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書籍

部族の恩恵

ウッドエルフ狩人のローヒエル著

父が私を加えたことが信じられない! 父がグレートハントに同行させる戦士を選んでいる時は、ほとんど期待していなかった。イフレにかけて、私に弓や槍の能力はあまりなかった。

でも父に言われた。「ローヒエル、何を狩るのであれ、倒す前に追わなくてはならない。お前は部族で最高の追跡者だ。もちろんお前に同行してもらう」

私が? 最高の追跡者? その、優れているのは分かっていたけれど、最高だなんて! たとえそうでも、グレートハントで父に協力するためには、私のあらゆる能力が必要だとわかっている。

私たちが成功することをただ望む。日に日に部族が飢えている。狩りに失敗して戻る時、立ち止まって目を合わせるのは厳しい。時々、ひょっとしてハーシーン様の寵愛を失ってしまったのではないかと心配になる。

まあ、主人の寵愛を取り戻すとしたら、グレートハントで勝つことしかない。私は父が勝てるよう協力するだけ。部族の未来のため、そうしなくてはならない。

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