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ミストラルの女狩人、ボルガ・グラブール著
編者注: オークの狩人ボルガは友人を訪ねるため、美しいガレンに来ている。そのため彼女はペンを取って紙に記すことにした。ここではボルガが彼女なりの面白おかしい方法で、ガレン島の獣について教えてくれる。弱い獣から強い獣までの倒す方法と、食べて旨いかどうかを。
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フェニックスモス
綺麗だけど燃えている。食べるには最悪。
ドルイドは自分たちがこの蛾を作る物語を話す。本当なら大したものだけど、ボルガは疑わしいと思う。
育つまでは熱い芋虫。お茶に入れるとすぐ暖まる。
藁のテントにでも住んでいるのでなければ、危険はあまりない。その場合、水を用意すること。
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ハドリッド
大きな蟹の民。喋る? よくわからない。
とても危険。強力な魔術と鋭い武器を持つ。集団で狩るために移動する。できれば海辺は避けるべき。
小さなグアルのような生き物を飼っている。サメのようなグアル。サメル? グアサメ?
倒せるなら、食べるととても美味しい。喋る蟹の民を食うのは間違っている? そういう話は学者に任せる。もっとバターが欲しい。
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マグマフロッグ
カエル。でも火がついている。どうして燃えないのだろう?
長い舌で打ちつけ、長い距離をジャンプする。オスには硬い角がある。ヘラジカに似ているけど、尖ってる。
最初のマグマフロッグはイフレの道の物語から飛び出してきたという話を聞いた。どういう意味かはよくわからない。
意外なほど美味。秘密のレシピ: 肉の切り身を冷まし、塩とニンニク、パプリカを振る。果物のジュースに一晩浸けて柔らかくする。サラダに加えて食べる。
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ファイアニクサド
これは一体何なの? 虫? 人間? 気味が悪い。
刺すし、噛む。あなたがボルガの兄弟より馬鹿なら、服も燃える。
危険というより害虫。食べるのにはまるで向かない。熱すぎて舌が火傷するし、味は灰のようだ。
ヴァスティルの人がニクサドに、音に合わせてハミングする芸を教えていた。いい音だった。
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キメラ
首が三つあるライオンみたいなやつ。多分会うことはないだろう。見たら走って逃げたほうがいい。急いで。
友達が昔キメラの世話をしていたけど、死んでしまったと言っていた。その話をする時、彼女は悲しそうだった。
食べようとするのは労力に見合わない。ボルガを信じて欲しい。
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ファウン
鹿の民。ボルガは友達になりたかったが、殺されそうになった。
鋭い武器と欺きの魔術。避けたほうがいい。
鹿は美味しい。でもファウンを食べるのはどう考えても間違っている気がする。ハドリッドと何が違うのか?
ボルガに聞かないで。ボルガは真実を書いているだけ。
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アッシュホッパー
大きなバッタ。あまり危険はない。
味はとてもいい! 体は食べ応えがあり、たんぱく質は豊富だ。火にかける前に濃いソースを塗る。溶岩に直接突っ込んでもいい。それでも焼ける。
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フォレストレイス
ボルガには不気味すぎる。物語は聞くが、見たことはない。探そうともしなかった。
これはボルガの推測だけど、多分味もよくない。
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パングリット
旅をしていたら、あのサメグアルの名前がわかった。パングリット!
アリットに似ている。口に脚が付いている。歯が多すぎる。
可愛くて調教しやすいだけでなく、かなり美味。この点ではグアルに似ている。
ハチミツを塗って焼くか、スパイスを効かせたベリーソースがいい。
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