ブリークロックで初仕事

避難しないと

ラナは自分が何をやってるか分かっていないのよ

私が今まで危険に晒したことがある？

目が覚めたのね。よかった。手を貸してちょうだい

この村は、もうすぐ攻撃される。でも、ラナ隊長は聞く耳をもたない。愚か者め！

ブリークロック島よ。長い間、私が指揮官だったけど、今はラナ隊長が後を引き継いでいる

彼女が思い悩もうがイライラしようが、今の私達には関係のないことよ

以前、アルドメリ・ドミニオンの偵察部隊を撃退したことがある。山賊や盗賊なら何度も相手にしてきた

私はあらゆる危機に対処してきたけど、助言をラナが聞き入れることはないでしょう

監視塔に火を灯す。船を見つけたら、そうやって合図を送ることになっているの

ラナは船を発見したにも関わらず報告を遅らせている。商船でないことを確かめたいのよ。だから船を一艘だけ出して追わせた。駐屯部隊を乗船させてね。馬鹿な女よ

頭を強く打ったみたいね

10年前、アカヴィリが東の海から侵攻してきたとき、ノルドとダークエルフとアルゴニアンで同盟を組んで奴らを追い払ったのよ！ 私達は今、エボンハート・パクトと呼ばれているわ

は！ あの蛇達は撃退して以来、姿を現さなくなったわ

でも今は他の問題を抱えている。ダガーフォール・カバナントとアルドメリ・ドミニオンよ

製粉業者のホルスガーが、海岸沿いであなたを見つけた

彼は絶対に助からないと思ってた。だけど、それでもあなたを街まで引きずってきたの

沖に船を一艘発見した。多分、ダガーフォール・カバナントよ。北西にあるハイロックからハンマーフェルまでが奴らの領土

多分偵察だろうけど、戦いの準備はしといた方が良さそうね

ああ、また会えて嬉しいよ

あのときお前は気絶していたからな。私が岸の近くで見つけて、街まで連れ帰ったんだ。それ以来マソールからは、ずっとお前のことで文句を言われている

それで何があった？ 難破か？

私は製粉業者だ。あの大きな風車が見えるか？ あれは私のだ。といってもいつも仕事がある訳ではない。ここでは植物があまり育たないのだ

だいたい月一回、キャラベルでソリチュードまで魚を運んで、穀物を手に入れてくる。ここで製粉しても効率は良くないが、安く済むんだよ

数時間前に駐屯部隊が、東方を航行する船を一隻発見した。若いダークエルフのラナ隊長は、部隊の大半をキャラベルに搭乗させ、偵察に向かわせたんだ

あの船は海に揺れる商船だ。軍艦ではない。恐らく今頃、海の恐ろしさを味わっているはずだ

皆が出払っているせいで砦はもぬけの殻だ。何だか嫌な予感がする

やることがたくさんあるんだ。悪いな

これは豚じゃない。私はこの子達を愛している。手の掛かる子供みたいだ

この辺りで、私の仕事はこれだけだ。どうしてかって？ ここを見てみろ！ ここでは何も育たない！

ロフトで毎晩寝るたびに自分に問いかけてるよ。ウィンドヘルムやリフテンならもっと良い生活を送れるはずだってね

あと少し季節が過ぎたら離れるつもりだ。父なら誰かを雇えるはずだし

足元に気をつけろ。お前の靴に豚が何かを落としたらたまらんからな

農家の生活は楽じゃない。ブリークロックは一年のうち6ヶ月以上雪に覆われる。雪がなくても土の質自体が悪い

だから私達は乳製品をたくさん食べている。オーロクスには本土から輸入した干し草を与えれば良い

パクトは入植者に富をもたらした。彼らは塔にいる駐屯部隊に〈文明〉を与えようとしたのだ

オーロクスの糞のような臭いがする文明があるなんて知らなかっただろう？

私達は魚を中心とした生活を送っている。あのイカれたアルゴニアンはマッドクラブが好きなようだが

何がほしいか分かるか？ リンゴだ。子供の頃、ファルクリースにいた時は良く食べていた。だがそれ以来口にしていない

娘のことはわかってる… 決して大物にはならないわ

彼女は一日中鍛冶場にいるわ。本土に引っ越して、鍛冶で暮らすのが彼女の夢よ

素敵な漁師のオトロガーが数カ月も彼女を口説こうと頑張っているわ。彼女は気にも留めないでしょうけど

目が覚めてよかった。ホルスガーがあなたを連れて戻った時は、もう死んでしまうとみんなが思ったのよ

はは！ そう見える？ そう思われたんだったら嬉しい

私はマエサの弟子よ… 今のところはね。教わるようになってから一年くらい経つ

ええ、そうよ。鉄の塊を何か役に立つ物に変えるのが私達の仕事よ。蹄鉄や釘や剣にね

本土には他にも職人がいるって話だけど、私は鍛冶屋以外に興味はない

マエサの腕を見たことがある？ ホルスガーによればマンモスを殴り倒したこともあるそうよ

鍛冶は欲求不満の解消にはもってこいなの。特にオトロガーが訪ねて来た後とかね

漁師よ。調子の良い奴で、毎日私に会いに来る

いつも不潔なことを言うのよ。そのうち私の父に殴られるかもね

ああ、謎のお客様ね。夫のホルスガーが、あなたを見つけたのよ

何か買うつもりだったなら、ここに来たのは正解よ

浜辺に打ち上げられていたわ

ただ奇妙なことに、私達が見つけた時、あなたの服は乾いていた