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書籍

3.全旗海軍

ハイ・アイルで開始された作業は、可能な限り秘密裡に行われた。ベンドゥ・オロ男爵提督がスロードに手の内を明かすことを望むはずもなかった。艦隊に任命された最初の艦船はハイ・アイル周辺で既に存在していた海軍や巡回船団であり、それらが島を警備するために配備された。

当初、スロードはハイ・アイル周辺の活動を無視していたが、造船所が完成に近づくと、スラスとシストレスの間の海域で小競り合いが起こり始めた。スロードは島に対して大規模な先制攻撃を仕掛けることはなく、彼らが脅威を認識していなかったのか、それとも島を襲撃するのに十分な戦力がなかったのかは、未だに不明である。

造船所と港は第一紀2249年に完成した。タムリエルのあらゆる国で構成された大艦隊はすでに島を防衛するために配備されていた。これらの船が新しくオロに与えられた全旗海軍の基礎となった。島での設備やインフラの建設が完了すると、労働者たちはすぐに艦隊へ加えるための戦艦の建造に力を注いだ。広く布告が出され、船乗りや海軍兵士、船長として新造船に乗り込む志願者が求められた。

強大な統一艦隊を結成してスロードを粉砕するというベンドゥ・オロの夢は、実現に近づきつつあった。

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