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書籍

やり残した聖餐

ナザラ著

この地に帰ってくるのは、この者が想像していたよりも難しかった。夜母が任務のためナザラを呼んだ時、私は病気と死、悪臭がするゴミで満たされたこの場所を去った。今、私は自分がここにいなかった期間と同じだけ古い依頼を完了するために戻ってきた。標的がすでに死んでいる可能性もあるが、聖餐は終わらせなければ。だからナザラは彼を探す。

この者はアッシェン・スカーから捜索を始める。エルスウェアにある、無数の大規模埋葬地の一つだ。ナハテン風邪が襲った時、この者は埋葬地が満杯になるのを見た。多くの者がアッシェン・スカーと呼ぶのは、その最初のものだ。ナザラのような一般の民にも感じられるほど、霊的な力が強い。標的は何かを探してここに来たが、自分が見つけたものが正しいのかどうか疑っていた。崩壊しかけた遺跡の影には常にアンデッドが徘徊しており、影の中を歩むこの者にとってさえ危険だ。

標的がここに埋葬されている証拠はなかった。だからもっと先を探さねばならない。

手掛かりを追って南へ向かい、ここの民がステッチズと呼んでいる、石の尖塔とガタガタ揺れる木の橋の地に辿り着いた。ここはいつも不運な者、卑しい者、無法者の隠れ場所だった。ナザラはこの場所で初めて、この爪を血で汚した。この場所を変えてやると言った子猫がいたことを覚えている。この地に希望をもたらすと。聞くところでは一時成功したようだが、今は姿を消した。抱いていた夢と同じように。

この者の標的はここにいなかったが、彼を覚えている者は見つけた。彼は一人で南方へ、遊牧民のキャラバンと共にナハテン風邪を逃れて旅に出た。ナザラはその後を追う。

シカトリスはかつて、オークレストから西エルスウェアまでの街道沿いにある小さな街だった。遊牧民はそこに立ち寄って食料を調達し、物語を語った。そこは休息と温もり、笑いの場所だった。しかしナハテン風邪はその全てを滅ぼした。この場所の居住者たちはあるアルゴニアンに従い、助けを求めてオアシスに行ったという噂を聞いている。ナザラが見つけたのは毒の充満した洞窟と、獲物が再び単独で出発したという証拠だけだった。

今度は彼も病気になり、北へ向かった。スカーが鳴く場所へ。その場所は分かるが、そこで見つけることになるものを私は恐れている。

この者の毛皮の色がもっと濃く、爪がもっと鋭かった頃、ウィーピング・スカーの物語を聞いた。暗闇の中に入り、快楽と血の渇望に身を任せたカジートたちがいた。大部分の者は戻ってきて、再び暗闇の中に入って行った。しかし一部の者は留まった。

ナザラの標的は留まった。彼を追って暗闇へ入ると、ナザラの子供じみた恐怖が牙と血への渇望を持った怪物となって現れた。彼らは攻撃してこなかったが、状況は何だか不自然で、違和感があった。何かの争いが起きているようだが、それに参加するつもりはない。探しているのは標的のみ。そして私の若い頃の亡霊は、それを与えてくれた。

標的はナハテン風邪に侵され、スカーの吸血鬼のところで永遠の命を求めた。彼は病気を別の病気で滅ぼそうとして、死の暗闇を別の暗闇と交換したわけだ。それは成功しなかった。そしてナザラの標的は月の光の中へ旅立った。

このカジートはかつて、自分の妻とその子供を襲った。スクゥーマと貧困によって彼は怒りに駆られ、怒りは彼の妻を駆って聖餐を行わせた。その子供は母の願いを叶えるために来たが、父が自分自身の暗闇を見出したことを発見した。

今は別れを告げておこう。聖餐は満たされ、娘はもはや残る必要もなくなった。夜母は今も優しく呼びかけ、ナザラは応える。

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