書籍

大いなる変身

木の番人フリーリイーク著

変化を恐れてはいけないし、顔を背けてはいけない。
そのことを私たちは分かっているし、常に胸の奥底で分かっていなくてはならない。
時に、変化は外の力によって訪れる。
季節の流れ、もしくは愛する者の死。
私たち自身の内側から訪れる変化もある。
古い自分を振り払い、新しい自分を受け入れる必要性だ。

自分を変える方法は、もちろんたくさんある。
遠くの地へ行って、新しい文化と生活様式を取り入れる者もいる。
新しい技術を学び、木工職人から戦士、仕立屋から卵の番人になることを選ぶ者もいる。
しかしもっと大きな変化が必要だと感じる者もいて、ヒストの助けを必要とする。
それは性別を変えることを選んだ者たちだ。

こうした個人の奥深くでは、この変化を行うことを求めるものがある。
ヒストのおぼしめしなのか、各自の意思なのかは分からない。
だが私はいつも心と手を開いて耳を傾け、こうした変身の時期を手助けする用意がある。
一緒にヒストと語り合い、手助けを受ける準備をする。

儀式にはいつも息をのまされる。
ヒストは部族を見守り、私たちの道を案内してくれているが、じかに何かをすることは滅多にない。
しかしこの時には、ヒストと霊魂が結合し、愛に満ちた抱擁の後で大きな変化が起きる。

その後、私は変身したばかりの者を部族に改めて紹介する。
彼らは全員に迎えられ、大切な者が去ってしまったことと、大切な者が訪れたことを祝って大きく祝福される。

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