クエスト

ブラックハート・ヘヴン

ブラックハート・ヘヴン
ビョルサエ川はイリアック湾に注ぎ込むところでは広くなっており、長い間密売人や海賊の隠れ家となっているいくつもの小さな島の前を流れる。
こうした隠れ場所の中で最もよく知られているのはブラックハート・ヘヴンである。

前日談

バンコライのエバーモアの宿屋〈アンカーズポイント〉にいる、強きモルドラに話しかけると、ブラックハート・ヘヴンについての情報を得られます。

強きモルドラ
強きモルドラ

酔っぱらってる?
私はもう酔ってるよ!
アンドーンテッド!
はは。

で、調子はどうだい?

冒険を求めている。
何かお勧めはないか?

強きモルドラ
強きモルドラ

お勧めがあるのはわかっているだろう。
この強きモルドラはいつだって行動する準備が整ってる。
ただ…まずこれを飲んでもいいかい?

でも、聞いて。
待たないでいい。
先に行ってて。
冒険が待ち受けてるよ!

どこに行けば良い?

強きモルドラ
強きモルドラ

はいはい!
わかった、わかったよ。
冒険の場所ね。
誰が冒険好きか知ってるかい?
海賊さ。
そんな海賊がどこにいるかなら知ってるよ。

どこか教えてくれるか?

強きモルドラ
強きモルドラ

ええ、教えてやるよ。
でもそれはあんたが気に入ったからさ。
ほら、ブラックハート・ヘヴンってとこだよ。
絶対に秘密だからな?
わかるだろ。
シーッ。

でも、そこへ行くには船が必要だよ!
ここから南に行った海岸沖で乗れる。
強きモルドラに言われて来たって言いな!

物語内容

ブラックハート・ヘヴンの港で、友好的な海賊と出会います。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

正面の扉を突破したぞ。
すごい。
あんたなら、この呪われた小島から脱出させてくれるかもしれないな。

なぜ?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

ブラックハート船長に仕えているが辞めたいんだ。
だが、ただ去ることはできない。
とても重要なことをするまではな。
しかしそれには手助けが必要だ。

何をすればいい?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

見てのとおり、船長の私設軍が島を守ってる。
だが俺はこの島のことは誰よりも知ってる。
もしブラックハートが持っている魔法の遺物を盗むのに手を貸してくれるなら、他の財宝はくれてやるよ。

話にのった。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

よく来たな!
あんたを変装させてやろう、そして幸運と栄光への道を前進するんだ!
そして、ちょっとばかりの盗みもな。

どう変装する?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

俺の横にあるかごの中に、ブラックハートの手下の制服が入っている。

それを着ろ。
そうすれば森の中のスプリガン並みに目立たなくなる。

海賊たちに仲間じゃないと気づかれないか?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

ははは!それはない。
海賊は大勢いつからお互いの見分けなんてつかないさ。

だが、シーハウンドは別だ。
人間よりも鼻が利く。
やつらはにおいを嗅ぎつけて主人に知らせるから、できるだけやつらは避けろ。

それだけか?
犬を避けるだけ?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

そうだ。
いや、違うな。
ヘヴン内部の警護をしている、鉄の踵を持つ者っていう凶暴なやつがいる。

やつには数人の手下がいるんだ。
用心しないと顔を踏みつけられるぞ。
あのデカい足でな。

鉄の踵を持つ者について教えてくれ。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

やつはヘヴン内部への入り口を警護している。
デカい体に、それと同じくらいデカい戦鎚を持ったやつだ。

だけどあんたは大丈夫だろう。

用心するよ。さあ行こう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

あんたの意気込みは気に入ったが、俺は別の所から中へ入るよ。

ああ、それと上の洞窟にいる海賊には気をつけな。
やつらはブラックハートの精鋭たちで、船長が一番信頼してる船員だ。
あんたも気づくだろう。
やつらが…外にいる犬どもとは別物だってことをな。

中で会おう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

よし、最高だ!
ブラックハートの財宝が待ってる!

あなたにはどんな利益がある?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

まあ、いろいろだな。
俺はブラックハートの財宝の中にある二つのアーティファクトを探してる。
もし、あんたがその二つを俺にくれれば、残りは全部あんたにやるよ。

あなたが探しているその宝。
それは価値のあるものか?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

俺にとっては価値がある。
だが話を急ぎすぎだ。
俺たちはまだ中に入ってもいないしな。

別のことを聞いてもいいか?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

まだ迷っているのか?

何が知りたいんだ?

ブラックハート船長についてもう少し教えてくれ。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

船長は…俺を雇った時はは別人になってしまった。
船長は捕らえた船を葬り去る。
お宝を奪った後には、誰も生きちゃいない、絶対にだ。

そんなやり方にはついていけない。

この島についてもう少し教えてくれ。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

この島は、ブラックハート船長の作戦基地だ。

船長の船ブラックデス号は、海賊稼業の合間に、ここに停泊するんだ。

クエスト「船は踊る」開始

ブラックハート船長からお宝を盗みに行きましょう。

海賊衣装を着て紛れ込むか、海賊を掃討しながら、島の上方にある洞窟を目指しましょう。

洞窟の手前には、鉄の踵を持つ者が待ち構えています。

鉄の踵を持つ者
鉄の踵を持つ者

ここに入ることが許されるのは、ブラックハートが信頼する者だけだが、お前はそうじゃない。
死んでもらう!

鉄の踵を持つ者を倒した後、ブラックハート・ヘヴン内部に侵入しましょう。

内部に侵入した後、ずる賢いトムと会話しましょう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

やり遂げたぞ。最高だ!
中に入った今、俺について知っておいてもらいたいことがあるんだ。

それは何だ?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

俺はこれまでにたくさんの人を殺してきた。
ブラックハートの船員はみんなそうだ。

ブラックハートが俺たちをここに連れて来る前、俺たちはならず者で、やつもそれを知っていた。
やつは俺たちを無理やり凶悪な化け物にしたんだ。

どうやって彼はあなたを「無理やり」人殺しにした?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

言い訳に聞こえるだろうけど、ブラックハートにはそれができるんだ。
俺は抜けたい。

そうするには、あんたの助けがいる。

  • 策はあるのか?
  • [説得]なぜ今その話をする?

策はあるのか? を選択した場合

ずる賢いトム
ずる賢いトム

スカイリムに向かっていた船からブラックハートが略奪した、魔力を帯びた頭蓋骨が二つある。

それを手に入れた後、やつは…変わった。
力を得たんだ。
彼を倒すにはその頭蓋骨が必要になる。

[説得]なぜ今その話をする? を選択した場合

ずる賢いトム
ずる賢いトム

俺は人殺しじゃないからだ。
好んでは殺さない。
誰かにそれを分かってもらいたいんだ。

証拠はある。
ま、そんなところだ。

話の続きを聞く気があれば、何をするつもりか説明するよ。

なら話を続けて。計画を聞こう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

スカイリムに向かっていた船からブラックハートが略奪した、魔力を帯びた頭蓋骨が二つある。

それを手に入れた後、やつは…変わった。
力を得たんだ。
彼を倒すにはその頭蓋骨が必要になる。

その頭蓋骨が、彼の力の源だと思っているのか?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

俺には分かる。
一つはいつもヘヴンに置いてあって、アタルスに守られてる。
ブラックハート船長の怪物みたいなペットだ。
この先にいるよ。

二つ目は船長がいつも持ち歩いている。

なら行こう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

俺はこの扉を塞いで、あんたが追われないようにする。

アタルスを退治したら会おう。
幸運を。

あなたにも幸運を。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

アタルスはかなり危険だ。
気をつけろよ。

[説得]もう1度聞くが、なぜあなたはこれをやろうとするんだ?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

言った通り、俺は好んで人殺しになったわけじゃない。
誰かにそれを知って欲しいんだ。

助けてくれて本当に感謝してる。
さあ、行ってくれ!
アタルスはこのすぐ先だ。

もう1度、計画について教えてくれ。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

ブラックハートはノルドの船から魔力を帯びた頭蓋骨を二つ奪った。
俺たちにはそれが必要だ。

頭蓋骨がやつに力を与え、永遠の死から守ってる。
やつを完全に倒すために、その頭蓋骨を破壊するんだ。

探索を進めると、船長のペット〈アタルス〉が待ち構えています。

アタルスを倒して、頭蓋骨の遺物を手に入れましょう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

さぁ、そいつを見せてくれ。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

八大神にかけて!
頭蓋骨のうちの一つを手に入れたぞ!
だがお前は呪文にかかっているようには見えないな…

見せてくれ。頼む!

  • [威圧]あなたは私が魔力の支配を受けそこなったと言ったな?何の冗談だ?
  • ちょっと待って、その頭蓋骨は正確には何をする?

[威圧]あなたは私が魔力の支配を受けそこなったと言ったな?何の冗談だ?を選択した場合

ずる賢いトム
ずる賢いトム

頭蓋骨に触れると、その魔力に支配されることがある。
だがブレトンは生まれつき、魔法への抵抗力がある。
だから俺は逃げ出せたんだろう。

もしあんたがおかしくなったら、俺が助けられたのに!
なあ、その頭蓋骨を渡してくれないか?

ちょっと待って、その頭蓋骨は正確には何をする?を選択した場合

ずる賢いトム
ずる賢いトム

船長は定命の者じゃない。
もう今はな。

あんたが察する通り、やつはこの世のものではない力を使う。
そして今あんたが持っている頭蓋骨が、やつに力を与えている二つの頭蓋骨のうちの一つだ。

さあ。

ずる賢いトムに頭蓋骨を渡した後、海賊達が駆けつけて来ます。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

さあ。

これならできそうだ。

ようやく、この悪夢も終わるな。

ブラックハート・<br>ストロングアーム
ブラックハート・
ストロングアーム

シフティー、私たちを見殺しにするつもりか!

ずる賢いトム
ずる賢いトム

それが問題なんだ!
もう生き残る方法はない。

ずる賢いトムが頭蓋骨を破壊すると、ずる賢いトムと他の海賊達はスケルトンに変身します。

スケルトンに変身した海賊達を倒した後、ずる賢いトムと会話しましょう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

それだ。
俺の真の姿が明かされたな。

あなたはアンデッドなのか。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

その通り。
騙してすまない。
だが俺はこの悪夢を終わらせたかったんだ。
この苦しみから解放されたい。

あんたがこの洞窟で会う海賊は、みんな俺と同じだ。
俺たちはブラックハートの元々の船員で、みんな船長に呪われている。

他に何か隠していることはあるか?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

他に隠していることは何もない。
誓うよ。

ブラックハートを殺して頭蓋骨を奪い、すべてを終わらせてくれ。
頼む。
頭蓋骨を壊せば、俺たち船員はこの苦しみから解放される。

頭蓋骨を壊すには、正確には何をすればいい?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

頭蓋骨の闇の力が、ブラックハートを本当の死から守っている。
彼を倒したら、頭蓋骨を破壊するのには俺が必要になるだろう。

ブラックハートを倒したらまた会おう。
あんたと一緒なら彼に立ち向かうが、俺はまた彼に操られるのが恐ろしい。

どうしてそんな姿になった?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

船長が呪いの頭蓋骨に話しかけた時、頭蓋骨は自分をデイドラ公、モラグ・バルだと言ったんだ。

俺は冗談か悪ふざけの類だと思った。
だけどそれから頭蓋骨が人間離れした言葉でうなりをあげ、俺たちはその声に包まれた。
気がついたら、こんな惨めな姿になってたわけだ。

どうやったらこの呪いを完全に解ける?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

頭蓋骨がカギだ。
頭蓋骨がやつを本当の死から守ってる。

あんたがやつを倒せば、俺が頭蓋骨を壊せる。
その気があるなら、ルーストを通り抜けて、やつに立ち向かってくれ。
俺はまた操られるといけないから、戦うことが出来ないんだ。

良く分かった。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

急いでルーストの階段を登り、ブラックハートの入江に行け。
船長はそこにいるはずだ。

ルーストとは何だ?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

ハグたちが世話してるハーピーたちの居場所だ。
ハーピーはブラックハートがここにいる時は住処を守っているし、海に出れば重要な戦力にもなる。

どうして?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

船は海にいる間はふつう、他の船以外は警戒しない。
だがブラックハートのハーピーの群れは、船長の船より先に攻撃を仕掛けて、船長が船に乗り込む間に、獲物の内蔵を引き抜く。

なぜ誰も捕まえない?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

ハーピーの攻撃は一匹だけでも、圧倒的だからな。
生き延びてその様子を伝えられる者はほとんどいない。
あの空飛ぶ化け物が、船員たちの骨から肉をもぎとった後で、船に乗り込んだ時のことを俺は覚えている。

ハーピー?ハグレイヴン?他には何が?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

実はまだある。
ルースト・マザーだ。
ハグレイヴンがハーピーの世話をしているんだが、そのハグレイヴンはルースト・マザーが呼び集めてるんだ。

彼女は大きな力を持っていて、炎を生み出し、羽ばたき一つと魔法でものすごい距離を移動することができる。
だけどあんたは大丈夫だよ。

探索を続けて、ブラック・ハート船長の元に向かいましょう。

探索を進めると、ハグがずる賢いトムを襲います。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

一人にしてくれ、この女悪魔が!
何も間違ってない。

ハグ
ハグ

あらそうかしら、トム!
私たちから隠れていたくせに。
船長は全てを知っているわ。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

俺が?ありえない!
俺はここにいるだろ?
筋を通すために船長に会いに行く。
通してくれ、優しいお嬢さん。
今日はものすごく輝いて見えるって言ったかな?

やめろ!触るな。
ふざけるな、叫ぶぞ!

ずる賢いトムをハグの襲撃から救出した後、ずる賢いトムと会話しましょう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

あんたに会えて嬉しいよ。
このハーピー達は俺を引き裂こうとしていたんだ。

でも、これは終わりじゃない。
ルースト・マザーはすぐ先にいる。
彼女はあんたが対峙したことのある誰よりも強いぞ。
唯一、船長だけが彼女を上回ることができるんだ。

ルースト・マザーとは何だ?

ずる賢いトム
ずる賢いトム

ブラックハートのハグたちの親玉だ。
彼女は大きな力を持ち、炎を生み出し、魔法でものすごい距離を移動することができる。

とにかく…そうだな。
殺される前に彼女を殺すんだ。

警告をありがとう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

どういたしまして。

探索を進めると、ハグレイヴンの親玉ルースト・マザーが待ち構えています。

ルースト・マザー
ルースト・マザー

かわいこちゃんたち、起きなさい!

ルースト・マザーを倒した後、探索を続けて浜辺に向かいましょう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

ここにただ置いておくなんてできなかったんだろう、ブラックハート?
臆病者め!

ずる賢いトム
ずる賢いトム

おお!ちょうどいいところに。
聞いてくれ。
ブラックハートがどこかの岸に着いてるはずだ。

やつは上陸休暇中に、浜辺をゆっくり歩くのが好きなんだが、このことを指摘してもちっとも面白がらないんだ。
そこから逃げた俺を責められると思うか?

浜辺に到着すると、ブラックハート船長が現れます。

ブラックハート船長と戦いましょう。

ブラックハート<br>船長
ブラックハート
船長

一体なんだ?
ブラックハート船長の眠りを邪魔する奴は誰だ?

ここで死にたいなら手伝ってやるぞ。

おれの仲間たちがお前の内蔵を帆にぶら下げるだろう。
さあ、起きろ。
掻き入れどきだ!

喜べ!その貧弱な姿を変えてやろう。

ブラックハート船長を倒した後、ずる賢いトムと会話しましょう。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

あんたには驚かされてばかりだ!
ブラックハートを倒すばかりか、やつにとどめを刺そうとしてる。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

ブラックハートは死んだ。
だが、やつはその状態には留まらないはずだ。
やつの頭蓋骨を破壊して、復活できないようにするぞ。

ブラックハートの頭蓋骨だ。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

ありがとう。
頭蓋骨を破壊して、ブラックハートの脅威を全部終わらせるよ。

友よ、どんな場所でもあんたに幸運があらんことを。

クエストを完了する。

ずる賢いトムは船長の頭蓋骨を破壊して、消えて行きます。

ずる賢いトム
ずる賢いトム

あんたから解放されるとは思っていなかったよ、ブラックハート。

ついにその日がやって来たぞ。
凄い報酬があるはずだ。

俺の新たな主人は長い間待っていた。
あんたもそろそろ死んだほうがいい。

楽しませてもらったよ、船長。
いや、そうでもないか。

物語補足

海賊島にある酒場で、若い娘のマーサが商売しています。

酒場の中には、彼女の日記が置かれています。

若い娘マーサ
若い娘マーサ

この島の外から来たんでしょう、違う?
よそ者には酒を出さないわよ。

マーサの日記

この島では何かがおかしい

ノルドの船を漁りに行って戻って来て以来、船長は元の乗組員を除いて、インナー・ヘヴンの全員から心を閉ざしている。
外のキャンプにいる誰一人として、なぜ戻ってきたのか知らない

それ以来、船長のやり方は残酷になってきている

ブラックハート船長は、評判よりもずっと巧みに商売をしていると聞いていた。
品物は面倒なことになっても持って行くが、ほとんど被害者に危害を加えることがないのは商売上の秘密だ。
正反対の噂はすべて、ただの噂にすぎなかった。

しかし、今はそうではない。

ハーピーの群れをどうにかして飼いならし、彼の船、ブラックデス号とともに出発した。
乗組員は囚人を連れ戻し、捕虜たちの叫び声は、インナー・ヘヴンからここまで響いてくる。
二度と彼らを見ることはなかった。

関連資料

夜を数えています

愛しきセルルン、

旅の無事を祈っています。
そして、あなたが帰ってくる日を指折り数えて待っています。
こうして筆を走らせている今も、あなたの愛撫が恋しくてなりません。
あなたが大海原で月を見上げる時、私もその同じ月を眺めていることを忘れないで。
それが嵐の夜のあなたに安らぎをもたらしますように。
セルルン、あなたが帰ってくるまで、この手紙はキスで封をするわ。

愛を込めて

ヘヴラ

甲板員の日誌

48日目:

今日こそはいける。
ラスティダガー号の甲板員になってほぼ2ヶ月。
その大半を、ブラックオース号の後ろに引っ付いて過ごしたんだ。
ブラックハート船長も、いい加減俺に気づいてるに違いない。
なんせあのストロス・エムカイの商船の甲板にほぼ単身で乗り込み、船長の喉をこの手で切り裂いてやったんだからな。

56日目:

間近でブラックハート船長を見たが、オブリビオンにかけて肝っ玉が縮みあがった。
船長の落ちくぼんだ目で見られるとどんな心地がするかは話に聞いちゃいたが、大げさでもなんでもなかった。
肚を決めたつもりだったが、なんだか怪しくなっちまった。
ブラックオース号の乗組員の行動は、俺たちとは違う。
連中は航海の後必ずヘヴンに戻り、次の船出まで姿を見せない。
きっとあの港に、何か特別なものを隠してるに違いない。

なんとかあそこに潜り込んで、ブラックハート船長の配下に正式に加えてもらうんだ。

71日目:

やっと船長の目に留まったぞ。
夕べ「鉄の踵を持つ者」がやってきて、船長が明日会いたがってると言った。
待ちに待ったチャンス到来だ。

ウィンドヘルム積荷目録

オート麦20袋 ─ ウィンドヘルムの首長
キャベツ3袋 ─ マーセン・グルド
ジャガイモ2袋 ─ マーセン・グルド
塩1個 ─ マーセン・グルド
マンモスの塩漬け5袋 ─ ロリクステッドのフラヴァード
ハチミツ酒3樽 ─ ロリクステッドのフラヴァード
エイダールのホールチーズ1個 ─ リフテンのターニス
マスタード2壺 ─ リフテンのターニス

礼儀と作法 第5巻:アンデッド

コリスター著

第1部

すべてのアンデッドと幽体状の亡霊は、死霊術の生物学に従っていると一般には信じられている。
実際、捕食性の野生生物の大部分がそうであるように、怪物たちの多くは生者のエネルギーを吸収し、消耗させるためにのみ存在している。
このような存在とは交渉できないし、話し合いも通じない。
アルトマーはこれらの怪物を狂犬病にかかった狼や、意地の悪いオークを扱うように対処するべきである。
すなわち、殺すのみである。

しかしながら、死後の存在の中には感覚を有する者、あるいは獲得した者もいる。
たとえば吸血鬼、リッチ、そしてレイスである。
一定の慎重さを保ってさえいれば、これらの怪物とは会話が可能である。

1.言葉を話すアンデッドは強力な存在であることが多い。
死においても感覚を保っていられるだけの強い魔力を持つ存在は、不承不承にしてもアルトマーの敬意に値する。

2.アンデッドは決して信用してはいけない。
アンデッドとその力には敬意を払うべきであっても、すべてのアンデッドは生者から何かを求めており、彼らが奪い取ることを妨げるものはあまりない。
彼らが目の前にいる間、アルトマーは警戒していなくてはならない。常に。

3.アンデッドは見た目通りの存在とは限らない。
多くの強大な魔術師は自分の外見を変化させる幻惑呪文を所持しているが、アンデッドも同様である。
道に迷ってさまよう子供の霊魂が、飢えたリッチの変装だということもあり得る。

とはいえ、会話に持ち込むことができれば、感覚を持つアンデッドの長年積み重ねた知識からアルトマーが学べることは多くある。
明敏なアルトマーは記憶の失われた時代の古代呪文や、歴史的事象の直接の報告、あるいは失われた遺物の場所を学べるかもしれない。
それにはそのアルトマーが重要な質問をすることが条件である。
アンデッドと会話する際、アルトマーが取るべき態度は以下である。

1.謙遜。
アルトマーとしての出自は大きな意義を持つため、理想的な世界においてはあらゆる民が、リッチや吸血鬼やレイスも含めて、アルトマーの階級概念を支持し、それに従って行動するべきである。
しかしながら大部分のアンデッドは、アルトマーのアンデッドでさえ社会的慣習を支持することが稀である。
そのため、アルトマーの中で最も由緒正しき者であっても、上記のリストの1つ目の点に注意するべきである。
アンデッドは長老たちのようなものだと考えてみればいい。
力強く、決してひるまず、すぐに怒り出す連中である。

2.知性。
アルトマーにとってと同様、特に由緒正しきアルトマーにとってはそうであるように、アンデッドは愚か者に我慢がならない。
あまりあからさまでないように注意しつつ、アルトマーは魔法の才覚や抜け目のなさを見せ、軽くあしらってよい相手ではないことを教える機会を探すべきである。
この場合も、頑固な長老を威嚇によって従わせる例を思い浮かべるとよい。

3.自制。
アルトマーがリッチやレイス、吸血鬼やその他の存在を平和的な交流に持ち込むことができたと仮定して、アルトマーには疑いなく多くの質問があるはずだ。
しかしいくつ質問をするかということには気をつけるべきである。
アンデッドは進んで自らの知識を披露してくれるかもしれないが、全く話してくれないこともある。

本書の第2部においては、アンデッドとの会話において生じる可能性のある障害について詳しく述べる。
特にレイスと吸血鬼、そしてリッチが相手の場合である。
要求される社交的知性の運用は、このいずれにおいても異なる。

補給係の記録

本日、新しいマスターがアタルスをインナー・ヘヴンの乗組員の「シェフ」に任命した。
呪われた動物は、腐敗と汚物を茹でるのに時間を費やしている。

もう食べる必要がないことを思い出させるためだという。
食べられないと。

この捕獲者を刺し、切り、殺すためなら、何でもやってやろう。

ブラックハート船長の記録

自由な瞬間はあっという間に過ぎ去る

時々やって来る。
また彼が私の心に入る前に。

「お前の心がまたお前のものになることは絶対にない」

意志の力で呪文を解けない。
時が経っても弱まることがない

「そう考えているとは面白い」

かつて味わっていた自由の味が苦しめる。
毎日、少しの間だけ

「誰もこの文章を読むことはないだろう」

他の乗組員も幸運ではない。
ウェーブカッター、鉄の踵を持つ者、マーサ。
信用できないずる賢いトムでさえ、完全に魅了されている。
ずる賢いトムは魔法の罠に、決してかかることはないのに。
トムのブレトンの血は役に立たないようだ。
今回ばかりは。

終わりを望むことができれば。
すぐに来そうにないが。
私の手で、奴は何百人も殺した。
叫び声はすべて覚えている。

「お前は言われた通りのことをすることになる」

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星霜物語

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