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書籍

冒険者年鑑、第三版

冒険者年鑑、第三版

ナイフのスコルド著

俺は夢のような儲け話は追わず、毎日堅実にドレイクを狩っている。お前たちもそうするべきだ。だからよく読め。スコルドおじさんは剣の技と同じように知恵も売っている。違いの分かる傭兵のため、最新の情報を記してやる。

サマーセット

サマーセットの高尚にして強大なエルフはついに、我らのようなただの定命の者に、汚れなき大地へ足を踏み入れることをお許しになられた。もっとも、甘ったるいたわごとに騙されちゃいけない。あの場所は問題だらけだ。アリノールの司法高官は、有能な傭兵に腕を見せてくれと懇願している。

マークマイア

シロディール・コレクションって聞いたことあったか? 俺もなかったよ。連中が娼館に入ったジョルン王みたいにゴールドをばらまき始めるまではな。どこから資金を調達しているのか知らないが、きちんと遅延なく支払ってくれる。お前がリルモスに行った時は、スコルドに紹介されて来たと伝えろ。手数料がほしいからな。

泥をかき分ける連中のためにお使いをこなすのは気が乗らない場合、デッドウォーター族がマークマイアで一番凶暴な生物を相手に、死の狩りを開催しているぞ。これなら血がたぎるだろう。気を付けないと、たぎった血が首から吹き出すがな。

沼に浸かって、虫に生きたまま喰われるのが性に合わない奴もいるかもしれん。理解できんがな。それでもシロディール・コレクションのおいしいゴールドにありつく方法はある。探検のための物資を調達しているアルゴニアンがいる。ジー・ラーという名だ。放っておくといつまでも喋る奴だが、いつでも何か仕事を抱えている。

ドラゴン

最後に、よりにもよってドラゴンがエルスウェア中で暴れ回ってる。この知らせを俺から初めて聞いた奴は、家にこもってないで外で仕事をしろ! 北エルスウェア防衛軍はこの鱗野郎どもを相手にした戦争のために、できる限り多くの協力者を雇っている。グラーウッドにある、コルマウントの街の北で連絡するといい。

さて、俺はドラゴン狩りについては噂程度のことしか聞いていないが、ドラゴンを仕留めれば報酬を払う奴がどこかにいるはずだ。個人的に言うと、空飛ぶ殺人トカゲとやり合うにはいくら払ってもらっても足りないが、まあ金額は聞いてやってもいい。

これで全部だ。事業家精神旺盛な冒険者にはたっぷりと仕事がある。金を儲けた時は、スコルドおじさんのことを思い出せよ。それと死んじまった場合は、お前に戦い方を教えた軟弱者のところに化けて出ろ。

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