝くのよ。本当に、ジョーンとジョーデからの贈り物ね
- ここにいる間に、ケナーシの聖堂を訪ねるといいわ。街の南にあるの
中にいる小さな司祭たちに気を付けて。聖職者を踏むなんて縁起が悪いわ
ザクバルと会話しましょう。
- 原料から絵具を混ぜ合わせることも立派な技術の一つだ。パンを焼くようなものさ。わずかな間違いも失敗につながる
- 私たちの民は彩色の達人なんだ。現実のものでも想像上のものでも、色合いを言ってくれれば、相応しい絵具や墨、染料を作ってあげよう
- この者は子猫の頃から、母の絵具で足跡を付けて絵を描いていたよ。今でも時々、足の裏で描くこともある。楽しく解放的な気分になれる描き方さ
キナと会話しましょう。
- キナと話しにきたの、歩き手さん? お家に歓迎したいところだけど、あなたは入れないと思うわ。よかったら庭に座って
- ここより快適な家なんてないわ。でもカジートには、お日様とそよ風も必要なの
ここに住んでいるのか?
そんな… 疑うなんてひどい! キナは裕福なカジートに見えない? キナのネックレスのサファイアは、この家と同じくらいの値打ちがあるの! 地面に寝そべってるからって、物乞いじゃないわ
キナの絵は大金をもたらしてくれるんだから
芸術家なのか?
また疑ってる! キナはブラックハイツで一番の芸術家よ。この者の作品は、センシャルからリバーホールドまで広まってるんだから。そんなに信じられない?
怒らせるつもりはなかった
あなたはエルスウェアの者じゃないからわかってないのね。寛大なキナは許してあげるわ
カジートは見た目も才能も様々なのよ。これからは驚かないことね
イルハドラシと会話しましょう。
※クエスト完了後、生命の壁に現れるようになります。
腐敗が消えた今、私たちは愛する者の美しい言葉を再び味わうことができる。彼らの波乱の人生を彩る、最後の作品を
行きなさい。生命の壁を眺め、先人たちが遺した絵筆の跡を感じるのよ
関連書籍
ヴィジャリの具合が悪いの
姉さん、
カイシュカを助けて。ヴィジャリを失いそうなの。彼の心は日を追うごとに離れ、意志が自分のものではないように思える。カイシュカは彼を失う覚悟ができているつもりだったけど、こんな風にではない。何かがおかしいの。ヴィジャリの生命の壁への旅を遅らせるため、できることは全部やった。でも、まだ足りない。お願い、アダーラハイ。彼を助けて。
カイシュカ
贖罪のマントラ
迷い猫、あなたは月光が届かぬ場所をさまよってきた。しかし私は黄昏で待っていた。あなたが耳を傾けるように。
ローカジュは闇の中で、あなたを迷わせている。不実な曲を聴かず、こちらに尾を向けなさい。
アズラーの言葉で心を満たし、闇を振り払いましょう。私の歌が、あなたを家に導く。
月のラティスを抜けて戻り、愛しい光を浴びなさい。
喜びなさい、迷い猫。あなたは見つけられました。
色彩豊かなカジート
ユートロピア・ラトニウス著
カジートは派手好きで知られている。彼らはどんなことでも熱心に行うようだ。しかしテンマール・フォレストの山奥にある小さな村が、センシャルの優雅な街並みを上回ると聞いて信じられるだろうか。誇張ではなく、ブラックハイツは文字通り色彩に溢れている。
この村の住民の半分以上は芸術にその身を捧げている。芸術家や、高品質な道具を提供する職人である。「彩色工場」と呼ばれる場所で生産される顔料は、塗料や染料としてタムリエル全土で高い人気を誇る。これだけでも、少人数の村が芸術に没頭できる富を生んでいる。
ブラックハイツのカジートは世代を越えて技術を磨き続けており、その作品は村の創立以来受け継がれてきた伝統に影響を受けている。特に古く、目立って見えるのは石の絵である。ブラックハイツ自体が山脈の麓にあり、岩に囲まれている。特に子供の頃、カジートは前足を使って石に絵を描く。数百の小さな足型から、広大で色彩豊かな絵を創り上げる。その最たる例が生命の壁と呼ばれる場所で、全ての村人が死ぬ前に生きた証を刻む。この甘く切ない史跡の規模に、私は言葉を失った。安全なセンシャルを離れ、ペレタインの神秘を味わう勇気があるならば、あなたもきっと同じ気持ちを味わえるだろう
黄昏の先唱者: アズラーの祈祷師
ゼヨ・プレヴェット著
ゴーストハンターとして旅をする間に、あらゆる種類の奇妙な霊魂や異常な存在に出会ってきた。だが、カジートが稀に苦しむ憑依のようなものは見たことがない。最初は精神的なひきつれ、尻尾のかゆみ、当人は打ち消せない耳鳴りから始まる。
カジートの伝承によれば、これが迷い猫になる最初の兆候らしい。何もしなければ、カジートはさらに聞こえない曲に魅了される。ビートに合わせて動くようになり、ベントの踊りと呼ばれる奇妙な動きをする。このおかしな状態は単に病気の結果だと思えるだろうが、憑依された者がベントの踊りを始めたら、憑依されたことは見逃しようがない。
そのカジートが踊りを続けると、肉体に変化が生じ始める。毛皮が黒くなり、闇の力が身体から発せられ、普通の者にも見えるほどだ。他の種の憑依と異なり、憑依されても魂は消え去らず、他の霊魂に乗っ取られることはない。その代わり、元々の魂がねじ曲がってしまう。身体の変化が完了すると、もはやカジートではなくなり「ドロ・マスラ」に変わってしまう。この邪悪な霊魂は、ニルンを去るまでさらに苦痛を生み出す。
この恐ろしい症状と戦うために、カジートは旅の司祭の集団を結成した。彼らは奇妙な曲の影響に対抗するため歌を使う。それが「黄昏の先唱者」だ。彼らは自分たちが歌う「黄昏の賛歌」が、彼らの「神」であるアズラーからカジートへの贈り物だと言う。真実かどうかは証明できない。デイドラ公が世界に恐怖以外のものをもたらすとは考え難い。いずれにせよ、ベントの踊りに囚われたカジートを観察している限り、黄昏の先唱者の言葉は憑依された者を静めて、正気に戻していることは間違いない。ある先唱者が3日間歌い続け、被害者から不自然な力を排除したのを目撃したこともある。もしその休息がなかったら、彼女はさらに闇の道を進んで消え去る運命だっただろう。
この旅の秘術師たちはドロ・マスラとの戦いに備えながら、常に旅を続けている。黄昏の先唱者の所有物は少なく、任務に必要なものと道具だけを身につけている。任務に対する対価を求めることはなく、代わりに感謝の印としてカジートから差し出されたものを頼りに生活している。どうやらカジートは、先唱者たちに対して敬意と恐怖が混ざった感情を持っているようだ。先唱者が訪れることは間もなく不幸が訪れる兆しであり、彼らを迎え入れる家族は先唱者からの守護を確実にするため、すぐに贈り物をする必要があると一般的に信じられている。取り返しがつかないほど魂が破壊される危険があるわけだから、そうする理由は明らかだろう。
プロのゴーストハンターとして、毎日自らの魂を危険に晒しながら正義を貫こうとする、その献身には敬意を感じている。もしこの献身的な祈祷師に出会うことがあったら、礼儀正しく振る舞い、不断の努力と危険な仕事への敬意として金銭を渡すべきだ。
空の霊魂
沈黙の司祭アムン・ドロ著
アズラー。全てのカジートの母。夜空と薄明の領域、黄昏と暁の女王。ファドマイに愛されし娘。我々の先人の重荷を背負っているため、アズラーの領域は幅広い。全ての部族はアズラーを魔術、美、予言の神として知っている。アズラーはまたあらゆる門と鍵、縁と境界の番人でもある。カジートは我々を持ち上げ、月のラティスに結び付けたのがアズラーであることを知るべきである。これで我々は運命の鎖から解き放たれ、我々だけが自らの未来を形作れるようになった。ジャ・カージェイと我々の完璧な姿形は、アズラーの贈り物である。アズラーはこの世に生きた全てのカジートの名を知っていると記されている。自らアズラーを知らねばならない。それが道の最初の一歩なのだから。
ケナーシ。天における太古の霊魂であり、ニルニの側を通り過ぎる際に風と雨の歌を歌う。最も古い音はこの霊魂によって世界に贈られたものである。我々は音楽と歌、神話を語ることによって彼女を称える。一部の部族にとって、ケナーシは悲嘆の霊魂でもある。ローカジュが死んだ時、彼女は嵐の中に姿を隠し、アルコシュが慰めに来るまで泣き続けたと記されているからである。ケナーシは死んだカジートの魂を裁きのためにアズラーへ送り届けるので、アズラーの伝令でもある。時の終わりに創造物を守るため、すべてのカジートが永遠に団結した魂を呼び起こすのは、彼女の呼び声である。
ジョーンとジョーデ。永遠に嘆かれる者。このファドマイの死産した双子の霊魂は、今でも月のラティスで踊っている。ケナーシは彼らが生まれ落ちた時その手に抱き、死にゆく母に真実を伝える勇気を持たなかった。ケナーシは彼らの目を光らせるために2つのランターンを照らし、母が逝去するまでの間、彼らを空中に揺すぶった。今ではアズラーが双子の面倒を見て、ランターンの明かりが弱まると再び火をつける。ジョーンとジョーデの愛は月の光とムーンシュガーとして、全てのカジートに共有されている。この霊魂を称えるためには、明るい月の夜にケナーシの子守歌を歌わねばならない。
ローカジュ。月公。ファドマイの愛する息子。白い獅子。彼は深い闇の中で生まれ、それが彼の重荷となった。ローカジュは多くの者に愛され、高潔な指導者と見なされた。ローカジュは目的をもって自らの道を切り開いた最初の霊魂だった。彼は生まれた時から葛藤の中にあったためである。彼の勇気は出会う全ての者の心を励まし、ついに彼は霊魂を集結させて世界を作った。ローカジュはそのために自らの命を捧げた。我々は目的をもって道を歩み、闇の呼び声に抵抗することによって彼の犠牲を称える。ローカジュはカジートの魂の二面性と、全てのカジートが乗り越えねばならない困難を象徴している。アズラーはその知恵を用いて、弟の薪にジョーンとジョーデの双子のランターンで火をつけた。これにより、時としてローカジュの真の霊魂が姿を現す。ただしそれはアズラーやケナーシに呼ばれた場合や、彼の最古の名前で呼ばれた場合のみである。
マグルス。太陽神。一般的には猫の目、あるいはアズラーの第三の目と呼ばれ、アズラーの怒りを日々思い起こさせる存在である。マグルスがボエスラとローカジュから逃げた時、彼は片目しか見えず、ムーンシャドウに落ちたと記されている。そこでアズラーは彼が恐怖に満たされており、領域を支配するには適さないと判断し、彼のもう一つの目を引き抜いた。マグルスは盲目となって天に取り残されたが、アズラーは彼の片目を石に変え、ヴァーリアンスの門を映し出させた。これが夜明けに開き、黄昏に閉じるエセリウスのプリズムである。一部の魔術師はマグルスがこの目を自らの意思でアズラーとその子に捧げたと考えており、こうした魔術師たちは今でも彼の名で祈りを捧げている。
闇の霊魂
沈黙の司祭アムン・ドロ著
ローカジュ。月の獣。ローカジュの闇の心臓から生まれ、ある大きな裏切りを受けた後、この心臓に支配された。ローカジュは賢明にも姉のアズラーに助けを求め、アズラーはローカジュが暗闇に飲み込まれる前に闇を切り裂いて彼を救い出し、心臓を虚無の中に投げ捨てた。我々はこのローカジュの影が、我らの敵であるウル・ドラ・ナミイラに仕えた最初のドロ・マスラであることを知っている。月の獣はラティスの縁を徘徊し、道から離れすぎたカジートに襲いかかる。亡霊の月の夜にアズラーは虚無の門を開き、月の獣は消滅するまでの間、定命の者に戦いを挑むことを知っておくと良い。我々は道の一部として、また失われた同族のために、この重荷を受け入れている。
ナミイラ。最古の霊魂。深い闇。虚無。腐った肉を食べる生物は全て彼女の密偵であり、猫たちの獲物である。月のラティスは我々をナミイラの飢えから守っているが、我々自身の飢えからは守ってくれない。ナミイラの名を呼ぶことは闇を招くことであり、決して行ってはならない。ナミイラとは彼女の真の名の音だからである。ナミイラは無限の領域の霊魂であり、領域の全てを知っているのはアズラーのみである。この霊魂に捕らえられた定命の者は自分が何者かを忘れ、ナミイラのみを知るようになるまで苛まれる。これはアズラーが闇に委ねないジャ・カージェイを除く全ての魂にとって、永遠の苦しみである。
ノクトラ。影の盗賊。薄明の娘。虚無の門の階段で、ローカジュの黒い血から生まれた。歌の中で、ボエスラはこの霊魂がナミイラではないと気づくまで、これを相手に戦った。戦いが終わった時、ノクトラはアズラーの前に引き出され裁きを受けた。アズラーは慈悲を示し、ノクトラがアズラーとジャ・カージェイに仕える限り、生きることを許した。だがノクトラは反抗的な性のため、アズラーの鍵の1つを盗み、虚無へと逃げ帰った。アズラーはローカジュの真の霊魂を送って彼女を探させ、それ以来ノクトラは求められればカジートを助けてきた。部族は沈黙、影、幸運を求めてノクトラの名を囁く。邪悪な行いに彼女を呼んではならない。それは彼女と共に闇をもたらすだろう。
ヴァルミーナ。悪夢の女王。失われた娘。この霊魂は猫でなく、子を失うのではないかというファドマイの恐怖から生まれた。アズラーはこの闇の霊魂を地下世界で殺し、今やヴァルミーナはカジートが夢を見る時にのみ苛む。彼女はカジートを試し、恐怖で道を離れさせようとする。だが彼女がジャ・カージェイに真の意味で危害を加えられるのは、夢の中だけであることを知っておくとよい。
[?????] 復讐の霊魂。ファドマイとローカジュの死後、アズラーの嘆きから生まれたため、自身の意志を持たない。アズラーとボエスラ、マファラ以外の何ものも、この霊魂を呼び出すことはできない。彼らだけがその名を知っているからである。歌の中では時として黒き豹、黒檀の鎧に身を包んだ戦士、あるいは隠された剣として出てくることがある。
我らが飛ぶようになった理由
ファドマイがオーナールに逆らい世界が生まれる前、ケナーシは速く高く飛んだ。偉大なるアルコシュも届かぬほどに。彼女は限界がなく自由だったが、喜びを分かち合う相手はいなかった。そこで彼女は、空を分かち合う相手を母にねだった。ファドマイは夜にジョーンとジョーデ、昼にマグルス、夜と昼の間にアズラーを与えた。しかし彼らは自分に与えられた道を辿るだけで、ケナーシの喜びを本当に分かち合えたものはいなかった。これを見たアズラーは、ケナーシに2人だけが共有できる秘密を打ち明けた。
アズラーの忠実な子供が死を迎えた時、ケナーシはニルニの嫉妬深い爪から彼らを奪い取り、星の裏の砂場に運ぶことにした。こうして、選ばれた人々はレレスウェアへの道が与えられ、ケナーシはついに喜びを分かち合う相手を見つけた。
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