書籍

バゾーグベグの探検日誌

1日目
ルキンダレフトでの最初の数時間は、成果がほとんどなかった。
青白いオーク達に襲われたのだ。
彼らは気がふれているように見えた。
雇った傭兵を何人か失った。
ジェアムンとグラーバシャは、この場所は呪われていると信じて疑わなかった。

愚か者どもめ。
危険でなかったら、価値あるものが中にあるわけない!
ドランドが責任者でよかった。
彼が続行を望んでいるのだから続行だ。

2日目
奇妙な日だったが、成果はあった。
だが相変わらず、青白いオーク達が気がふれている原因は不明だ。
彼らを昨日よりも数多く見かけたが、慌てて氷河の中に隠れてしまった。
いい厄介払いだ。

ドワーフのコンストラクトは永久不滅に思え、驚かされる。
いくつかは凍って固まっているが、まだ微音を立てているものもわずかにある。
彼らからの攻撃が予想されたが、無視された、まるで私達が存在しないかのように。
たまに視線を感じて振り向いても、立ち去られてしまう。

ドランドはコンストラクトの調査を許可しなかった。
「奴らに理由を与えるな」と言うのだ。
彼の言うとおりだと気づかされる。

3日目
遺跡が溶けている理由が判明した。
ドゥエマーの後に誰かがここにいたのだ、おそらくかなり長い間。
彼らの意図を突き止めるのは困難だが、研究素材が周囲に散乱していたからには、そのために魔術師の大規模チームが、熱を調和する力を膨大に必要としたことがうかがえる。
私達は後で研究に使えそうなものを残らず回収した。

ドランドが自制心を失った。
続行するかグラーバシャと議論していたと思ったら、次の瞬間、ほとんど音を立てずに跳び上がった。
彼は遺跡は生きていると繰り返し言う。
あの壁は私達を監視しているのだと。
彼には少し睡眠が必要だ。

4日目
青白いオーク達に襲われた後、ドランド達が別行動を取った。
傭兵2人を任された。
名前すら知らないが、2人は返事をしてくれる。
とりあえずこれでいい。

2人にここに来る途中で見かけた、熱を調和するバルブについて話し、バルブを閉じるよう命じた。
ドランドが言うように、圧力で扉は閉じている。
バルブを解放すれば、扉が開く。
扉の脇で2人がバルブを解放するのを待つことにした。
中に入れば、全圧力が一室に集中している理由を突き止められるかどうか分かる。

5日目
まだ十分ではなかった。
扉は圧力を失ったが、びくともしない。
1時間後、圧力がひとりでに復旧した。
傭兵は戻って来なかった。
逃げ出したのか? 殺されたのか?

このコンストラクトはこちらを監視している。
近づいてくる。
このままじっとしていたら――

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