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書籍

粉砕の技、第一巻

ハードカバー版

言葉の細工師ウルベク著

序文:

ウルベクはこの本が、趣味と実益のために粉砕する夢を追求する、喜びと自信を読者に与えることを願う。粉砕を始めたばかりの時、ウルベクは小さく貧弱な子供で、クラン・タムノッシュのために岩を削っていた。ウルベクも多くの粉砕を失敗してきた。特に紙だ。今ウルベクは言葉を粉砕する事業で大成功した起業家だ。粉砕の難しさに粉砕されてはならない。粉砕が辛くなったら、さらに激しく粉砕するべきだ。

献辞:

粉砕の旅の序盤でウルベクを支えた最初の顧客、ウルベクの親友ファローク、床で寝かせてくれた小さな親方のラウモントに。

第一章: 粉砕する対象の発見

粉砕の道を進むことを選んだ場合、どこから始めればいいか不安だろうとウルベクは推測する。全てのものが粉砕に適しているわけではない。木を粉砕するのは楽しいが、バラバラになって壊れるだけだ。金属にも粉砕に向いたものはある。だが正しい粉砕の仕方を知らなければ、脆くて弱いものしかできない金属もある。粉砕できるもので溢れている世界の中で、初心者にいいものは何だろう? 答えは簡単だ。岩を粉砕しろ。

岩を粉砕するのは無意味だと考える読者がいるかもしれない。その読者は馬鹿だ。ウルベクは岩の粉砕から始めた。岩を粉砕すると粉砕のための筋肉が付き、もっと大きなものを粉砕する準備ができた時、粉砕して鉱石を集められる。ウルベクは小さな岩から始めて、より大きな岩や石の壁に進むことを勧める。そうすれば痛くない。オークなら話は別だが。

休まず常に粉砕できるようになったら、有用な粉砕が行える。例えばハンマーを作るような。石を粉砕し続け、石像でも作りたいと考える者もいるかもしれない。ウルベクは読者の情熱に水を差したくはないが、石で美しいものを作るには優しく粉砕する技術が必要だ。ウルベクは上級の粉砕技を後の巻で披露する。次の章では、鉱石を粉砕する方法を扱う。ウルベクは次の授業のため、鍛冶場を使えるようにしておくことを読者に勧める。

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