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書籍

焦げた日記

耐えられない。やりすぎだ。目覚めの炎のやり方に馴染めると思っていた。その残虐さにも。だが無理だった。彼らは力を約束するが、信者はメエルーンズ・デイゴンという炎にくべる薪でしかなかった。

罪悪感に苛まれている。彼らを哀れなる者の尖塔に誘い込んでしまった。ここにいる者たちはそっとしておいてもらいたいだけなのに。忘れられたいだけだ。その彼らに疫病を仕込んだ。想像以上の早さで広まった。

私が逃げ出す直前に、愚か者の何名かを大義のために改宗させたと聞いた。街の有力者の誰かだそうだ。あそこを乗っ取るのには、それで十分だったのだろう。

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